カクトラノオとは?
カクトラノオは漢字で角虎の尾と書き、たいへん増えやすい植物です。鑑賞用として北米から持ち込まれた植物ですが、日本の環境に合ったため、河川敷や道ばたなどで増えすぎて、一部野生化がみられます。野生化するほど育て方が簡単な植物です。
基本情報
学名 | Physostegia virginiana |
和名 | ハナトラノオ(花虎の尾) |
別名 | フィソステギア |
科名 | シソ科 |
属名 | カクトラノオ属(フィソステギア属) |
シソ科
カクトラノオはシソ科に属します。シソ科は多くあり、世界で約200属3500種もあります。日本で見られものでも、28属約90種もある植物です。特徴のひとつは、茎の断面の形が四角で、もうひとつの特徴は花の形が唇形をしていることです。
フィソステギア属
カクトラノオは、園芸種として販売されている苗のほとんどが「フィソステギア・バージニアナ」です。品種によって花の色、花が咲く時期や草丈などに違いがあります。しかし、厳密に品種分けされて販売はされていません。
クリスタルピーク
カクトラノオの品種のなかでは、草丈が低く40cmほどの白いカクトラノオは「クリスタルピーク」の名前で苗が販売されています。
分布
カクトラノオの元の生息地は、北米東部です。カクトラノオが日本に持ち込まれたのは、明治時代末期から大正時代あたりです。丈夫で繫殖力が強い植物で、全国に分布しています。
カクトラノオの花言葉
ボタニ子
カクトラノオには、上のような花言葉があります。この花言葉を知って花束をもらうと、夢や目標に向かって頑張ろうと思えそうですね。茎の下から上に向かって、花は咲きます。その姿が目標に向かって進む姿と重なることから、花言葉がついています。
カクトラノオの特徴
カクトラノオは、育て方が簡単な植物ですが、どんな特徴があるのでしょう。花、葉、茎に分けてそれぞれの特徴を紹介します。
特徴①花
シソ科にみられる唇の形の花は、そのままカクトラノオの花の特徴です。花は横向きの筒形をしています。花が咲く時期は7月~10月頃で長く楽しめます。茎の下から上に順番に唇形花が咲いていき、花穂は長いです。ピンク色の花が多いですが、白色や薄紫色、赤紫色もあります。花後に手入れをすると、花がたくさん咲きます。
特徴②葉
カクトラノオの葉は細長い楕円の形で、葉の周りはギザギザしています。葉は茎をはさんで左右にあり、直角にずれながら付きます。冬には葉は枯れ、根と芽の状態です。
特徴③茎
カクトラノオの茎の断片は、シソ科の特徴でもある四角形です。草丈は約40~100cmほどです。地面から上は枝分かれが少ないですが、地下の茎はどんどん茎を伸ばします。カクトラノオはたいへん繁殖力が旺盛で、地下茎で増えます。
ボタニ子
次は、カクトラノオの育て方を紹介します。
カクトラノオの花言葉を紹介します。「輝かしい実績」「希望」「あなたとの約束達成」「望みの成就」「希望」