はじめに
最近、自宅で簡単にできる家庭菜園がとても人気です。ベランダや庭でおいしい野菜が作れると、家計の助けにもなりますし、好きな時に気軽に食べることができます。食育としてもおすすめの家庭菜園で、3月に植える野菜苗には何があるのかを見ていきます。
3月に植える野菜苗の特徴
3月に植える野菜苗で初心者にも植えやすい野菜には何があるのでしょうか。この時期に植える野菜は、春から夏にかけて収穫したい野菜を選ぶことになります。気温が上がり暖かくなってくる3月ですが、朝晩の冷え込みが厳しく、霜が降りる可能性も高いこの時期に植える野菜苗は、気温の変化や寒さに強い種類を選ぶようにしましょう。
3月に植える野菜苗の注意点
種まきで育てる場合は、発芽するまで朝晩の気温の変化に気を付ける必要があり、初心者にはあまりおすすめできません。初心者の場合は、野菜苗から育てるのが簡単でおすすめです。種をもらった場合は、気温の変化に気を付けて、芽が出るまでは育苗ポットで育てるのがおすすめです。
家庭菜園【地植え】で3月に植える野菜苗(4選)
根が伸びるものや蔓を伸ばすもの、広がりやすいものは、畑や庭、花壇などに地植えする必要があります。地植えの場合で、初心者でも育てやすい3月に植える野菜苗には何があるのか、紹介をしていきます。
①じゃがいも
植え付け時期 | 3月~4月(春植え)、8月~9月(秋植え) |
収穫時期 | 5月~6月(春植え)、11月~12月(秋植え) |
じゃがいもの特徴
じゃがいもは、初心者でも比較的簡単に育てることができる野菜の一つです。1つの苗から何個もじゃがいもが取れますので、採算も取りやすいです。じゃがいもは、種イモという形で芽が出た芋がホームセンターなどで売っています。あまり大きいと切る手間が発生するので小さめの種イモを購入しましょう。
注意点
花が咲いたら、栄養がそちらに行かないように花を摘み取ります。また、じゃがいもの収穫は、雨の日に収穫すると腐りやすくなるので、晴天が続いているときに収穫するようにします。春に植えたじゃがいもの収穫時期は6月中旬頃の梅雨の時期なので、注意しましょう。
通販で購入できる種芋
メークインの種芋
じゃがいも 種芋 メークイン 500g ジャガイモ
参考価格: 385円
②ゴボウ
植え付け時期 | 3月~4月(春植え)、9月(秋植え) |
収穫時期 | 植えてから100~150日前後 |
ゴボウの特徴
ゴボウは地植えで植えるのが一般的ですが、サラダゴボウなどの短根種とよばれる根が短い種類であれば、プランターでの栽培も可能です。収穫までの日数も短く、掘るのも簡単なので、初心者には短根種が育てやすいですよ。
注意点
大きくなりすぎると繊維が硬くなるので、早めの収穫を心がけます。収穫した後は、切らずに土を付けたまま新聞紙などで保管すると長持ちします。また、ゴボウは連作障害があるので、一度植えて収穫をした後は、同じ畑にゴボウを植える場合は、3~4年あける必要があります。
人気の種
③大根
植え付け時期 | 3月(春採り)、4月(初夏採り)、9月(秋採り) |
収穫時期 | 植え付けから2か月後 |
大根の特徴
大根は、煮物、おでん、大根おろしなどいろいろな料理に活躍できます。小さめの大根の種類を選べば、プランターでの栽培も可能です。初心者は、最初から地植えに挑戦するよりもミニ大根を栽培するのが簡単です。
注意点
大根は害虫がつきやすいので、防虫対策をしっかりと行うことと、肥料は十分に与えることが大切です。そして、間引きをこまめに行う必要があります。さらに水やりを怠ると大根が辛くなってしまうことがあるので、乾燥させないように気を付けましょう。
人気の種
④かぶ
植え付け時期 | 3月~5月、8月~9月 |
収穫時期 | 植えた後、50日~90日前後 |
かぶの特徴
かぶは涼しい気候を好むので、真夏の暑い時期は避けて春と秋に植えます。うまく種まきの時期をずらせば、長い間収穫をし続けることができます。プランターで育てる場合は、根が小さく育つ小かぶがおすすめです。
注意点
種まきから収穫までの期間が短いので、早めの収穫を心がけます。家庭菜園向きの小かぶだと、早くて40日ぐらいで収穫できます。コンパニオンプランツとして人参を一緒に植えると害虫防止になります。
人気の種
ボタニ子
次からは、3月に植える野菜苗で、プランター栽培に適した野菜を紹介していきます。
出典:写真AC