花留学する手段の選び方
①フラワーアレンジメントスクールから留学する
「花留学したいけど、どうしたらよいか見当がつかない」人には、日本のフラワースクールが募集している花留学コースに応募する方法がおすすめです。数日のお試し体験~数ヶ月の本格的なものまで、スクールによってさまざまなコースが用意されています。留学先選びや手続きなどサポートしてくれるため、手間も少なく安心して留学できます。
②海外のフラワーアレンジメントスクールを見つける
行きたい国や学びたい内容が明確な人は、自分で海外のフラワースクールを探してみましょう。メリットとしては「日本のフラワースクールが募集していないスクールにも通える」「学びたい内容を厳選したコース選びができる」などが挙げられます。ただし、すべて自分で手配する必要があるため、手間と時間がかかるのが難点です。
③ワーキングホリデーを利用する
年齢や渡航先に制限がありますが、条件があう人であればワーキングホリデー制度を利用できます。現在ワーキングホリデー提携国は26ヶ国あり、花留学に人気のヨーロッパの国々やアメリカも含まれています。ワーキングホリデーで海外に行くと、語学学校に通いながら花の勉強や花屋でのバイトを経験できるため、特に若い人に人気です。
ワーキングホリデーとはなんですか?
ワーキングホリデーとは、日本と協定を結んだ国に、旅行だけでなく就学や就労、生活を目的とした滞在ができる制度のことです。18歳~30歳までの日本国民全員に権利があり、滞在許可は約1~2年おります。基本的には海外で旅行や語学勉強しながら働くことは許されていないため、貴重な制度といえます。
④とりあえず外国に行ってしまう
時間とお金に余裕があり英会話スキルがあるならば、とりあえず海外に行ってしまう方法もあります。現地に行って生活の基盤を作り、落ち着いたタイミングでフラワースクールを探して通うスタイルです。ただし、何も決めていない状態で海外に行くのは困難なので、「今後も海外で暮らしていきたい」と強く思っている人にのみおすすめします。
花留学をする前にチェックすべきこと
①費用
花留学にかかる費用は、スクール代だけではありません。渡航費や滞在費、食費などのほかにも、物品購入費や交通費、通信費など、さまざまな出費が予想されます。留学先で「お金が足りない」ということがないように、事前確認をしっかりしてください。
②ビザ
ヨーロッパでは6ヶ月以内、アメリカなら3ヶ月以内であれば、旅行ビザで滞在できます。ただし、語学留学を同時にする場合は、国によってビザ取得が必要になるため注意が必要です。国や地域、法改正などによって状況は変わるので、留学の1年前には渡航先のビザについて確認しておきましょう。
③保険
忘れがちですが、海外滞在中の保険の準備は重要です。短期の場合は旅行保険でもかまいませんが、中長期になる場合は留学保険やワーキングホリデー保険に加入しておくことをおすすめします。留学先で具合が悪くなったり事故に巻き込まれたりするケースは少なくないため、未加入のままの留学は止めましょう。
④言葉
留学先では英語でのやり取りが基本です。読み書きの能力よりもコミュニケーションをとる力が重要になるため、英会話に自信がない人はあらかじめスキルを身に着けておきましょう。現地で語学を学びながら花留学もできますが、集中力に自信がない人にはおすすめしません。フランスでは英語での授業がない場合があるので注意してください。
⑤生活環境
短期留学であれば、滞在先はホテルやB&Bで十分ですが、中長期になるときは住まいの確保をしておきましょう。スクールによっては住居の手配をしてくれるところもあるため、前もって確認してください。そのほかにも「自炊できるキッチンがあるか」「Wi-Fi環境が整っているか」「治安は大丈夫か」などのチェックも忘れずにしましょう。
B&Bとはなんですか?
B&Bとは「Bed & Breakfast」の略で、文字通り宿泊と朝食がセットになっている宿のことです。日本でいう民宿のような存在で、簡素なタイプのものが多いです。
フラワーアレンジメントを学びに花留学してみよう!
今回ご紹介したヨーロッパ諸国やアメリカのほかにも、花留学の行き先はたくさんあります。言葉も文化も違う環境に身を置き、現地の人やさまざまな国からの留学生と触れ合えるのも花留学の魅力の一つです。楽しく安全に花の知識や技術を学ぶためにも、下調べや事前準備をしかりして、ぜひ花留学に行ってみてくださいね。
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