山椒の増やし方
ボタニ子
山椒は種まきからでも挿し木でもどちらの増やし方もできるんだよね?でもわざわざ種まきをして実生させる利点ってあるのかな?
そうね、どちらの増やし方にもそれぞれの利点があるわ。種まきをして実生させた実生苗は、地中深くに根が張るといわれているわ。
挿し木
山椒の増やし方は種まきか挿し木になります。種まきはすでに紹介しましたので、ここでは挿し木での増やし方の手順を紹介します。挿し木の時期は秋ごろ、9月から10月がおすすめです。若い枝を10cmくらい切り取って挿し木に使いましょう。
挿し木の手順
切り取った枝から葉を2〜3枚残し、後の葉は切り落とします。枝の切り口を発根材を混ぜた水に1~1時間半ほどつけておきます。赤玉土を詰めた空き箱やポットに枝をさし、あとは根が出るまで日陰で管理しましょう。新芽が出てきたら鉢に植え替え、少しずつ半日陰か明るい日陰へ移動します。
挿し木での増やし方は茎から発生する根が土の中に浅く広がるために、実生苗ほどしっかりと地上部分を支えることができないといわれているの。
山椒の育て方をマスターしよう
佃煮に香りづけにと大活躍する山椒の木が、庭や室内にあると便利なのではないでしょうか。鉢植えや地植え、プランターなど、家の広さや庭の有無によっても育て方を選べるのが山椒の魅力です。山椒の栽培は簡単ではありませんが、コツをつかんでうまく育てましょう。この記事も参考に、ぜひ山椒を育ててみてくださいね。
出典:写真AC