ピスタチオの美容効果
便秘解消効果
便秘とは、主に大腸の運動機能の低下により、大腸内に便が留まり水分が失われ、硬くなってしまう状態です。ピスタチオの食物繊維は腸の中で水分を含み、ふくれて腸を刺激し、ぜん動運動を活発にして排便を促します。そのため、水分も一緒に摂ると効果的です。また、ピスタチオに含まれるオレイン酸も胃腸の働きを活発にするので、相乗効果が期待できます。
美肌効果
ピスタチオに含まれるビタミンE、βカロテン、ルテインの優れた抗酸化作用が、活性酸素による老化を防ぎます。ビタミンEは血行を促して肌荒れを改善し、くまやくすみを予防します。βカロテンは体内でビタミンAに変わり肌を保湿して、しみ・しわを防いだり、ニキビにも効果的です。ルテインは優れた抗酸化作用と紫外線遮断作用で肌を守ります。
ピスタチオを食べる際の注意点は?
食べ過ぎに注意!
体にいい栄養素を豊富に含む栄養価の高いピスタチオですが、カロリーは決して低くはありません。手軽に食べられ、味の良いピスタチオは、気にしなければあっというまに食べ過ぎてしまいます。また、塩などの味付きのものだと気付かぬうちに塩分の取り過ぎになってしまう可能性も。美容や健康を考えるのなら、無塩のものを適量食べるのがおすすめです。
ピスタチオの適量は?
ナッツ類の1日当たりの適量は、だいたい片手にのるくらいといわれていますが、殻つきのピスタチオの場合、女性の手では片手にたっぷりの山盛り~両手に軽くのるくらいが適量です。個数でいうと45粒ほど。重さでは50gほどです。殻なしの可食部だけでは約27gとなります。面倒でも小皿に適量を取り分けて食べることで、食べ過ぎを防ぐ事ができます。
ピスタチオのカロリーは?
カロリーは高め!
ピスタチオ一粒あたりのカロリーがおよそ3.6kcalで、1日あたりの適量である50g(殻つき)では、約170kcalです。これは、ごはんにすると軽めの1膳(100g)とほぼ同じで、6枚切りの食パンよりもやや少ないくらいです。身体にいいとはいえカロリーは高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
ピスタチオミルクとは?
体にいい「第3のミルク」
第3のミルクとも呼ばれるピスタチオミルク。乳や大豆アレルギーの方も飲むことができ、ハリウッドセレブが体にいいと飲み始めたことで注目されています。ピスタチオとカシューナッツがブレンドされたミルクで、なめらかな口当たりにココナッツの蜜の優しい甘みがやみつきに。ピスタチオミルクは砂糖や香料不使用の、美容や健康を気遣う方に最適な飲み物です。
ピスタチオを食べ過ぎるとどうなる?
食べ過ぎはさまざまなトラブルの原因に
体にいい栄養素が豊富なピスタチオですが、カロリーが高いため、食べすぎは肥満の原因になります。また、油分が過剰になるとニキビや肌荒れを起こすことも。また、消化器系のトラブルを引き起こす可能性があり、腹痛を伴う下痢になる場合もあります。
ボタニ子
オメガ6系脂肪酸の取り過ぎは、免疫細胞が働きにくくなり、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性の炎症を誘発します。さらに、心臓の病気や動脈硬化を引き起こす可能性も。オメガ6系脂肪酸は、サラダ油などの身近な油にも含まれる成分なので、揚げ物やスナック菓子をよく食べている場合は注意が必要です。
オメガ6系脂肪酸とは
- リノール酸などに多く含まれるオメガ6系脂肪酸とは、人間が体内で作りだすことができない必須脂肪酸であるため、食事から摂取する必要があります。数週間から数カ月にわたり不足すると、乾燥肌、脱毛、免疫不全、血栓の形成、血小板の減少、脂肪肝、小児では成長障害や、脳の発達障害を引き起こします。多すぎても少なすぎてもよくないのです。
まとめ
栄養価が高く体にいいピスタチオは、美容や健康を気にする方に最適な食べものです。お酒のおつまみやおやつ、スイーツやピスタチオミルクなど、さまざまなかたちで気軽に取り入れることができます。ですが、ナッツであるピスタチオは脂質やカロリーが高いという一面も。適量を心掛け食べ過ぎに注意して、美容や健康に役立ててくださいね。
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外食やインスタント食品が多い人や、揚げ物やスナック菓子をよく食べる人は注意してね!