ベビーリーフの育て方【管理のポイント】
ベビーリーフは水やりや肥料などの日常管理も簡単で、初心者でも気軽に栽培できます。室内で管理する場合は、エアコンの風にあたりすぎると用土の表面が乾燥しやすくなるため注意しましょう。また、夏は昼間に水やりをすると用土が蒸れやすくなります。朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをするのがポイントです。
水やり
ベビーリーフは水分を好むため、用土の表面が常に湿っている状態をキープするのがコツです。用土の表面が乾ききって、白っぽくなる前に水やりをしましょう。鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水を与えます。多湿の環境は苦手なため、受け皿に溜まった水はすぐに捨てて、用土が乾きやすい環境を整えてください。
肥料
ベビーリーフは種まきから収穫までの日数が短いため、早めに葉が充実するようにチッ素を多く含んでいる肥料を与えます。野菜用培養土やハーブ専用培養土を使用した場合は、用土に含まれている元肥のみで十分です。ホームセンターや園芸店では「ベビーリーフ専用肥料」も販売されています。
収穫
ベビーリーフの草丈が、10cm〜15cm程度まで成長したら収穫適期です。種まきをしてから約1カ月が目安で、成長スピードが速いため次々と収穫していきましょう。ベビーリーフの収穫は、株の外側から摘み取っていくのがコツです。中心部分から摘み取ると、新芽の伸びが悪くなるため注意してください。葉を傷つけないように茎の部分から丁寧に摘み取ります。
ボタニ子
ベビーリーフは、何回も収穫できるのが魅力です!外葉を摘み取って、どんどん新芽を成長させましょう。
ベビーリーフの育て方【病害虫対策】
ベビーリーフは収穫までの期間が短いですが、葉がやわらかく、虫にとっても大好物の野菜です。室内で育てている場合は害虫被害を受けにくいですが、屋外にプランターを置いて管理する場合は、しっかりと害虫対策をしておきましょう。
さび病
さび病は、カビの菌糸が原因で発生する病気です。感染した部分が黄色や茶褐色に変色するのが特徴で、葉の光合成が妨げられます。ベビーリーフは葉の部分を可食部として収穫するため、さび病にかかるとベビーリーフが収穫できません。肥料や水を与えすぎたり、風通しの悪い場所で管理していると、さび病に感染しやすくなるため避けてください。
アブラムシ
アブラムシは年間を通して発生しやすい害虫です。ベビーリーフの葉や茎に集団で寄生して、ベビーリーフの栄養分を吸汁しながら成長します。小さいプランターを使用している場合は、プランターごと水に浸して10分〜20分ほど放置するとアブラムシが窒息死します。屋外で管理する場合は、種まきをしてすぐに寒冷紗をかぶせ、アブラムシの発生を予防しましょう。
アオムシ
ベビーリーフのプランターを屋外で管理している場合に、注意が必要な害虫がアオムシです。モンシロチョウなどがベビーリーフの葉に卵を産み落とし、小さなアオムシがベビーリーフの葉を食害して穴だらけにしてしまいます。卵を産み落とされないように寒冷紗や防虫ネットを早めに施し、アオムシがいた場合はすぐに株から引き剥がしてください。
ベビーリーフを育ててみよう
ベビーリーフは、プランター栽培で気軽に育てられる栄養満点の野菜です。ベビーリーフを自宅で栽培すれば、採れたてのフレッシュなベビーリーフをサラダなどに利用できます。また、かわいらしいプランターや鉢で栽培すれば、おしゃれなインテリアグリーンにぴったりです。そんな魅力的なベビーリーフを、ぜひ育ててみてください。
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出典:写真AC