ヒヤシンスとは?水耕栽培(水栽培)での育て方や開花後の管理方法を紹介!

ヒヤシンスとは?水耕栽培(水栽培)での育て方や開花後の管理方法を紹介!

春の訪れを告げる華やかで色とりどりのヒヤシンスを見ていると、とても楽しい気持ちになりますよね。コツさえ押さえれば誰でも簡単に水だけで、しかもお部屋の中で育てられるのをご存じですか?今回は育て方から球根の管理までしっかりご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヒヤシンスとはどんな花?
  2. 2.ヒヤシンスの花言葉と誕生花
  3. 3.ヒヤシンスの品種と選び方
  4. 4.ヒヤシンスの育て方
  5. 5.ヒヤシンスの育て方(鉢植え)
  6. 6.ヒヤシンスの育て方(地植え)
  7. 7.ヒヤシンスの育て方(水耕栽培)
  8. 8.ヒヤシンスの開花後の管理方法
  9. 9.まとめ

ヒヤシンスの育て方(水耕栽培)

Photo bynile

ヒヤシンスの水耕栽培って何?

ヒヤシンスを始め、球根植物は土に植えるのが一般的ですが、土を使わずに水だけで栽培する方法を水耕栽培といいます。室内でガラスやプラスチック製の容器に球根の下部のみが水に浸かる状態で育てます。透明な容器だとヒヤシンスの根を張っていく様子が観察でき、一日一日の変化や生命力を感じることが出来ます。室内で手軽に楽しめるので、近年人気の育て方です。

ヒヤシンスの水耕栽培の魅力

 出典:写真AC
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お洒落でインテリア性が高い水耕栽培の魅力

水耕栽培では、室内で根の様子を観察し、成長を見れるようにガラスやプラスチックの容器を使用します。ホームセンターや花屋さんなどで専用の容器が種類豊富に販売されており、球根を載せるだけの丁度良い大きさに作られています。また、球根と容器がセットになった状態で、すぐに始める方法もあります。水耕栽培は室内で楽しめ、土を使用しないので衛生的で臭いも気にならずお洒落でインテリア性が高いので、お部屋のアクセントにもぴったりです。日に日に変化していくヒヤシンスがお部屋に飾ってあったら、暮らしが豊かになりますね。

様々な容器で楽しめる!

 出典:写真AC
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水耕栽培には容器が必要になりますが、ガラスだとインテリア性が高く、プラスチック製だと軽く、扱いやすいという点が特徴です。しかし、必ず専用の器を使用しなければいけないわけではないので、球根の下部のみ水に浸かって管理できる大きさの容器があれば、代用可能です。ジャムの空き瓶やカラフェなどお家にある容器を試してみたり、お気に入りの器を利用することで、より気分も高まるでしょう。

水耕栽培の方法

10月~12月頃球根とガラスかプラスチック製の容器を用意し、球根を容器に乗せ水を入れます。水の量は、球根の底の部分がぎりぎり浸かるくらいにします。根が出るまではその水の量を保ち、根が生えてきたら、根の先端が少し水に浸かる程度の水の量にすることで根が水を求めてしっかり伸びていきます。根が下まで伸びたら水の量を容器の半分~2/3程度に保つことで、根にしっかり酸素と水分が届き、球根が腐る心配がありません。

水耕栽培での管理のポイント

水やりの方法

 出典:写真AC
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衛生的に保てるよう、1週間に一度は水を交換するといいです。水を交換する際には、根を傷めないよう、球根を優しく持ち、器を傾けて水を捨て、その隙間から優しく水を注ぎ、水を入れ終えたらそっと球根を元に戻すようにすると失敗がありません。特に根が回ってくると根が切れやすいので、注意が必要です。ゼオライトなどの根腐れ防止剤を併用するやり方もあります。そうすると、より水を綺麗に保つことが出来ます。

管理場所

水耕栽培の場合、土での栽培に比べて生長が早くなりやすいので、11月~12月中旬までに用意し、根が出るまでは暗い場所で管理するか、容器を黒い紙かアルミホイルなどで覆い日光を遮って育てます。根が5cm位に伸びてきたら、日光の当たる室内の窓辺に移動します。また、花芽が伸びる時に日光の方に向かって曲がってしまうので、芽が出たら2日に1回ほど容器を回して花芽の向きが一定になるように気を付けます。もし曲がってしまったら、切り花として楽しんでもいいでしょう。

花が咲かない?育たない?そんな時は

水耕栽培の場合、室内で育てるので気温が高くなりやすく、温度変化があまりありません。しかし、土で植える場合は寒い時期に土の中で春を待ちますので、同様に寒い場所に置くことで、花が咲きやすくなります。球根を植え付ける前に1ヶ月程冷蔵庫に入れて置いたり、容器で育て始めの1ヶ月程段ボールなどで覆って玄関先などの外に置くなどして根が出るまでは寒さに当てると良いでしょう。その後室内の明るい場所で育てる方法だと、失敗が減ります。

水耕栽培では肥料は必要?

 出典:写真AC
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ヒヤシンスの水耕栽培では、球根に養分が蓄えられているので、基本的に肥料は不要ですが、ヒヤシンスの芽が出たら肥料を与えることでより元気に育ちます。その際に使用する肥料は、固形肥料ではなく、ハイポネックスなどの液体肥料が適しています。土での栽培と異なり、肥料分が外に流出しないので、普段の2倍以上に薄めて使用します。やり方としては、芽が出たら、開花するまで水を交換する際に一緒に入れると良いです。

ヒヤシンスの開花後の管理方法

 出典:写真AC
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ヒヤシンスは球根なので、開花時期を終えた後に適切な管理をすることで、翌年以降も楽しむことができます。せっかく球根を購入したら、毎年季節になったら咲いてくれるのが理想ですよね。そこで、翌年以降もお花を楽しむ方法をご紹介します。

ヒヤシンスの水耕栽培は翌年咲かない?

ヒヤシンスは、土での栽培の場合は開花時期を終えた後に土から養分を吸い上げ、葉が枯れる頃には球根に栄養が届き来年にまた咲かせることができますが、水耕栽培では開花時期を終えた後にそのままにしておくと、翌年以降は花が咲きません。しかし、適切な管理方法を行う事で翌年以降も楽しむことができます。球根の再利用のやり方をご紹介します。

水耕栽培後は土に植えて球根を育てよう

水耕栽培で開花した球根は養分を使い切ってしまっているので、再び栄養を蓄える必要があります。開花時期を終えたら、土に植えます。やり方は、鉢や庭に花茎を切って球根が隠れる程度に土を被せます。日当たりの良い場所に植え、緩効性肥料を与えて葉を育てることで、球根にしっかり栄養が蓄えられます。

葉が枯れたら球根にしっかり栄養が届いているので球根を彫り上げ、根切りを行いカビを防ぐためにネットなどに入れ、風通しの良い日陰で保管します。10月~11月頃、植え付ける季節が来たら植え付けを行うと、翌年も楽しめます。

まとめ

Photo byJillWellington

ヒヤシンスは、水耕栽培を行うことで室内でも楽しめ、季節を感じさせてくれる華やかなお花です。植え付けの時期や開花時期、育て方を覚えておくと、街中で球根を見かけたらきっとチャレンジしたくなると思います。様々な楽しみ方ができるヒヤシンスですが、少しお洒落に、室内で育ててみるのはいかがでしょうか?

chiakiponny
ライター

chiakiponny

ガーデニングや家庭菜園が大好きな主婦

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