リシマキアとは?特徴やグランドカバー・寄せ植えでの活用法を紹介!

リシマキアとは?特徴やグランドカバー・寄せ植えでの活用法を紹介!

初心者にも比較的育てやすく、しかもかわいいと人気のリシマキア。春から夏には小さくてかわいい花を咲かせるので、グランドカバーや寄せ植えにもぴったりです。今回はそんな、リシマキアの基本情報から特徴、活用方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.リシマキアとは?
  2. 2.リシマキアの特徴
  3. 3.リシマキアの活用法
  4. 4.リシマキアの育て方
  5. 5.まとめ

リシマキアとは?

リシマキアは黄緑色の葉をつける、オーレアという品種が特に人気です。しかし、リシマキアの基本的な情報についてはご存知ですか?原産地はどこかなど、草花の基本的な情報を知ることは植物を育てるにあたってとても重要な課題です。学名や開花期などを詳しく説明します。

リシマキアの基本情報

分類 草花
学名 Lysimachia
形態 一年草、多年草
原産地 北半球
草丈 5~100㎝
開花期 4~8月
花色 黄、紫、白、赤、複色
耐寒性 強い
耐熱性 普通~強い

リシマキアの主な種類

リシマキア・ヌンムラリア

ヨーロッパなどが原産の、地面をはうように茎が伸びる品種で多年草。5月下旬から6月にかけてたくさんの黄色い花を咲かせます。小さな二枚葉が特徴で、季節を問わず鑑賞することもできます。水草としても使えるほど、水気を多く含んだ土を好んでおり、黄金葉のオーレアが特に人気。寄せ植え用としてだけでなく、自ら繁殖していくのでグランドカバーとしても人気です。

リシマキア・リッシー

中国原産の、明るい色にランダムな班模様が映えるカラーリーフの宿根草。地面をはうように育つ姿はヌンムラリアと似ていて花の色が黄色いことも共通していますが、こちらの品種は固まるように花が密集して咲くのが特徴です。また、葉の色味が環境や季節に合わせて異なり、秋になると紅葉していく姿もとても可愛らしいです。乾燥に弱いので半日蔭や、少し湿っている場所を好んでいます。

リシマキア・ミッドナイトサン

出典:写真AC

ミッドナイトサンは他のリシマキアと違い、ブロンズ色の葉が神秘的な品種です。宿根草で越冬もしやすく耐寒性や耐暑性に優れており、繁殖力も申し分なし。初夏にはブロンズ色の葉の上に星形の黄色い花が咲く姿を楽しむことができます。寄せ植えはもちろん、庭に植えるだけでシックな雰囲気を演出してくれます。

リシマキアの特徴

開花期は春から夏

リシマキアは世界に200種類ほど存在している草花で、その多くがヨーロッパやアフリカが原産の植物です。日本でも人気の園芸品種であるリシマキアは、そのどれもが春から夏にかけて花を咲かせます。他の園芸品種である花と比較しても開花期間が長く、ちいさくてかわいい花がイキイキと咲く姿はあたたかい季節にぴったり。見ているだけで元気になれるような植物です。

丈夫で冬も越せる

リシマキアは観葉植物の中でも丈夫な植物で、育てやすいのが特徴です。暑さにも強い品種もありますが、特に耐寒性に優れています。そのため、比較的簡単に越冬させることができますし、リシマキアの多くが多年草や宿根草なのでグランドカバーにも最適。水分を多く含んだ土を好むため、雨にも強いです。害虫による被害も受けづらく、病気にもなりにくいですが、葉が増えすぎると風通しが悪くなり弱ってしまうことがある点に注意しましょう。

リシマキアの活用法

グランドカバー

リシマキアには数多くの種類が存在していますが、その多くがヌンムラリアのように、地面にはうように茎が伸びていくことが特徴のほふく性植物です。さらに、一株を地植えすればあとは自ら発根を繰り返してどんどん繁殖していきます。雑草対策にはもちろんのこと、リシマキアが一面に広がっているだけで手入れが行き渡っているように見えるので、見栄えが一気によくなります。

寄せ植え

リシマキアは寄せ植えでも活躍してくれます。寄せ植えをした際に、花の足元に隙間ができてしまい、さみしく見えてしまうことがありますよね。リシマキアを一緒に植えるだけで土をカバーしてくれる上に、色鮮やかにまとめてくれます。リシマキアと同じように湿った土や水分を好んだユリやパンジーなどの花と相性が抜群です。

リシマキアの育て方

植えつけ

リシマキアは春、もしくは10月上旬から11月中旬の秋に植えつけを行います。夏が成長期なので、秋になると根や葉が増えすぎてしまっていることがあります。特に、ヌンムラリア・オーレアのようにほふくタイプのリシマキアを地植えした場合は注意が必要です。基本は丈夫な植物なので、株分けや根が出ている茎を切り戻したり植え替えるだけで簡単に増やすこともできます。

切り戻しで蒸れ対策

リシマキアは丈夫な植物なのである程度は放っておいてもすくすく育ち、繁殖していきます。しかし、ヌンムラリア・オーレアのような種はその元気さゆえに芽や根が密集してしまいがち。密集すると蒸れやすくなり、生育が悪くなってしまいますし、場合によっては枯れてしまうこともあります。特に中心部は密集することが多いので、適度に切り戻しを行いましょう。

栽培環境

湿り気のある土壌を好んでいる植物なので、腐葉土などの腐植物を多く含ませた土を使用します。また、風通しがある程度よい場所だと蒸れ対策にもなるのでよりよい環境といえます。日当たりのよさについてはあまり気にしなくても問題ありません。日光があまり当たらず、少し日陰になっているような環境でも育てることができます。

肥料は腐葉土を中心に

植えつけの際に腐葉土を多く含ませておき、ゆっくりと時間をかけて効いていくことが特徴の「緩効性化成肥料」を土に混ぜ込んでおくのがおすすめです。より多く増やしたいときや葉の色を美しく保ちたい場合は、月に1~2回を目安に肥料を与えます。しかし、腐植質の多い土壌ですと肥料をあまり与えすぎると成長過多になってしまうため、肥料はあまり必要がなくなります。

乾燥や凍結に注意

水分をよく好み、根腐れについては心配の必要がありません。しかし反対に、乾燥に弱い傾向があります。プランターや鉢植えの場合は特に注意が必要で、乾燥しすぎないように気を配りながら水やりを行いましょう。冬の寒さが原因でかれてしまうことはほぼなく、水やりの頻度も少なくて大丈夫ですが、土が完全に乾燥しないように気を配りつつ、凍らせないことが大切です。

まとめ

品種が豊富で暑さや寒さに強く、非常に丈夫で日陰でも育ちやすいのが特徴的なお花です。また、リシマキアの多くが多年草や宿根草なことや、繁殖力に優れているので切り戻しや株分けをするだけで簡単に植え替える事もできます。ぜひ、庭のグランドカバーや春らしい寄せ植えにリシマキアを選んでみてください。

haku
ライター

haku

一番好きな野菜はトマト、一番好きな花はシクラメン。わかりやすく読みやすい文章を心がけています。

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