京芋（たけのこ芋）とは？里芋に似た芋の特徴やオススメの食べ方を紹介！

煮物が定番とされている京芋ですが、煮物にもいろいろな種類があります。それに、京芋は味にクセがないので、ほかの調理方法でも十分おいしく食べられますよ。いろんなレシピを試して、自分好みの味を見つけてくださいね。ここからは、京芋のアレンジレシピについて紹介します。

煮物は京芋の定番料理です。京芋は里芋よりも身がよくしまっているため、煮崩れしにくいという長所があります。このため、多少煮過ぎても形がくずれず、見た目がきれいで味もよい煮物が作れるというわけです。京芋独特の甘味と食感を活かすために、味付けはシンプルなほうがよいでしょう。

1. 京芋は皮を剥き、1.5cm幅の輪切りにし、そこからさらに4等分の大きさに切っていく
2. 鍋にすべての材料を入れてから火を入れ、沸騰したら火を弱めてそのまま弱火でじっくり煮る
3. 京芋に竹串を刺してみて、スッと抵抗なく通れば完成

京芋を揚げ物にして食べるなら、揚げ物料理の定番でもある唐揚げがおすすめです。甘辛い下味をつけて、カリッと揚げる唐揚げは、京芋の甘味とねっとりホクホクの食感に、とてもよくあいますよ。下味は薄めにして、塩をかけて食べてもおいしいです。

1. 京芋は適当な大きさに切り、水にさらしてから下茹でしておく
2. 京芋を下茹でしている間にだしをとり、薄口醤油、砂糖、みりん、塩で味付けする
3. だし汁に下茹でが終わった京芋を入れて、落とし蓋をして弱火で煮ふくめる。
4. 京芋が煮崩れしないうちに火を止め、冷ます
5. だし汁をきった京芋に粉をまぶし、180℃～200℃の油で揚げる。器に盛りつけて完成

ポテトサラダは芋料理の定番で、人気の高い料理でもあります。基本はジャガイモを使いますが、京芋で作るポテトサラダもおいしいですよ。材料を混ぜるときは、必ず水気をよくきっておきましょう。水気が残っているとベチャベチャになってしまい、サラダの味が損なわれてしまいます。

1. 京芋は皮を剥き、柔らかくなるまで茹でる。その後は水気をきってから潰す
2. 玉ねぎはみじん切り、きゅうりは薄切りにしてから、塩もみしてしばらく置く
3. にんじんはみじん切りにして、レンジ加熱で柔らかくしておく
4. 潰した京芋に、塩コショウとマヨネーズを加えて混ぜる
5. 京芋と調味料が混ざったところで、にんじんと水気をきったコーンを入れる
6. 塩もみして水気をきったきゅうりと玉ねぎを入れ、混ざったら完成

衣をつけて揚げた豆腐に、あたたかいつゆをかけて作る揚げ出しは、豆腐以外の食材でもおいしい料理です。もちろん、京芋でもおいしく作れますよ。京芋特有の優しい甘味とホクホク食感は、サクサクの衣とホカホカのつゆに、とてもよくあいます。このレシピでは味の決め手となるつゆを、麺つゆを利用することで、簡単においしく作れるものに仕上げています。

1. 京芋は下茹でしてから水気をきり、片栗粉をまぶす
2. 粉をまぶし終わった京芋を、180℃の油で揚げていく
3. 水、麺つゆ、おろしショウガを鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる
4. ひと煮立ちさせたつゆに、揚げた京芋を入れて、さらにひと煮立ちさせる
5. 器に盛り付け、浅葱を飾って完成

京芋は炊き合わせとも相性がよい食材です。複数の食材を薄味で煮込み、盛り付ける炊き合わせは少し手間がかかりますが、コツをつかめばそれほど難しい料理ではありません。炊き合わせは複数の食材を使うため、組み合わせ次第で彩りも栄養バランスもよくなります。ぜひ日頃の食卓に取り入れたい料理ですね。

1. 京芋は食べやすい大きさに切って、下茹でする
2. 鶏肉は食べやすい大きさに切って、酒をまぶす
3. 鍋に水と京芋を入れ、沸騰したら鶏肉を加える
4. 鶏肉のアクを取りながら火を通していく
5. 麺つゆを加えてひと煮立ちさせ、具材に味を染み込ませるために、火を止めてしばらく置く
6. 食べる直前に冷凍インゲンを加え、ひと煮立ちさせたら完成

京芋はほかの芋類と比べると、あまりなじみがありませんが、煮崩れしにくくて煮物に最適という、素晴らしい長所を持つ野菜です。もしも手に入ったなら、おいしい煮物作りに使ってみましょう。もちろん、ほかの料理でもOKですよ。おうちの食卓のランクアップにお役立てくださいね。