ガーデニングでよくあるトラブル10選!ベランダでの園芸も迷惑になりうる?

ガーデニングでよくあるトラブル10選!ベランダでの園芸も迷惑になりうる?

近年、自宅の庭やベランダでガーデニングを楽しむ人が増えてきました。しかし人によってはガーデニングを迷惑と感じることがあるため、トラブルのもとになってしまうケースもあります。発生しやすいトラブルや、迷惑にならないためのポイントを確認してみましょう。

記事の目次

  1. 1.ガーデニングはトラブルにもなる?
  2. 2.ガーデニングでよくあるトラブル
  3. 3.ベランダガーデニングでよくあるトラブル
  4. 4.ガーデニングで気をつけるべきこと
  5. 5.ガーデニングライフを楽しもう

ガーデニングはトラブルにもなる?

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園芸が趣味の人にはガーデニングは癒しともいえますが、植物が苦手な人にとっては悩みの種となり、ご近所トラブルに発展することがあります。常緑樹や草丈の低い植物を選ぶなど、近隣への配慮もしながら、ガーデニングを楽しみましょう。

ガーデニングでよくあるトラブル

フリー写真素材ぱくたそ

ガーデニングでは四季折々の花を植えたり、シンボルツリーを植えたりとさまざまな楽しみがあります。広い庭付き一戸建てだとしても、トラブルにならないように気をつけたいですね。

トラブル①落ち葉が飛んでくる

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落ち葉は、放っておくと虫がわく原因になります。また風に乗って飛んでいきやすいため、隣人宅の庭や玄関先などを汚す可能性もあり、迷惑をかけてしまいます。とくに秋~冬にかけては落葉樹が葉を落とすシーズンです。落ち葉だらけの家は景観も悪くなるため、早めに片づけましょう。

トラブル②においがする

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植物の香りは園芸好きにはたまらないものですが、苦手とする人もいます。肥料や土などもにおいトラブルのもととなる場合があるので、注意が必要です。ガーデニングや家庭菜園では、においの少ない植物を選ぶ、牛ふんなどの肥料は控えるなどご近所への配慮も大切です。

トラブル③虫がわく

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虫は花粉を運んでくれるなど、植物にとってはなくてはならないものです。しかし、バケツや植木鉢の受け皿に水をはったままにしておくと、蚊がわいてしまいます。また、落ち葉や枯れ枝を放置しておくことは、白アリをはじめとする害虫発生の原因になります。ハチなどの危険な虫が飛んでくる可能性も考えられるので注意が必要です。ときには虫が大量発生して、隣人の家の中にまで侵入してしまうこともあります。

トラブル④鳥や動物がくる

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園芸や家庭菜園はスズメやカラスなどの鳥や、サルなどの動物がやってきて荒らされることがあります。鳥のフンは家を汚すだけでなく病気を引き起こし、動物は人を襲い民家の中に侵入してくる可能性があるため大変危険です。危険動物が出やすい地域では、家庭菜園は控えましょう。

トラブル⑤枝や根が邪魔をする

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伸びすぎてしまった木の枝などは、ケガや事故につながります。定期的に剪定をして、成長しすぎないように心がけましょう。また、ミントのような根が発達しやすい植物も注意が必要です。土を介して隣近所へ侵入し、庭を荒らしてしまいます。

トラブル⑥花粉が飛ぶ

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植物から飛び散った花粉は、洗濯物を汚したり花粉症を引き起こす原因になったりします。花粉はいろいろな植物から1年中飛散しているため、花粉が少ない植物を選ぶなど心配りをしましょう。

ベランダガーデニングでよくあるトラブル

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マンションやアパートのベランダでガーデニングを楽しむためには、ルールを守って決められた範囲の中で行うのがマナーです。一軒家以上に隣人への配慮が必要なので、起こりうるトラブルを防ぐためのマナーを確認しておきましょう。

トラブル①配水管が詰まる

出典:写真AC

配水管が詰まる原因は、落ち葉や植木鉢からこぼれた土が排水溝にたまるためです。マンションやアパートのベランダでガーデニングを楽しんでいる家庭に多く、隣人トラブルにつながりやすい事案でもあります。土や落ち葉はこまめに掃除をして、配水管が詰まらないようにしましょう。目の細かいネットを使うと、掃除が楽になりますよ。

トラブル②風でネットや鉢が飛んでくる

Photo by misawakatsutoshi

風が強い日には、葉や花びらが飛びやすくなります。暑さをしのぐためのグリーンカーテンも風に飛ばされる可能性があるため、しっかり固定して飛ばないように気をつけてください。また、台風の影響により、植木鉢が飛んでしまう場合もあります。風で飛んできた植木鉢はケガや事故につながるので、注意が必要です。植木鉢もしっかり固定したり家の中に取り込んだりして、風に飛ばされないよう対策をしましょう。

トラブル③植木鉢が落下する

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植木鉢を外側に置くのは避けてください。道路側に落下すると、通行人にケガをさせてしまう危険性があるためです。またハンキングタイプのものも落下の可能性があるので、注意してください。ハンキングタイプのものや植木鉢は落ちにくい内側に置きましょう。

トラブル④水が降ってくる

Photo bymanfredrichter

水やりは下の階のベランダを濡らしたり、駐車場の車に水をかけてしまったりすることが考えられるため、慎重に行いましょう。水やりは植物を潤すためにも欠かせないことですが、隣人トラブルのもとになります。自分のベランダから外にはみ出さないなどの配慮が大切です。

ガーデニングで気をつけるべきこと

フリー写真素材ぱくたそ

ガーデニングで気をつけるべきことは、近隣住民に迷惑をかけないことです。園芸が趣味な人同士なら、ガーデニングは話のタネになり会話のきっかけにもなるでしょう。こまめな手入れは植物を守ることにも繋がります。

①剪定をする

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剪定をすることは、庭木や花が隣家へ侵入するのを防ぐだけでなく、植物の成長のためにも大切です。植物にあった適切な時期に剪定を行いましょう。花粉が飛散する量もおさえられます。剪定を行う前は、近所へひと声かけておくのがよいでしょう。剪定した枝などはすみやかに回収して、ゴミ出しの日まで自宅の敷地内に保管しておくのが鉄則です。

隣の家の木の枝が侵入してきて邪魔だよ、伸びてきた分はうちで切ってもいいよね?

ボタ爺

ボタ爺

近所の木の枝を許可なく切ることは、法律で禁止されているよ。邪魔で困っているなど明確な理由がある場合は、その旨を相手に伝えて切ってもらおうね。

②敷地内で楽しむ

Photo by sabamiso

ガーデニングは、自分の家の敷地内で楽しむのがマナーです。プランターを幅いっぱいに並べて境界線をまたいだり、園芸道具も隣家の壁に立てかけたりするのはやめましょう。アパートなどの共有スペースに、私物を置かないのもマナーですよ。

道路にもはみ出さないように!

植木鉢や土、園芸道具が道路にはみ出ていると通行の妨げになり、交通トラブルを招くことになりかねません。とくに一軒家にお住まいの方は、道路上にはみ出さないように気をつけることも大切です。

③こまめに掃除をする

Photo by haru__q

落ち葉やこぼれた土など、ガーデニングは意外とゴミがでます。こまめに掃除をして、隣家に舞いこまないようにしましょう。壊れた園芸用品などはケガや事故につながる恐れがあるため、そのままにせずに早めに処分してください。敷地内をきれいに保つことは、防犯にも効果的です。

④避難経路を確保する

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マンションやアパートのベランダには、防火板や避難用のはしごが備えられています。とくに防火板は隣室との仕切りもかねており見落としがちですが、避難のための大切なものなので、植木鉢や園芸ラックでふさがないように気をつけましょう。また、床部分には地上へ避難するためのはしごがあるため、それらの場所をあらかじめ確認してからガーデニングを楽しんでください。

⑤重さに気をつける

出典:写真AC

ベランダは耐えられる重さが180kgまでと、建築法で決められています。重たい植木鉢だと数十kgあり、ベランダにタイルを敷いたりオブジェを置いたりすると、重量オーバーになってしまうでしょう。植木鉢や培養土は軽量タイプのものを選び、ベランダにはなるべくものを置かないのがおすすめです。

ガーデニングライフを楽しもう

Photo byJillWellington

ガーデニングは園芸が好きな人にとっては、楽しくてストレス発散にもなるでしょう。しかし、落ち葉やにおいなど近隣住民へ配慮しなければならないこともたくさんあります。植物を労わるのと同じように、ご近所への心配りもしながら、すてきなガーデニングライフを送りましょう。

ぺぺ
ライター

ぺぺ

ズボラ人間ですが、子育ての傍ら趣味でもあるガーデニングやDIYを楽しんでいます。日々、子どもと植物の成長を見守っています。

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