西洋シャクナゲとは？その特徴や育て方をご紹介！剪定や肥料のやり方は？

西洋シャクナゲの花言葉は「威厳」「荘厳」「危険」です。「威厳」と「荘厳」は、西洋シャクナゲの華麗で美しい花姿に由来しています。「危険」の花言葉は、西洋シャクナゲの葉や茎に有毒成分が含まれていることからつけられました。多くの園芸品種があり、花色も豊富な西洋シャクナゲですが、色別の花言葉はありません。

ここでは西洋シャクナゲの育て方について紹介します。植え付けや水やり、肥料や剪定の適期など、育て方の重要ポイントをしっかり把握して、美しく健やかに育てましょう。

西洋シャクナゲの植え付け・植え替えの適期は年に二回、春と秋です。月でいえば3月から4月、10月から11月にあたります。苗を植え付けたり、鉢植えで植え替えを行う場合は、根を傷めないように丁寧に行いましょう。植え替えの周期は2年に1回のペースで十分です。また、春に植え替えをする時は、開花が終わってからにするようにします。（開花中に行うと、枯れてしまう恐れがあり。）

西洋シャクナゲは日当たりのよい場所を好みますが、株元に直射日光が当たると生育障害を起こすことがあります。特に真夏の直射日光は苦手なので注意が必要です。日当たりはよいが、直射日光が当たらない半日陰がよいでしょう。木漏れ日の下などが最適です。鉢植えなら朝日の当たる涼しい場所がよいでしょう。寒冷紗などで直射日光を遮光するのもおすすめです。

西洋シャクナゲは根の張りが浅いため、乾燥しやすいのですが、過湿を嫌うので水のやり過ぎはNGです。地植えの場合は、真夏の高温期など、ひどく乾燥する時以外は水やりする必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が完全に乾いてから水やりをします。真夏の高温期は朝と夕方の2回、水を与えるようにしましょう。乾燥対策として、水やりの際に葉水をかけるのも効果的です。

西洋シャクナゲは枝が少ないので、刈り込みなどの強い剪定は必要ありません。剪定作業としては、内側に伸びた枝や細く弱った枝、混雑した枝などを除去する弱剪定で十分です。あとは咲き終わった花を摘み取る花がら摘みや、不要な芽を取り除く芽かき作業があります。芽かきは新芽が出る4月から7月頃が適期です。

「花木の女王」と呼ばれるほど美しい西洋シャクナゲは、種類も豊富です。好みの品種を見つけたら、ぜひとも綺麗に育て上げて、より一層美しいお庭づくりにお役立てくださいね。