サンザシのドライフルーツ4選！お菓子にもなるスーパーフードの魅力も紹介

サンザシは、小粒の実にさまざまな栄養成分を含んでいます。生のサンザシの実は酸味が非常に強いため、甘味料で加工するのが一般的です。日本でも近年は、サンザシの豊富な栄養成分が注目されています。その影響もあり日本でもサンザシのドライフルーツは、通販や店舗での購入が可能です。

中国原産のサンザシ（山査子）は、10月初旬～10月中旬にかけて実を収穫します。収穫期を迎えたサンザシ畑周辺の市場では、生サンザシの購入が可能です。ただしサンザシの実は甘みがなく、フルーツには適していません。そのためドライフルーツや茶など、加工用として販売されています。

サンザシのドライフルーツは、実をつぶし、砂糖や寒天などで固めてから乾燥させるのが定番の作り方です。一般的なドライフルーツの作り方は、カットしたフルーツに砂糖をまぶし乾燥させます。ところがサンザシは、実の直径2cmと小粒です。そのためサンザシは、加工して成形する作り方が定番になりました。

中国食材専門店やドライフルーツ専門店では、形が残った状態のサンザシドライフルーツも販売しています。ただしこれはサンザシより実の粒が大きい、オオサンザシのドライフルーツです。市場ではオオサンザシのドライフルーツも、サンザシのドライフルーツとして販売されます。

サンザシのドライフルーツは、一般的なドライフルーツの作り方とは異なります。特に成形方法の違いによって、味や食感が左右されることもあるのです。サンザシドライフルーツの選び方のコツを知っておきましょう。

通販で購入できるサンザシドライフルーツの多くは、中国が生産地です。実が小さいサンザシですが、中国の東北地方（遼寧省、黒竜江省、吉林省）で栽培されるサンザシは、実が大きく生の状態でも味がしっかりしています。日本で栽培・加工している商品もありますが、流通量が少なく、通販でほとんど手に入りません。

サンザシのドライフルーツは、一般的なドライフルーツと違い、加工によって成形します。通販で購入できる商品の多くは、甘味料で煮詰めて成型するのが一般的です。またメーカーによっては、凝固材に寒天を使うことがあります。甘味料の内容や量、加工方法を確認することが、通販で失敗しない選び方です。

サンザシのドライフルーツは、加工方法や使用する甘味料の違いが味に影響します。流通している商品の多くは中国産なので、購入方法も通販サイトの利用が一般的です。口コミで「味に当たり・はずれがある」とのコメントが目立つサンザシですが、中国産でも、こだわって作られた商品は、素朴な味と食感が楽しめます。