緑のカーテンの上手な作り方!夏に向けて初心者でも簡単にできる方法は?

緑のカーテンの上手な作り方!夏に向けて初心者でも簡単にできる方法は?

緑のカーテンを作って失敗したことはありませんか?思ったように蔓が伸びない、葉が茂らない、実がならない、枯れてしまったなどの経験がある人も多いのではないでしょうか。今回は初心者でも上手に簡単にできる緑のカーテンの作り方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.緑のカーテンに向いているのはどんな植物?
  2. 2.緑のカーテンにするのに初心者でも作りやすいのは?
  3. 3.野菜は簡単に緑のカーテンにできる?
  4. 4.定番の夏野菜・きゅうりは緑のカーテンにできる?
  5. 5.果物はある?
  6. 6.花を楽しむのは?
  7. 7.土はどんなものを用意したらいい?
  8. 8.水やりはどのくらいの頻度で?
  9. 9.失敗しないためには?
  10. 10.緑のカーテンの仕立て方
  11. 11.害虫対策
  12. 12.まとめ

花を楽しむのは?

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花を楽しむには朝顔、トケイソウ、マンデビラ、ツンベルギアがおすすめです。どれも簡単に栽培できる初心者向きで、色とりどりの花が夏の暑さをやわらげ、目を楽しませてくれるでしょう。それと花が咲くわけではありませんがアイビーという観葉植物もまた簡単で初心者向けです。

花の作り方とポイント:朝顔

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朝顔は古くから親しまれている日本の夏の風物詩と言えます。小学校でも観察日記をつけるくらい簡単に育てられる花で、その種類や色も豊富です。日本朝顔は朝に花が咲き、午前中にはしぼんでしまいますが、西洋朝顔は夕方まで花が咲いています。作り方のポイントは植えるときに元肥を用土に混ぜておくことと、花が咲くまでは水やりは控えめに、開花時期は水をしっかりあげることです。

花の作り方とポイント:トケイソウ

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トケイソウは約500種類もあるといわれています。その中には先ほど紹介したクダモノトケイソウなどの実を食べられるものもあれば、花を楽しむものもあります。土が乾いたら水をしっかりやるのがポイントです。トケイソウは暑さに強いものから寒さに強いものまでさまざまな種類があるので、緑のカーテンとして利用するなら暑さに強いものを選びましょう。

花の作り方とポイント:マンデビラ

出典:写真AC​​​​​​

日当たりのよい場所を好み、半日以上日光が当たらないと花が咲かないので、花を楽しみたい場合は作る場所は日陰にならない位置にしましょう。初心者でも簡単に作れる植物ですが、過湿を嫌うので、水は土の表面が乾いてからあげるようにしてください。土が乾かないうちに水をあげ続けると立ち枯れてしまうことがあります。

花の作り方とポイント:ツンベルギア

出典:写真AC​​​​​​

とても綺麗な花を咲かせるツンベルギアは、特別にお手入れが必要な植物ではありません。簡単に栽培でき、多年草なので冬越しも可能です。ただし、耐寒性は低いので、越冬させる場合は暖かい場所に移動しましょう。花色も黄色にオレンジ、青、白、紫など色々あるので、多種類を植えて色目を楽しむことも出来ます。半日陰でも花数は少なくなりますが花を咲かせることができるので、そこまで場所を選びません。まさに初心者向けの花と言えます。

作り方とポイント:アイビー

出典:写真AC​​​​​​

アイビーは学名をヘデラという人気の観葉植物です。花が咲くこともありますが余程長く育てない限り、花を見ることはできません。アイビーは丈夫で生命力が強く、生育の早い植物です。よく、空き家などに蔦が絡まって家が埋もれている映像がありますが、アイビーも伸びすぎると壁一面を覆うこともあるほどです。初心者でも簡単に栽培でき、葉は小さくとも密集するので緑のカーテンに適した植物なのです。

土はどんなものを用意したらいい?

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用土はよほどでない限り、市販のもので問題ありません。基本的には水はけがよく、栄養がある土を好む植物が多いです。下手にブレンドして保水性を高めてしまうと根腐れを起すことがあるので、ブレンドをするときは気を付けましょう。市販の土を使ったとしても、プランターや鉢の表面に赤玉土や川砂などをまいておくと害虫やコバエの発生防止になります。

水やりはどのくらいの頻度で?

出典:写真AC​​​​​

水やりは土の表面が乾いたら下から染み出るくらいにたっぷりとあげましょう。特に夏野菜、ゴーヤは水が大量に必要な植物です。真夏は毎日二回水をあげることもあるほどですから、忘れてしまうとすぐに枯れてしまいます。土が乾いたなと思ったら忘れずにしっかり水やりをしましょう。

水やりでしてはいけないことは?

水やりでしてはいけないことは、真夏であれば昼間にすることです。暑さの厳しい昼間に水やりをすると、土の中で水分が熱くなりすぎて植物が煮え、枯れてしまいます。真夏の水は早朝か夕方にあげるようにしましょう。

他にも下に水受け皿を置く場合は水受け皿に水がたまったらすぐに捨てるようにしましょう。水をためたままでいると、根が吸い上げてしまい根腐れの原因になります。土が乾かないうちに水やりするのもいけません。夏場は水がたくさん必要だからと、土が湿っているのに水やりするのも根腐れになる原因の一つで、初心者がやりがちな失敗です。

失敗しないためには?

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初心者が失敗しがちな主な理由は水と肥料

初心者が緑のカーテン作りで失敗する主な理由は水と、肥料です。水はやりすぎないことが一番重要です。そして肥料も同じです。とにかくたくさんあげれば大きくなるというわけではありません。肥料には適切な量があり、それを過ぎると肥料焼けを起して枯れてしまいます。肥料を購入する際、適切な分量をきちんと確認しましょう。夏バテ防止に液肥を与える場合はかなり薄めてから使用するといいでしょう。

肥料は有機肥料ではなくなるべく化成肥料にするといいでしょう。有機肥料にするとコバエや害虫が寄って来やすくなります。

緑のカーテンの仕立て方

出典:写真AC​​​​​​

緑のカーテンを仕立てるなら、プランターの他に支柱とネットを用意しましょう。緑のカーテンを作りたい場所にプランターを置き、用土を入れ、支柱を立てかけてネットを張ります。この時紐やハサミも用意しておいて、ネットがちょうどいい大きさになるように調整しましょう。準備が出来たら苗を植え付けます。時期は植える植物によって違ってきます。大抵は4月中旬から5月にかけてですが、トケイソウは食べられるクダモノトケイソウも含め植え付け時期が長く、6月になっても間に合います。

つるは誘引しよう

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蔓が伸びてきたらネットに絡むように誘引してあげましょう。誘引できなければ変な方向に蔓が伸びてしまったり、地面に這うこともあります。綺麗な緑のカーテンにするにはきちんと誘引してあげることが大切です。

食べられるものはきちんと収穫

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意外と忘れがちなのが収穫です。特にクダモノトケイソウなどのよく実がなる果物、ヘチマなどのあまり食べる機会や、加工に飽きてしまった後のものなどは要注意です。ゴーヤも案外最後の方は黄色くなったまま放置されていることもあります。つるむらさきや花などは問題ありませんが、クダモノトケイソウに代表される果物は特に熟してくると虫を呼び寄せてしまいます。ヘチマやゴーヤも腐ってくるとやはり放置は良くありません。特にベランダなどで育てる場合は実がなるものは早めに忘れずに収穫する方がいいでしょう。

害虫対策

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植物には害虫がつきものです。もちろん初心者であれば害虫がつきにくい植物を植えるのが一番いいですが、いくら害虫がつきにくい植物だからと言って全くつかないわけではありません。害虫にはいろいろな種類がいます。特に果物類は甘い匂いもするので注意が必要です。ダニ類、テントウムシ、ナメクジ、アブラムシ、アリ、ダンゴムシなどです。害虫を見つけたらすぐに駆除するのが大事です。ためらっているうちに合という間に植物を枯らしてしまいます。駆除するには害虫の種類によって対処が違ってきますが、殺虫剤や濡れ布巾でふき取る、箸でつまんで取る、などがあります。

まとめ

出典:写真AC​​​​​​

せっかく緑のカーテンを作るのです。希望に合う植物を上手に作れるようにできるだけの工夫はしましょう。いくら簡単に作れる植物でも、全く手をかけずには大きくなってはくれません。緑のカーテンに向いている植物は食べられるものや花など楽しみの多いものもたくさんあるので、自分のスタイルに合った、飽きずにできるものを選ぶことをおすすめします。大きく育てて暑い夏を少しでも涼しく乗り切れるようにしましょう。

asakamizuki
ライター

asakamizuki

野菜を愛するおばちゃん。今年こそ白なすゲット!

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