美味しい桃の食べごろはいつ?柔らかさ・香り・色など見分け方を解説!

美味しい桃の食べごろはいつ?柔らかさ・香り・色など見分け方を解説!

春から初夏にかけて、八百屋やスーパーで甘い香りがすると桃の季節だと感じる方もいるでしょう。桃といっても種類が多く、いつが食べごろなのか、どうなったら食べごろなのか、よくわからない場合があります。桃を美味しく食べるために、見分け方を知っておきましょう。

記事の目次

  1. 1.桃は品種が多い
  2. 2.桃の食べごろはいつ?
  3. 3.極早生種
  4. 4.早生種
  5. 5.7月~8月が食べごろの種類
  6. 6.8月~9月が食べごろの種類
  7. 7.極晩生種
  8. 8.桃の食べ方
  9. 9.食べごろを見極めて美味しく桃を食べよう

桃は品種が多い

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桃は品種の多い果物で、近年100種類以上あるといわれています。枝変わりで新種が発見されたり、日々品種改良が進んだりして新種が誕生し、同じ品種でも育った地域の寒暖差や日当たりでも美味しい時期が変わってきます。柔らかさ、色や香りも違い、食べごろの目安も多岐にわたるため、好みの桃が見つかったら一番美味しい時期を見極めましょう。

ボタニ子

ボタニ子

「枝変わり」ってね、植物のある枝だけ本来の遺伝子と違う遺伝子を持つことらしいわ。珍しいの。

ボタ爺

ボタ爺

桃には枝変わりから生まれる品種もあるんだよ。栽培が難しいらしいがの。

桃の食べごろはいつ?

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食べ頃は限定できない!

桃の食べ頃は、種類によって美味しい時期が違います。とても早く収穫できる極早生(ごくわせ)から、春、夏を経て、晩秋~冬に差しかかる季節に実る極晩生(ごくばんせい)まで、真冬~初春以外はほぼ一年中生食で桃を楽しめます。目的の品種と種類が違っても、近い時期に美味しくなる品種も多くあるため、種類別に知っておくと桃をいつでも美味しく楽しめるでしょう。

美味しい桃の見分け方は基本的にはどれも同じ

おしりのようなくぼみが深すぎず、黄色でも赤でも全体的に色がついているものが美味しい桃です。くぼみの左右が対称で、傷がなく持ったときにずっしりとした重みがあり、甘い香りがする桃なら美味しさを存分に味わえますよ。

極早生種

はつおとめ

はつおとめは桃の中でも早く食べごろを迎える種類で、5月末~6月上旬に収穫されます。早生種の桃は小粒なのが特徴ですが、大ぶりの桃に負けず芳醇な香りを放ち、甘味もしっかりあります。硬い桃が好きな方は追熟せずに早めに食べるのがおすすめです。触った柔らかさを目安に食べましょう。柔らかい桃は皮も剥きやすいです。

甲斐トウ果17

甲斐トウ果17は、2018年に山梨で生まれた新しい桃です。早生のちよひめと八幡白鳳(やわたはくほう)をかけあわせて作った桃山梨6号に、日川白鳳(ひかわはくほう)をかけあわせました。肉質が硬いため、柔らかさを食べごろの目安にできません。香りが強くなったり皮の色が濃くなったりしたものが食べごろのサインです。

早生種

ちよひめ

ちよひめは、高揚白桃(こうようはくとう)とさおとめを掛け合わせた桃で、全体の6割を山梨県で生産しています。6月中旬~7月上旬が食べごろの早めに収穫される早生種です。早生種は小さくて硬さがあるものが多く、ちよひめも比較的硬さのある桃ですが、その分食感が優れています。皮の色がオレンジがかった濃いピンク色になったら食べごろです。

ボタニ子

ボタニ子

桃のおしりのラインから見て、左右が対称になっているのがよいものよ。選ぶ目安にしてね。

7月~8月が食べごろの種類

加納岩白桃(かのういわはくとう)

加納岩白桃は1983年に山梨で登録された桃で、当初は「栄白桃」と呼ばれていました。7月上旬~中旬が食べごろで、硬めの食感ですが繊維が少ないため食べやすいです。味はさわやかで甘すぎず、すっきりとしています。香りはそれほど強くありません。大きく育ちやすい品種で、大玉になると甘さが強くなるのも特徴です。甘いものを見分けるには大きさがヒントになるでしょう。

暁星(ぎょうせい)

暁星は7月下旬が食べごろの早生種に入る桃です。早生種にありがちなすっきりした甘さではなく、濃厚でしっかりしたうまさのある品種です。親に甘味の強いあかつきを持つのが理由です。小ぶりで色がとても鮮やかで濃紅色になります。食べ頃の暁星の皮には、「あわさび」と呼ばれる薄い黄色いほくろが出てきます。毛が少ないためよく洗って皮ごとかぶりつくのもよいでしょう。

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白鳳(はくほう)

白鳳は歴史が古い桃で、大正時代に作られました。「白鳳」と名前につく桃の種類はこの桃がベースになっていたり、変異したりしたものです。食べごろは7月上旬~8月上旬です。白鳳を購入するときは、産毛がびっしり生えているものを選びましょう。ずっしりと重いものがよいですが、デリケートなため触るときには丁寧に扱ってください。繊維も酸味も少なく、柔らかく果汁が多いのが特徴です。

浅間白桃(あさまはくとう)

浅間白桃は7月下旬~8月上旬に収穫される桃ですが、栽培がとても難しく、生産する人が激減している種類です。もとは「高陽白桃」という種類の枝変わりとして昭和40年代に発見されました。食べごろは皮がまんべんなく赤く染まったころです。浅間白桃は実もきれいな赤色をしています。大玉で甘味が強く、とろけるような食感の希少種です。

ボタニ子

ボタニ子

栽培が難しいからあきらめてる農家さんもいるらしいけど、浅間白桃が一番美味しい桃だっていう人が多いそうよ。

8月~9月が食べごろの種類

本白桃

本白桃は岡山が中心として生産している、古い品種の桃です。食べごろは8月上旬~中旬の、皮の青みが抜けて上品なクリーム色になったころ、ピンク色がついているものは茎の周辺の青みがとれたころです。甘さの奥にほんのりある渋みがほかの桃と違います。この渋みがあることにより、とろりと蜜のような甘さが引き立ちます。岡山で白桃といえば、この本白桃です。

川中島白桃(かわなかじまはくとう)

川中島白桃は晩生種で8月~9月が食べごろの桃です。部屋に桃の香りが漂い始めたら食べごろです。昭和38年、川中島の戦いで有名な現在の長野県の南部で発見されました。川中島白桃は大玉で実が硬めなのが特徴ですが、その分ほかの品種より日持ちがします。硬めでも甘さは豊かで、そのまま食べると食べ応えがあります。

ボタニ子

ボタニ子

どの桃にもいえることだけど、収穫しても桃は生きているの。だから日にちを置くと追熟がすすむのよ。

ボタ爺

ボタ爺

だから個体差があっての、柔らかくなるまで絶対何日ってはっきりはいえないんだよ。生き物だからね。

ボタニ子

ボタニ子

香りや色を見て、ちょっと触ってみて、まだかなって思うのも楽しいものよ。

黄金桃(おうごんとう)

黄金桃は川中島白桃の枝変わりから発生した、鮮やかな黄金色の桃です。全体的に黄桃は晩生種が多く、黄金桃も食べごろは9月の上旬ごろです。皮が赤いものもありますが、育て方の違いで色が変化します。果皮に袋をかけたものが黄金に、かけなかったものが赤く色づきます。どちらも実は黄色で、酸味と甘みのバランスがよく、濃厚な味と香りを楽しめる品種です。

ボタニ子

ボタニ子

濃厚な香りが強くなって、そっと触ったときに柔らかければ食べごろよ。

極晩生種

冬美白(とうびはく)

冬美白は中国原産の桃が突然変異して岡山で生まれた、とても珍しい桃です。名前のとおり色白で、食べごろは個体差もありますが、10月下旬~11月上旬です。赤磐市山陽地区の若手の生産者チームが冬にも食べられる美味しい桃をと、研究を重ねて生産しています。手に入れるには直接通信販売してもらいましょう。

ボタニ子

ボタニ子

新しい品種だから、まだわからないことも多いらしいわ。でも、甘くて美味しいんですって。

ボタ爺

ボタ爺

地元にしか出回ってないから、どうしても食べて見たかったら送ってもらうとよいの。1個3000円くらいするぞい。

ボタニ子

ボタニ子

硬めの桃なので届いて2日目でシャキシャキ、もう数日で少し柔らかくなるらしいわ。

桃の食べ方

簡単な切り方

桃の熟れ具合や、種類によっても多少違いますが、手をべたべたに汚さずに上手に桃を切る方法があります。桃のおしりの線にそってひとまわり包丁を入れてください。線の両側を持って桃を右は奥方向へ、左は手前方向へ(逆でももちろん可)くるりとまわすと、2つに割れます。片方に種がついているためフォークやナイフで掘り出し、あとはそのまま食べやすい形にカットしましょう。

ボタニ子

ボタニ子

食べる前によく洗えば、皮ごと食べても毛が気にならないわ。よく熟れてると皮は簡単に剥けるわよ。

ボタ爺

ボタ爺

手作りパフェやケーキを作るときの飾りつけによいぞ。黄桃と白桃を使うとよりカラフルで素敵だの。

桃を冷蔵庫で冷やそう

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桃は常温保存が基本です。冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと甘味が薄れて味が落ちてしまいます。ひんやりした美味しい桃を食べたい際は、食べる直前の1時間程度、冷蔵庫で冷やすとよいでしょう。暑い夏に、氷水につけるのも情緒があってよいですが、氷水で冷やす場合は15分程度がおすすめです。

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食べごろを見極めて美味しく桃を食べよう

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桃は品種によって収穫時期や美味しい時期が違います。しかし、基本的な美味しい桃の見分け方は、同じです。色、柔らかさ、香りをよく確認することが大切です。好みの桃の旬を知って美味しくいただきましょう。

ほおずき
ライター

ほおずき

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。高校生のときに観葉植物デビューをし、観葉植物歴は30年以上です。食べ終わった種を埋めておいたら巨大化したアボカドなどを含め、ガジュマルやコウモリラン、トックリランやウツボカズラなど、現在25鉢の観葉植物と暮らしています。春になるとバジルやシソなどハーブ類を育てるので、さらに鉢の数が増えるでしょう(笑)。

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