フッキソウ(富貴草)の育て方!剪定方法や適切な植え方をご紹介!

フッキソウ(富貴草)の育て方!剪定方法や適切な植え方をご紹介!

フッキソウ(富貴草)という植物をご存じでしょうか。耐寒暑性や耐陰性に優れ、土を選ばず育て方も簡単な植物です。この記事ではフッキソウの育て方を中心に、剪定方法や管理の仕方を解説していきます。日陰での安定した常緑のグランドカバーや、植栽を探している方は必見ですよ。

記事の目次

  1. 1.フッキソウとは
  2. 2.フッキソウの種類
  3. 3.フッキソウの育て方
  4. 4.まとめ

フッキソウとは

Photo by Carl E Lewis

お寺や神社の庭の一角を、びっしりと緑で埋め尽くしている植物を見たことはありませんか?フッキソウは日本原産ということもあり、和風建築と相性のよい植物です。常緑で日陰でもよく育ち、ほとんど草姿が乱れないことから、緑のグランドカバーとして利用されています。また「富貴草」はボタンの別名でもありますが、まったく別の植物です。この点に注意してくださいね。

フッキソウの基本情報

Photo by wallygrom

学名 Pachysandra terminalis
和名:別名 富貴草、吉祥草、吉事草
分類 ツゲ科フッキソウ属:常緑小低木
原産地 中国北部、日本(北海道から九州)
草丈 20cm
開花時期:花色 4月上旬~5月下旬
耐暑性 強い
耐寒性 強い
花言葉 「よき門出」「吉事」「祝意」

和風庭園でのイメージが強いフッキソウですが、洋風の庭で使うことも可能です。マット状に広がるため、銅葉のグランドカバープランツとの混植や、同じぐらいの草丈の植物と寄せ植えにしてもよいでしょう。垣根のような使い方をすれば、レンガや白いフェンスとも相性もよくまとめられます。

フッキソウの花

雌雄同株

Photo by Daniel Gasteiger

上の画像のように、フッキソウの花は花弁を持ちません。花は総状の穂となり、上部が茶色の葯(やく)に4つの雄しべを持つ雄花、その下に2つ花柱を持つ雌花があります。花の観賞価値はあまり高くはないのですが、わずかにできる白い果実には透明感があり、真珠のように見えることからも人気があります。

花言葉

フッキソウ(富貴草)の花言葉は「よき門出」「吉事」「祝意」 と、おめでたい言葉が続きます。冬でも絶やすことなく豊かに葉を増やし続ける縁起のよさが「富」という花言葉になったのでしょう。また、真珠のような白い果実をつけることが「貴」の言葉のイメージにつながったとされています。

フッキソウの葉

Photo by Carl E Lewis

日陰でもよく育ち、冬の季節も常緑を保つ葉は、互生して円を描くように広がります。葉にはしっかりとした厚みと光沢があり、葉先には荒い鋸状の切れ込みがあります。極端に大きくならず、安定した草姿を保つため、グランドカバーに利用するのにイメージがつくりやすいでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、フッキソウの種類をご紹介します。

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フッキソウの種類

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