しろ菜のおいしいレシピ6選
レシピ①しろ菜のおひたし
おひたしはしろ菜料理の定番料理です。簡単に作れて時間もかからないため、副菜はもちろん、「あと一品」というときにも重宝します。上手に作るコツは、しろ菜の白く硬い部分と、葉っぱのやわらかい部分を時間差で煮ることです。しろ菜がないときは、白菜や小松菜でもおいしいおひたしができますよ。
材料 (3~4人分)
しろ菜1パック
薄あげ 大1枚半
☆ほんだし(顆粒)大さじ1
☆みりん、醤油各大さじ1
☆ごま油大さじ1
水300cc
かつおぶし適量
- しろ菜は洗って葉と茎にわけ、3cm幅に切る
- お揚げは細切りにする
- 鍋に水を入れ、☆調味料を加えて火にかけ、お揚げを入れる
- 煮立ったところで、しろ菜の固い部分を入れ、やわらかくなったところで葉を入れる
- 15分ほど煮込んでから火を止める
- 冷めていく過程で味が染み、整っていく
- 皿に盛りつけ、かつおぶしをトッピングしてできあがり
レシピ②しろ菜の和え物
和え物は、おひたしと並ぶしろ菜の定番料理です。簡単で時間もかからない点も魅力でしょう。和え物にもいろいろな種類がありますが、このレシピではゴマ和えを採用しています。しろ菜のクセのない甘味にゴマの風味がよくあいますよ。ご飯にもぴったりです。
材料 (1人分)
しろ菜100グラム
醤油大さじ1
みりん大さじ1
すりゴマ大さじ1
- しろ菜は下ゆでしたら、一口大に切る
- 材料すべてを混ぜ、容器に盛りつけたらできあがり
レシピ③しろ菜とさつま揚げの炊いたん
「炊いたん」とは、京都を中心とする関西で「炊いたもの」を意味する方言です。煮物と非常によく似ていますが、煮物はたっぷりのだしや煮汁で煮込むのに対して、炊いたんはひたひたのだしや煮汁で、ゆっくりと素材に煮含めていくという違いがあります。このレシピでは、うま味たっぷりのさつま揚げとめんつゆを利用して、手軽でおいしい料理に仕上げています。
材料 (2人分)
しろ菜一束
しろ菜を茹でる熱湯1リットル
しろ菜を茹でる塩小さじ1
さつま揚げ6個
めんつゆ4倍濃縮大さじ2
水400cc
あれば彩りににんじん3センチ分千切り
- にんじんは千切りにして、水を少し加えてから600wの電子レンジで30秒間加熱する
- しろ菜は洗ってざるにあける
- 鍋に湯を沸かし、沸騰したところで塩を入れる
- 沸騰した湯にしろ菜を茎から入れる
- 茎を入れて30秒ほどしたら葉を入れ、10秒ほど経過したら引き上げる
- ゆで上がったしろ菜をざるにあけ、食べやすい大きさに切る
- さつま揚げを食べやすい大きさに切り、400ccの水といっしょに鍋に入れて火にかける
- めんつゆとしろ菜を加え、中火よりやや弱めの火で3分煮る
- にんじんを加え、さらに3分煮る
- 火を止めてアルミホイルで蓋をして、そのまま自然に冷ます
- 人肌程度に冷めたら皿に盛りつけてできあがり
レシピ④しろ菜とツナの中華風炒め
しろ菜とツナで作る中華風の炒め物です。すぐに火が通る材料を使っているため、短時間でできあがります。非常に簡単なレシピですが注意する点は、しろ菜を炒めている途中で出てくる水分です。水分が多い場合はフライパンから水分を捨ててしまいましょう。味つけは好みにあわせて調整してくださいね。
材料
しろ菜1束
ツナ缶1缶
ごま油大さじ1〜お好みで
鶏ガラスープの素小さじ1〜お好みで
砂糖小さじ1/3〜お好みで
塩コショウお好みで
- しろ菜は洗って食べやすい大きさに切る
- ツナ缶は油と水気を切っておく
- 熱したフライパンにごま油を敷き、しろ菜を炒める
- しろ菜に火が通ったらツナを加える
- 鶏がらスープと砂糖を加え、さっと炒める
- 塩コショウで味を調え、皿に盛りつけたらできあがり
レシピ⑤しろ菜とツナのサラダ
下ゆでしたしろ菜のサラダです。材料4つだけのシンプルなサラダは、副菜にぴったりですよ。ごま油を使うので、ツナは油を切っておきましょう。仕上げにブラックペッパーを加えると、味が引き締まりますよ。しろ菜以外では、ホウレン草やチンゲンサイでもよくあいます。
材料
しろ菜1袋(3把くらい)
ツナ(油缶)1缶
ごま油小1
塩昆布10g
- 鍋に水を張って火にかける
- 沸騰したら塩(分量外)を入れて、しろ菜を2分~3分ゆでる
- しろ菜がゆで上がったらザルにあけ、流水で粗熱を取る
- しろ菜を絞って水分を取り、3cm~4cm幅に切る
- ボウルにすべての材料を入れ、混ぜあわせてできあがり
レシピ⑥しろ菜の味噌汁
しろ菜と油揚げを使ったシンプルな味噌汁です。天然だしパックを使って本格的な味に仕上げています。しろ菜のあっさりした甘味は味噌にぴったりですよ。ジューシーな油揚げを加えることで、食べ応えのある味噌汁に仕上がります。味噌と塩の分量は好みで調整しましょう。
材料
白だし400cc
しろ菜80g
油揚げ(刻み揚げ)30g
味噌適量
塩適量
- しろ菜は洗ってから食べやすい大きさに切る
- 油揚げは熱湯をかけて油抜きしてから、食べやすい大きさに切る
- 鍋に600ccの水と天然だしパック1袋を入れて火にかける
- 強火で沸騰させた後、中火で5分加熱する
- 鍋にしろ菜と油揚げを入れ、材料に火が通ったら火を止める
- 味噌を溶かし入れ、味を整えたらできあがり
しろ菜の栄養
栄養①βカロテン
しろ菜には栄養成分βカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は老化の原因となるため、βカロテンにはアンチエイジング効果が期待できるでしょう。また、βカロテンの一部は体内に入ると、ビタミンAという別の栄養成分に変わります。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるため、肌や髪の健康維持効果が期待されています。
βカロテンは緑黄色野菜のほか、柑橘類やスイカにも豊富に含まれているよ。
栄養②カリウム
しろ菜にはカリウムも含まれています。カリウムはナトリウム(塩分)とともに細胞の浸透圧の調整を行う栄養成分です。この2つの栄養成分のバランスが崩れると、高血圧やむくみといった体調不良を引き起こすといわれています。カリウムは余分なナトリウムを排除し、細胞の浸透圧を正常値に整える働きがあるため、高血圧やむくみの予防効果が期待されます。
カリウムはおもに野菜、果物、豆類に含まれている栄養成分だよ。特にバナナやほうれん草、大豆が有名だね。
栄養③カルシウム
しろ菜に含まれるカルシウムはミネラル分の一種で、骨の生成に欠かせない栄養成分です。骨を丈夫にする働きも持っています。イライラを鎮める効果もあるとされるため、精神の安定化も期待できる栄養成分でもありますよ。
カルシウムは小魚や牛乳に含まれていることで有名な栄養成分ですが、しろ菜や小松菜のような野菜にも豊富に含まれているんですよ。
栄養④ビタミンC
しろ菜にはビタミンCも含まれています。ビタミンCは抗酸化作用のほか、風邪の予防や肌荒れの防止、疲労回復に効果がある栄養成分とされています。また、骨や腱の結合タンパク質であるコラーゲンの生成にも必要な栄養成分です。このためビタミンCが不足するとコラーゲンが生成されず、骨や血管がもろくなってしまうといわれています。
16世紀~18世紀の大航海時代の船乗りたちは、壊血病という体内の各器官に出血性の障害が発生する病気に苦しめられていたんだ。
壊血病の大きな原因はビタミンC不足です。現在と違い、当時は航海中に新鮮な野菜や果物を摂取するのが難しかったのです。
しろ菜をおいしく食べよう
白菜の仲間のしろ菜は、アクもクセもなく扱いやすくて食べやすい野菜です。しかし、繊細で傷みやすいことから、産地である大阪や京都近辺以外ではあまり流通していません。このため地域によっては、食べられる機会が少ない野菜でもあります。手に入ったときは、おひたしや炒め物など好きな料理に利用して、あっさりした甘味と食感を堪能してくださいね。
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βカロテンは緑黄色野菜に豊富に含まれていることで有名です。特にニンジン、カボチャ、ブロッコリーが有名ですね。