甘くて美味しい水蜜桃を食べよう!
みずみずしくて甘くておいしい桃は夏が旬の果実です。そんな桃をスーパーなどで探していると、水蜜桃という名前をみかけることがあります。水蜜桃の読み方も難しく、白桃と違いがあるのかなどが気になる方も多いでしょう。この記事では水蜜桃について、その特徴や産地、名前の由来や旬の時期、おいしい食べ方などを紹介します。桃好きさんに必見の情報が満載です。
水蜜桃(スイミツトウ)とは
まずは水蜜桃の特徴や基本データなどについて紹介します。水蜜桃の歴史や由来、名前の読み方やその意味など、さまざまな情報もあわせて解説しています。
水蜜桃の基本データ
学名 | Amygdalus persica |
和名 | モモ |
英名 | Peach |
科名 | バラ科モモ属 |
原産地 | 中華人民共和国 |
形態 | 落葉小高木 |
耐熱性・耐寒性 | 温暖な気候を好む 寒さにはあまり強くない |
水蜜桃の歴史や由来
水蜜桃の読み方は「すいみつとう」で、原産地は中国といわれており、明治時代のころに日本に渡来しました。もともと桃は弥生時代に中国から日本にやってきていましたが、水蜜桃とは品種が異なるもので、主に黄桃などだったようです。甘くておいしい水蜜桃が愛され始めたのは最近のことで、それまでは観賞用でした。水蜜桃の名前の由来は「水のようにみずみずしく、蜜のように甘い桃」ということからです。
水蜜桃と白桃の違いは?
白桃や黄桃など、桃にはさまざまな品種がありますが、水蜜桃との違いが気になる方もいるでしょう。ここでは水蜜桃と白桃との違いや、水蜜桃という言葉のもつ意味や品種などについて解説します。
渡来した桃はすべて「水蜜桃」
水蜜桃は「中国から渡来してきた桃」のことを意味します。中国から桃が渡来してきたときは「水蜜種」と呼ばれており、まだ甘みも強くなかったのですが、品種改良をされたことによりやわらかな果肉になりました。
白桃や黄桃、赤色やピンク色などの桃のことすべてを含めて「水蜜桃」と呼びます。そのため白桃と水蜜桃に大きな違いはありません。最近ではブランドの高級な白桃を表現するときに水蜜桃という時もありますが、厳密には白桃も水蜜桃も同じ桃です。
「水蜜桃」という品種はない
水蜜桃は桃全体のことを意味するため、「水蜜桃」という品種はありません。黄桃やワッサー、白桃やネクタリンなどお店で見られる桃はほとんどがもともと「水蜜桃」であり、中国から渡来した品種を改良したものです。そのため厳密にいうと「水蜜桃」という品種はなく、「水蜜種」という言葉が、桃全体のことを意味しています。
「水蜜桃」と呼ばれる主な品種
中国から渡来してきた水蜜種とよばれる桃が品種改良を重ね、多くの品種の桃が誕生しました。それらすべてを水蜜桃とよぶため、水蜜桃の品種は数多くあります。水蜜桃の品種を大きくわけて紹介しましょう。
- 白桃
- 白鳳(読み方:ハクホウ)
- 黄桃
- ネクタリン
- 蟠桃(読み方:バントウ)
- ワッサー
ボタ爺
次は水蜜桃の特徴について紹介するぞ。