オージープランツの品種図鑑!日本で育てられるおしゃれな植物24選

オージープランツの品種図鑑!日本で育てられるおしゃれな植物24選

オージープランツとはオーストラリア原産の植物のことです。近年では日本でもさまざまな品種が輸入されるようになり、独特な形状からおしゃれな植物として注目されています。本記事では、そんなオージープランツのなかでも比較的育てやすい品種を24種厳選してご紹介します。

記事の目次

  1. 1.オージープランツとは
  2. 2.オージープランツ・多年草の品種6選
  3. 3.オージープランツ・低木の品種10選
  4. 4.オージープランツ・中木の品種4選
  5. 5.オージープランツ・高木の品種4選
  6. 6.オージープランツを使いこなそう!

オージープランツとは

Photo bypen_ash

オージープランツとはオーストラリアを原産とする植物の総称です。以前は切り花がメインでしたが、近年では鉢植えの状態でさまざまな品種が輸入されています。ワイルドフラワーと呼ばれるオーストラリア固有の花は、独特な見た目からも日本の在来植物とは大きく異なることがわかります。

ワイルドフラワーとは

園芸店などで、野生で育つ種のミックスシードが「ワイルドフラワーの種」として販売されていますが、オージープランツにおけるワイルドフラワーの意味は、南アフリカとオーストラリアを原産とする独特な形状の花たちの総称です。もとは野生種ですが近年では品種改良され、さまざまな色や形状の新品種が生み出されています。

オージープランツの育つ環境

Photo by Truque da Banana

オージープランツの育つ環境は地域によって違いがあります。オーストラリアの面積は日本の20倍以上です。北部の雨季と乾季のある熱帯地方、中央部の砂漠地帯、南部の冷温帯地方に分かれて、それぞれの気候が異なります。現在日本に輸入されているオージープランツは、オーストラリア南部のメルボルンやタスマニア周辺に生息するものが主となっています。

オージープランツの特徴

Photo byChesna

オージープランツは、オーストラリアの森林(ブッシュ)などに自生しています。降水量の少ない地域で育つ植物は日当たりと乾燥した環境を好むものが多く、日本で育てる場合、多年草であっても日本の寒さには耐えられずに一年草扱いとなっています。

オージープランツ・多年草の品種6選

多年草の品種①花かんざし

Photo by Macleay Grass Man

花かんざしは、まだ寒い時期から、園芸店やスーパーなどの店頭に鉢植えで陳列されます。ドライフラワーのような乾燥した手触りの白い花は、おしゃれなギフトとしても人気です。多湿に弱いので鉢植えで管理し、雨の日には室内や軒下などに取り込みましょう。

学名 Rhodanthe anthemoides
別名 ペーパーカスケード
分類 キク科ローダンセ属:常緑多年草(一年草扱い)
草丈 10~20cm
花色:花期 白(つぼみは赤紫):3~5月
耐寒暑性 耐寒性:普通 耐暑性:弱い

多年草の品種②ヘリクリサム

Photo byhansbenn

ヘリクリサムの固く乾燥した質感の花弁は、作り物のようで「貝細工」の別名が付けられています。多湿に弱いので乾燥気味に管理するとよいでしょう。暑さには強いので、開花期間は日当たりのよい場所で育ててください。

学名 Helichrysum bracteatum
別名 帝王貝細工 ムギワラギク
分類 キク科ヘリクリサム属:多年草(一年草扱い)
草丈 40~100cm
花色:花期 白、ピンク、黄、橙、赤:5~9月
耐寒暑性 耐寒性:やや弱い 耐暑性:強い

ヘリクリサム(帝王貝細工)の育て方!植え方から増やし方までの詳細!のイメージ
ヘリクリサム(帝王貝細工)の育て方!植え方から増やし方までの詳細!
ヘリクリサムは多年草の品種が多いものの日本では一年草とされます。暖地であれば越冬でき、種まきのほかさし木や株分けで増やせ、病害虫の心配も少なく丈夫で育てやすい植物です。今回はヘリクリサムについて、植え方から増やし方まで、栽培ポイントと併せて詳しくご紹介します!

多年草の品種③フランネルフラワー

出典:写真AC

フランネルフラワーは、柔らかなネル生地を思わせるおしゃれな花が人気です。鉢植えギフトの定番商品でもあります。日当たりのよい場所で乾燥気味に管理することが長持ちさせる秘訣です。常緑多年草ですが、日本の湿度の高い環境では短命と考えておいたほうがよいでしょう。

学名 Actinotus helianthi
別名
分類 セリ科アクチノータス属:常緑多年草
草丈 30~100cm
花色:花期 白、複色:4~6月、9~12月
耐寒暑性 耐寒性:弱い 耐暑性:やや弱い

フランネルフラワーとは?特徴・種類や上手な管理のコツをご紹介!のイメージ
フランネルフラワーとは?特徴・種類や上手な管理のコツをご紹介!
フランネルフラワーをご存知ですか?オーストラリアが原産のガーデニングフラワーで、花や葉がフェルトのようにふわふわとしているのが特徴です。開花時期が長く、寄せ植えや切り花としても人気があります。そんなフランネルフラワーの特徴や育て方などをご紹介します。

多年草の品種④カンガルーポー

Photo by RCoxxie

カンガルーの前足のような花を咲かせるカンガルーポーは、店頭ではあまりみられませんが、切り花や鉢植えなどが通販で流通しています。エキゾチックでインパクトのある花姿は、個性的なガーデニングにおすすめです。

学名 Anigozanthos
別名 アニゴサントス、キャッツポー
分類 ヘモドラム科アニゴサントス属:多年草
草丈 20~150cm
花色:花期 白、赤、橙、黄:4~6月
耐寒暑性 耐寒性:弱い 耐暑性:強い

カンガルーポーとは?アヤメにも似た花の特徴や育て方をご紹介!のイメージ
カンガルーポーとは?アヤメにも似た花の特徴や育て方をご紹介!
カンガルーポーはオーストラリア原産の多年草で、アニゴザントスとも呼ばれています。切り花としてはポピュラーですが、鉢植えで育てるには置き場所や水やりに工夫が必要です。この記事ではカンガルーポーの花の特徴や育て方について詳しくご紹介します。

多年草の品種⑤セルリア

出典:写真AC

セルリアは南アフリカ原産の植物ですが、オーストラリアでもさかんに栽培されています。花の開花期間は長く、一輪の花が1ヵ月以上咲き続けることもあります。切り花はブライダルブーケとしても人気です。

学名 Serruria
別名
分類 ヤマモガシ科セルリア属:多年草
樹高 1~2m
花色:花期 白、ピンク:12~4月
耐寒暑性 耐寒性:普通 耐暑性:強い

セルリアとは?どんな花?種類や特徴から増やし方など育て方を解説!のイメージ
セルリアとは?どんな花?種類や特徴から増やし方など育て方を解説!
南アフリカのほんの限られた地域でしか自然栽培が難しいセルリア。可憐で透き通るような美しい花の色、ネイティブフラワーらしい大ぶりの花姿は、見る者を虜にする魅力があります。セルリアの特徴や管理のコツなど、四季のある日本でセルリアを育てる秘訣をご紹介します。

多年草の品種⑥プチロータス・ジョーイ

Photo by JohnJennings995

日本では「プチロータス・ジョーイ」の名前で広く流通していますが、オーストラリアでは「ムラムラ」という名で親しまれている花です。種は簡単に購入できるので、ほかのオージープランツ同様、日当たりのよい場所で雨に当てないように栽培してください。

学名 Ptilotus exaltatus
別名 ムラムラ
分類 ヒユ科プチロツス属:半耐寒性多年草(一年草扱い)
樹高 30~100cm
花色:花期 ピンク:7~9月
耐寒暑性 耐寒性:普通 耐暑性:強い

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは低木の品種をご紹介します。

次のページ

オージープランツ・低木の品種10選

関連記事

Article Ranking