12月15日の誕生花は?
12月15日の誕生花は「カトレア(黄色)」
ゴージャスな花姿とあざやかな花色で人気の洋ラン、カトレア(黄色)が12月15日(12/15)の誕生花です。カラーバリエーションが豊富で、香りのよい品種も多くあります。花の大きさや株の大きさも、園芸品種によってさまざまです。大輪系はギフトとして使われることが多いほか、ブーケやコサージュなどにしても見映えがしますよ。
名前 | カトレア |
園芸分類・形態 | ラン・多年草 |
原産地 | 中南米 |
開花の時期 | 品種によって異なる |
花の色 | 黄色、ピンク、白、赤、オレンジなど |
暑さ / 寒さ | 強い / 弱い |
特徴 | 常緑性、香りがある |
カトレアの特徴3選
特徴①収集者にちなんだ花名
カトレア(Cattleya)という名前は、イギリス人のウィリアム・カトレー氏が語源です。カトレア属の最初の収集者であり、最初に開花に成功した園芸愛好家でもあります。苦労して咲かせた花に自分の名前が残るのは、とても名誉なことですね。洋ランの中でも特に大輪で華麗な花が多いことから、カトレアは「ランの女王」とも呼ばれていますよ。
特徴②花色ごとにつけられた花言葉
カトレアの花言葉は「魔力」「魅惑的」です。圧倒されるような美しさから、これらの花言葉がつけられました。また花色ごとにもそれぞれ花言葉があり、今日の誕生花である黄色いカトレアは「魅力」です。そのほか、「成熟した大人の魅力(ピンク色)」「優美な女性(紫色)」など、いずれもポジティブでギフト向きのフレーズが並びました。
特徴③フォーマルフラワーとして人気
優雅で上品なカトレアは、パーティーや発表会、結婚式など、華やかなシーンでよく利用されます。ドレスを彩るコサージュや髪飾り、結婚や新築を祝うギフトなどに人気の「フォーマルフラワー」です。色彩やサイズが豊富で、好みやシーンにあわせてぴったりのものが選びやすいのも嬉しいですね。造花やジュエリーを飾るのとはまた違った、生花ならではの美しさが楽しめます。
カトレアの育て方
カトレアはもともと高い木に着生する植物で、根が濡れている状態が苦手です。雨のあとや梅雨時など、根が濡れっぱなしにならないように気をつけてくださいね。品種によってサイズ感に幅があり、ミディアムサイズやミニサイズは、家庭でも栽培しやすい大きさですよ。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、育て方のポイントを解説します。
育て方①栽培環境
カトレアは日光を好みます。一年を通して、日当たりのよい場所で栽培しましょう。初夏~秋は屋外で、30%程度の遮光を施しながらの管理が最適です。それ以外の季節は屋内の窓辺に移動させ、なるべく長い時間日に当てましょう。
育て方②水やり・肥料
カトレアの水やりは、メリハリをつけるのがコツです。春~秋の初めごろまでは、たっぷりと水を与えます。やや濡れていても問題ありません。晩秋~冬は乾かし気味の管理がおすすめです。つぼみが伸びてきたら、冬場も水切れに注意してくださいね。肥料は春に固形有機肥料を置き肥し、真夏まで1カ月ごとに交換します。液体肥料も同時期に施し始め、9月半ばまで週1回の頻度で与えましょう。
育て方③植え付け・植え替え
カトレアは水ゴケと素焼き鉢を使って植え付けるのが一般的です。水ゴケのほかには、ヤシ殻チップやバークを利用してもよいでしょう。植え替えは2年に1回のペースで、4月~5月、もしくは9月に行います。使用する鉢は、2年後には株がはみ出すくらいの、やや小さいサイズのものを選ぶのが最適です。
育て方④増やし方
カトレアは株分けによって増やすのが一般的です。植え替えと同じく、4月~5月と9月が適していますよ。根についた土を軽く払い落とし、ふたつの株に分けてください。なるべく春に行うのが望ましく、秋は春に株分けできなかったものだけ行いましょう。わざと株分けをせず、大株に仕立てることも可能です。
12月15日の誕生花(カトレア以外)
涼しげな花色が美しいアヤメ科の花「モレア」や、平安時代から日本人に親しまれてきた庭木「ボケ」も、カトレアと同じ12月15日の誕生花です。それぞれの特徴や花言葉について、くわしく見ていきましょう。そのほかにも、カラーやジンチョウゲ、キンセンカなど、さまざまな花が誕生花に設定されていますよ。
12月15日の誕生花①バラ
バラはアレンジメントや花束、プリザーブドフラワーなどギフトの定番として人気の花です。非常に多くの園芸品種を持ち、色彩や花形のバリエーションも豊富にあります。花言葉は色ごとに存在するほか、本数によってもつけられています。相手の好みや渡すシーンにあわせて、ぴったりのギフトに仕立てたいですね。
12月15日の誕生花②ボケ
葉よりも先に花を咲かせるという特徴を持つボケ(木瓜)は、庭木や切り花はもちろん、盆栽としても人気の高い花です。開花期は3月~4月ですが、冬に開花するものもあり、こちらは「カンボケ(寒木瓜)」と呼ばれています。暖かくなりはじめた頃に花を咲かせることから、「早熟」「先駆者」などの花言葉がつけられました。
12月15日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日といった、12月15日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日の谷川俊太郎さんは、日本を代表する詩人です。「二十億光年の孤独」「誰もしらない」などの代表作のほか、絵本「スイミー」をはじめとした外国文学の翻訳も数多く手がけています。
12月15日の誕生石
12月15日の誕生石は「ルビー」です。ラテン語の「ruder:赤色」を名前の語源とするように、美しい赤色をしています。最高級品とされるのはミャンマー産の「ピジョンブラッド(鳩の血)」や、タイ産の「ビーフブラッド(牛の血)」と呼ばれるものです。産地によって色合いが異なるので、好みの濃さや輝きを選ぶ楽しみもありますね。アクセサリーの流通も非常に多く、ギフトにもおすすめです。
12月15日生まれの有名人
12月15日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座はいて座、フランクで好奇心旺盛な人が多いといわれていますよ。
- いわさきちひろ(画家、絵本作家)
- 谷川俊太郎さん(詩人)
- 松尾スズキさん(俳優、劇作家)
12月15日の出来事・記念日
観光バス記念日
12月15日は「観光バス記念日」です。1925年、日本で初めての定期観光バス「ユーランバス」が運行を開始したことにちなみます。このバスは東京乗合自動車によるもので、皇居前から銀座を経由し、上野へ向かうコースを走ったそうですよ。娯楽の少ない当時、観光バスの登場で人々の心は非常に盛り上がったといわれています。
「古都京都」世界遺産に登録
1994年12月15日は、「古都京都」がユネスコの世界文化遺産に登録された日です。京都府と滋賀県の17カ所に点在する寺社や城郭が、あわせて登録されました。当時の様子を想像できる建造物の数々は、何度訪れても感動がありますね。
カトレアは女王の名にふさわしい花
ゆったりと優雅な咲きぶりが魅力的なカトレアは、「ランの女王」の異名を持つ美しい花です。花色や花形、サイズも多彩で、お祝いの席やギフトにも非常に人気があります。1輪でも抜群の存在感で、その場の雰囲気を一気に華やいだものにしてくれますよ。「魅力」や「優美な女性」などの花言葉も、もらって嬉しいフレーズばかりですね。
出典:写真AC