冬のホワイトガーデンにおすすめの植物
花数が少なくなる冬の花壇では、プランターや植木鉢で白い花の寄せ植えを作り、ホワイトーガーデンを楽しみましょう。冬の白い花にはハボタン、スイセン、常緑性の原種クレマチスなどがあります。花数の少なさはシルバーリーフなどを使って補うとよいでしょう。
小型
パンジー/ビオラ
パンジーやビオラは冬のプランターのメインとして、また春の花壇の縁取りとしても大活躍します。花弁もシンプルなものやフリル状のものなど多彩なため、大きさや花の形状の違う品種を混植するのもよいでしょう。
開花時期 | 10月下旬~翌5月中旬 |
草丈 | 10~30cm |
分類 | 一年草 |
特徴 | 耐寒性あり、初心者向き、品種豊富、開花期間が長い、縁取り向き |
プリムラジュリアン
開花期間がとても長いプリムラジュリアンは、冬のホワイトガーデンには欠かせない存在です。よく流通している中心の黄色いもののほかに、バラ咲きの「フラッシュホワイト」とよばれる品種もおすすめです。
開花時期 | 11月~翌4月 |
草丈 | 5~20cm |
分類 | 宿根草(一年草扱い) |
特徴 | 常緑性、開花期間が長い、縁取り向き |
中型
ノースポール
草丈の低いマーガレットを思わせるノースポールは、冬の花壇の定番の植物です。シーズンの最中でも周囲にこぼれ種で広がっていくほど強健で、思わぬ場所から芽を出すこともあります。また、多花性のため枯れた花が目立ちます。花がらは早めに摘み取りましょう。
開花時期 | 12~翌5月 |
草丈 | 15~30cm |
分類 | 一年草 |
特徴 | 初心者向き、開花期間が長い |
ホワイトガーデンにあわせたいシルバーリーフ
白い花と相性がよいシルバーリーフは、緑色の葉のなかでほどよいアクセントになります。注意点は、ホワイトガーデン用に選んだシルバーリーフの葉色は気に入ったものの、咲く花の色が白以外で目立ってしまうことがあることです。イメージが違いすぎる場合は、花だけ切りとるのもひとつの手段です。
アサギリソウ
銀色の羽を思わせる細かい葉が美しいアサギリソウは、シルバーリーフとしてだけでなく、夏に咲くクリーム色の花もホワイトガーデンによく似合います。日当たりが好きな植物ですが高温多湿を嫌いうため、風通しをよくしておきましょう。
開花時期 | 8~9月上旬 |
草丈 | 20~30cm |
分類 | 宿根草 |
特徴 | クリーム色の花、縁取り、グランドカバー向き |
ヘリクリサム・シルバースノー
ヘリクリサム・シルバースノーは、厚みのあるシルバーリーフが美しい植物です。寒さや乾燥には強く高温多湿を苦手とします。ホワイトガーデンのなかで黄色の花が気になる場合は、枝すかしや切り戻しついでに思い切ってカットするのもよいでしょう。
開花時期 | 6~7月 |
草丈 | 30~60cm |
分類 | 耐寒性多年草 |
特徴 | 耐寒性あり、黄色の花、グランドカバー |
ホワイトガーデンでワンランク上の庭に
紹介した白い花の咲く植物はほんの一部で花木や球根、山野草などを含めると日本にはまだまだたくさんの白い花が流通しています。多くの種類があって目移りしてしまうかもしれませんが、ホワイトガーデンとなる庭のスペースと植物の育つスペースを考えて厳選しましょう。
出典:写真AC