ヘリクリサム(帝王貝細工)とは?名前の由来や特徴&花言葉を紹介!

ヘリクリサム(帝王貝細工)とは?名前の由来や特徴&花言葉を紹介!

ヘリクリサムはキク科の植物で多年草の品種が多く流通し、黄色やピンク、紫といった鮮やかな花色で切り花やドライフラワーに用いられます。またシルバーリーフの品種は寄せ植えなどガーデニングにも人気です。今回はヘリクリサムの名前の由来や特徴、花言葉をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヘリクリサムはどんな植物?
  2. 2.ヘリクリサムの名前の由来
  3. 3.ヘリクリサムの特徴
  4. 4.ヘリクリサムの花言葉
  5. 5.まとめ

ヘリクリサムはどんな植物?

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オーストラリア、タスマニア原産のキク科植物

ヘリクリサムはオーストラリアやタスマニア原産のキク科ムギワラギク属の植物です。多年草のものが多く流通していますが、もともと乾燥地帯に自生し、高温多湿に弱く、耐寒性がやや弱いため日本では一年草扱いです。

ヘリクリサムは約500種類!

出典:写真AC

「ヘリクリサム」はキク科ムギワラギク属植物の総称

ヘリクリサムは種類が大変多く、その数は約500種類といわれます。品種によって見た目や性質、草丈、見頃の季節が異なります。

周年出回り、開花は5~9月

初夏から秋が花の季節で、草丈は40cmから100cmの高さのものまで!

品種にもよりますが、ヘリクリサムの開花時期は一般に5~9月です。赤、オレンジ、黄色、ピンク、白、紫色の花を咲かせます。開花期間は7~10日ほどです。草丈は40cmほどの矮性品種から100cmくらいになるものまであります。周年出回りますが最盛期は5月です。

見頃の季節が長い園芸品種も

開花時期の長い園芸品種「コロロ」なども出回り、真夏と冬場をのぞいて周年楽しめます。「コロロ」は耐寒性が高く、咲きすすむと花色の変化が楽しめます。

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ヘリクリサム基本情報

  • 科・属名:キク科ムギワラギク属
  • 学名:Helichrysum bracteatum
  • 和名:麦藁菊(ムギワラギク)
  • 別名:帝王貝細工(テイオウカイザイク)、エバーラスティング
  • 英名:Strawflower, Everlasting daisy, Golden everlasting
  • 原産地:オーストラリア、タスマニア
  • 花色:赤、オレンジ、黄色、ピンク、白、紫
  • 草丈:40cm~100cm
  • 開花時期:5月~9月(※開花時期は品種による。周年出回り、最盛期は5月頃)
  • 開花期間(花もち):7~10日ほど
  • 耐暑性:強い(ただし高温多湿に弱い)
  • 耐寒性:やや弱い
  • 園芸上の分類:自生地では多年草、日本では一年草扱い
  • 用途:ドライフラワー、切り花、ハーバリウム、ガーデニング、アロマオイル、カレースパイスなど

ヘリクリサムの名前の由来

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「ヘリクリサム」は学名の「Helichrysum」が語源

「ヘリクリサム」はムギワラギク属の学名「Helichrysum(ヘリクリサム)」に由来します。学名の「Helichrysum」はギリシア語の「helios(太陽)」と「chrysos(金色)」が語源で、きらきらと光り輝く姿を表します。「ヘリクリサム」といえば、今では一般にヘリクリサム(麦藁菊)の花を指します。

和名の「麦藁菊」は乾燥した花びらが麦わらに似ているから

出典:写真AC

和名の「麦藁菊(ムギワラギク)」は乾燥した花びらの様子が麦わらに似ていることに由来します。ヘリクリサムは英語名でも「Strawflower」と呼ばれています。

別名の「帝王貝細工」は花びらの硬さに由来

別名の「帝王貝細工(テイオウカイザイク)」はヘリクリサムの花びらが硬く、その様子を貝細工に見立てたことからつけられたといわれます。

別名の「エバーラスティング」は英語名から

ヘリクリサムは英語名で「Everlasting daisy」や「Golden everlasting」とも呼ばれます。”Everlasting”は「永遠の」という意味で、西洋では昔からヘリクリサムの花をドライフラワーにして飾り、「永久花(everlasting flower)」と呼んだといい、別名の「エバーラスティング」はこの英語名に由来します。

ヘリクリサムの特徴

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花びらに見える部分は総苞片(そうほうへん)

ヘリクリサムの花びらに見える部分は総苞片(そうほうへん)といい、葉っぱが変化したもので、そのかさかさした硬い触感が特徴です。

ドライフラワーや切り花に利用

出典:写真AC

ヘリクリサムはドライフラワーや切り花によく用いられてきました。最近はハーバリウムの花材としても人気です。

アロマオイルやカレーのスパイスにも!

ヘリクリサムは種類により、アロマオイルに利用され、ヘリクリサムオイルにはリラックス効果や抗アレルギー作用、抗炎症作用などの効果があるとされます。また、カレーのスパイスとしても用いられます。

シルバーリーフはガーデニングでも人気!

出典:写真AC

「ヘリクリサム・ペティオラレ」はシルバーリーフの品種で、寄せ植えなどガーデニングでも人気です。6~7月が花の季節です。シルバーリーフは一年を通じて観賞できます。

ヘリクリサムの花言葉

出典:写真AC

ヘリクリサムの花言葉は「永遠の思い出」「いつまでも続く喜び」「不滅の愛」「献身」「黄金の輝き」の5つ

ヘリクリサムの花言葉は「永遠の思い出」、「いつまでも続く喜び」、「不滅の愛」、「献身」、「黄金の輝き」の5つです。花言葉はヘリクリサムの花の色や品種により異なります。

まとめ

出典:写真AC

オーストラリア、タスマニア原産で、オレンジや黄色、ピンク、紫などカラフルな色が元気をくれるヘリクリサム。多年草のものも日本では冬越しが難しいですが、最近は耐寒性の高い園芸品種も出ています。色や姿が長持ちするヘリクリサムのハーバリウムをプレゼントにしても喜ばれそうですね。

harumama
ライター

harumama

ガーデニングは初心者でよく失敗しますが、花が好きで庭にあれこれ種をまいています。最近は野菜にも手を出し始め、今年はミニトマトとゴーヤーのリベンジを狙っています!小学生の息子も土いじりが大好きなようで、先日苔玉を一緒に作りました。植物の生長が毎日のちいさな楽しみになれば、と思っています。

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