フィカスのレア種類【⑦~⑫】
レア品種⑦フィカス・トライアンギュラリス(バリエガータ)
南アフリカ原産のフィカス・トライアンギュラリスの特徴は丸みをおびた、小さい逆三角形の葉です。斑入りではないフィカス・トライアンギュラリスもあります。別名はバリエガータやハートボダイジュ、ハートの木、サンカクガジュマルなどで、バリエガータは斑入りという意味です。葉の落ちやすいフィカスのため、日当たりのよい場所で管理しましょう。
レア品種⑧フィカス・デコラトリコロール
インドゴムの木の枝変わりから生まれたのが、フィカス・デコラトリコロールです。枝変わりしていたものを切り取り挿し木して生まれた園芸品種で、インドゴムの木と似た形をしています。インドゴムの木に斑入りが少なく緑の葉が多いのに対して、赤味がかったクリーム色の斑入りの葉が美しいです。
レア品種⑨フィカス・ベルベット
フィカス・ベルベットは、別名にベルベットゴムという名前を持つフィカスです。中南米原産で、流通がとても少ない希少種です。茎はオレンジ色、葉は緑で全体に産毛が生えています。産毛は茶色とオレンジの中間のような橙褐色(とうかっしょく)で、触るとベルベットのようなふんわりとした感覚です。特に新芽や新しい茎ほど産毛が多く、古い葉になると産毛が薄れてきます。
レア品種⑩フィカス・ルビギノーサ
フィカス・ルビギノーサは、オーストラリア東部が原産のフィカスです。オーストラリア原産にもかかわらず、フランスゴムという別名を持つのは、フランス人が発見したからです。大樹になると葉の裏に茶色い毛が生えてくるため、学名に「rubiginosa(鉄さび色の)」がつけられました。和名は「小葉のゴム琵琶(こばのごむびわ)」で、ほかのフィカスに比べて葉が小さいのが由来です。
ボタニ子
ボタ爺
フィカス・ルビギノーサには斑入りの種類もあるらしいぞ。相当なレアものだの。
レア品種⑪フィカス・エラスティカジン
フィカス・エラスティカジンの葉の形はほかのエラスティカと似ていますが、斑入りなのが大きな違いです。新芽は赤く、開きだすと白くなります。そこからライムグリーン~イエローのグラデーションになり、散り斑という模様が入ります。近年になって開発された新しい品種で、流通も少なく生産量も少ないレアなフィカスです。
レア品種⑫フィカス・エラスティカアポロ
フィカス・エラスティカアポロは人気のある品種ですが、流通が少ないためレアな観葉植物でもあります。小ぶりでつややかな葉は、真上から見るとバラの花のように密になっています。フィカスのなかでは水を好むタイプで、葉水を与えると元気に育ちます。耐陰性がとても強く、成長がゆっくりなのが特徴です。
好みのフィカスの種類を見つけよう!
たくさん種類のあるフィカスは、基本的に初心者も安心して育てやすい観葉植物です。個体差や種類によって多少の違いはありますが、耐陰性が強いため室内でゆったり育られます。幹の形や葉の形もユニークで個性的です。プレゼントにも向いているといえるでしょう。好みにあったフィカスと出会えたら、ぜひ一緒に暮らしてみてください。
フィカス・ルビギノーサの樹液はとっても粘着性が高いんだって。