開院祝いに贈る観葉植物の選び方
観葉植物は形も大きさも生育環境もさまざまです。好みにあう観葉植物を選ぶことはもちろんですが、生育環境や相手の条件にあった観葉植物を適切に選ぶことも大切です。正しい選び方をすれば、相手にぴったりな観葉植物に出会えるでしょう。さまざまな種類の中から、観葉植物を選ぶいくつかのポイントを紹介します。
選び方①広さ
置きたい場所にあう大きさの観葉植物を贈りましょう。葉が広がるモンステラのような植物は意外と場所をとるのでゆったりとした広い場所向き、ドラセナやユッカなどは広がらないので場所を選びません。背丈の小さい観葉植物なら移動も簡単です。また玄関など外に近い場所であれば、気温の変化にも強い品種がおすすめです。事前に相手に置く場所を確認しておきましょう。
選び方②日常の管理がしやすい
観葉植物は贈った後も手入れが必要になります。「すぐに枯れてしまった」「元気がなくなってしまった」「水やりが大変」「葉が落ちる」など、管理が大変だと忙しい相手の手を煩わせてしまうことになります。そこで贈る観葉植物には、なるべく手入れの手間がかからないものを選びましょう。贈り物に人気の観葉植物の多くは、水やりの頻度が少ないなど比較的手入れしやすいものが多いです。
選び方③日当たりと温度
観葉植物にはそれぞれにあった生育環境があります。観葉植物をより長く楽しんでもらうには、日当たり、温度、湿度など贈り先の環境にあわせて選ぶことも大切です。観葉植物を置く場所が日当たりがよく暖かい場所か、窓がなく日当たりがない場所か、など環境にあわせて選びましょう。耐陰性や耐寒性があるもの、乾燥に強いものは比較的どんな場所でも育ちやすく安心です。
選び方④葉の形
観葉植物にはユッカのように、葉が尖った形のものがあります。尖った葉はスタイリッシュな魅力があり、観葉植物としても人気です。しかし人通りの多い通路や小児科などに葉が尖った観葉植物を置くことは、安全面を考慮すると避けた方がよいかもしれません。丸く柔らかい葉の観葉植物なら、見た目にも触れたときにも優しく安心ですね。
選び方⑤風水や花言葉
花と同じように観葉植物にも花言葉があります。例えばパキラは「快活」「勝利」、ドナセラは「幸福」、サンスベリアは「永久」「不滅」などです。明るい花言葉は新たな門出を祝うメッセージとして、気持ちがより伝わりますね。風水に関しても金運アップ、繁栄、魔除けなど、縁起のよい意味をもつ観葉植物があります。お祝いの気持ちを込めた花言葉や風水を、参考にして選んでもよいですね。
開院祝いに観葉植物を贈る際のマナー
開院祝いを贈る際には、そのシーンにふさわしいマナーがあります。マナーを考えることは、相手に対する礼儀であり思いやりの心を持つことです。開院祝いを贈る側も贈られる側も、お互いが気持ちよくやりとりができるとよいですね。大切な人に観葉植物を贈る際には、マナーを守って贈るとより一層喜んでもらえるでしょう。
衛生面について
観葉植物や花などの生き物は、衛生面を考慮して院内に持ち込めない病院もあります。マナーとして、お祝いに観葉植物を贈ってよいかを事前に確認しておくことが大切です。病院に観葉植物や胡蝶蘭、フラワーアレンジメントを贈る際には、患者さんへの影響も十分に考慮します。樹液や花粉でアレルギーになったり、香りの強さで不快になったりしてしまうことへも配慮しましょう。
届けるタイミング
観葉植物など院内に飾るものは、開院の前日か開院当日の午前中に届くようにするのがマナーです。また、内覧会がある場合は、内覧会の前日か当日の午前中までに届くようにします。前日や当日は準備に慌ただしいことも予想されるので、届く時間に受け取りが可能かも事前に確認しておくことがおすすめです。
立て札をつける
開業祝いの観葉植物を贈る際のマナーとしてつけるのが立て札です。立て札には「贈り先の名」「送り主名」「祝御開院」など記入し鉢に差します。立て札をつけることで贈り主が一目でわかり、お祝いの気持ちが一層伝わりやすくなります。立て札は購入した店舗で相談しつけてもらいましょう。個人で贈る場合はメッセージカードをつけるのもよいですね。
ラッピングの色
開業祝いという華やかなシーンではありますが、観葉植物の贈り先が病院であることを考えると、マナーとしては院内の雰囲気にあった落ち着いた色のラッピングがおすすめです。患者さんにリラックスしてもらえる空間を演出でき、インテリアに馴染むかたちであれば、贈り先でも喜ばれます。また観葉植物の鉢や鉢カバーも色を意識して選ぶとよいですね。
開院祝いに観葉植物を贈り気持ちを伝える
開院祝いにおすすめの観葉植物には、たくさんの種類や品種があります。選び方のポイントを参考に、ぜひ素敵な観葉植物を見つけてみてください。相手を思った特別な観葉植物が、きっと見つかるでしょう。マナーと思いやりのある心づかいで相手に寄り添い、お祝いの気持ちを上手に伝えましょう。
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