カクトラノオとは?切り戻しや増えすぎた時の対処法など育て方を紹介!

カクトラノオとは?切り戻しや増えすぎた時の対処法など育て方を紹介!

カクトラノオはどんな植物なのでしょう。鑑賞用として日本に持ち込まれた植物です。カクトラノオの植え替えや水やり、切り戻しの方法、日当たりなどの環境について、詳しい育て方を紹介します。日本の気候にあった植物で、たいへん育てやすく、切り花としても楽しめます。

記事の目次

  1. 1.カクトラノオとは?
  2. 2.カクトラノオの特徴
  3. 3.カクトラノオの育て方
  4. 4.カクトラノオの手入れ
  5. 5.カクトラノオの増やし方
  6. 6.カクトラノオの名前の由来
  7. 7.カクトラノオの楽しみ方
  8. 8.まとめ

カクトラノオとは?

カクトラノオは漢字で角虎の尾と書き、たいへん増えやすい植物です。鑑賞用として北米から持ち込まれた植物ですが、日本の環境に合ったため、河川敷や道ばたなどで増えすぎて、一部野生化がみられます。野生化するほど育て方が簡単な植物です。

基本情報

学名 Physostegia virginiana
和名 ハナトラノオ(花虎の尾)
別名 フィソステギア
科名 シソ科
属名 カクトラノオ属(フィソステギア属)

シソ科

カクトラノオはシソ科に属します。シソ科は多くあり、世界で約200属3500種もあります。日本で見られものでも、28属約90種もある植物です。特徴のひとつは、茎の断面の形が四角で、もうひとつの特徴は花の形が唇形をしていることです。

フィソステギア属

カクトラノオは、園芸種として販売されている苗のほとんどが「フィソステギア・バージニアナ」です。品種によって花の色、花が咲く時期や草丈などに違いがあります。しかし、厳密に品種分けされて販売はされていません。

クリスタルピーク

パックX6 Physostegia「クリスタルピーク」ホワイト多年生植物プラグ

出典: Amazon
Amazon
楽天

カクトラノオの品種のなかでは、草丈が低く40cmほどの白いカクトラノオは「クリスタルピーク」の名前で苗が販売されています。

分布

カクトラノオの元の生息地は、北米東部です。カクトラノオが日本に持ち込まれたのは、明治時代末期から大正時代あたりです。丈夫で繫殖力が強い植物で、全国に分布しています。

カクトラノオの花言葉

ボタニ子

ボタニ子

カクトラノオの花言葉を紹介します。「輝かしい実績」「希望」「あなたとの約束達成」「望みの成就」「希望」

カクトラノオには、上のような花言葉があります。この花言葉を知って花束をもらうと、夢や目標に向かって頑張ろうと思えそうですね。茎の下から上に向かって、花は咲きます。その姿が目標に向かって進む姿と重なることから、花言葉がついています。

カクトラノオの特徴

カクトラノオは、育て方が簡単な植物ですが、どんな特徴があるのでしょう。花、葉、茎に分けてそれぞれの特徴を紹介します。

特徴①花

シソ科にみられる唇の形の花は、そのままカクトラノオの花の特徴です。花は横向きの筒形をしています。花が咲く時期は7月~10月頃で長く楽しめます。茎の下から上に順番に唇形花が咲いていき、花穂は長いです。ピンク色の花が多いですが、白色や薄紫色、赤紫色もあります。花後に手入れをすると、花がたくさん咲きます。

特徴②葉

 カクトラノオの葉は細長い楕円の形で、葉の周りはギザギザしています。葉は茎をはさんで左右にあり、直角にずれながら付きます。冬には葉は枯れ、根と芽の状態です。

特徴③茎

カクトラノオの茎の断片は、シソ科の特徴でもある四角形です。草丈は約40~100cmほどです。地面から上は枝分かれが少ないですが、地下の茎はどんどん茎を伸ばします。カクトラノオはたいへん繁殖力が旺盛で、地下茎で増えます。

ボタニ子

ボタニ子

次は、カクトラノオの育て方を紹介します。

次のページ

カクトラノオの育て方

関連記事

Article Ranking