3月に植えるべき野菜10選！家庭菜園で3月から育てやすい野菜苗は何？

家庭菜園といえばプランター栽培が人気です。ベランダなどでも育てることができますので、初心者でも簡単に挑戦しやすいというポイントがあります。プランターでも育てることができる3月に植える野菜は何があるのか、紹介していきます。

ほうれん草は、ビタミンやカルシウム、鉄分など栄養たっぷりの野菜です。1か月〜2か月で収穫が可能で、寒さにも強く日当たりが多少悪いベランダなどでも丈夫に育つので、初心者にも簡単で育てやすい野菜です。

暑い時期や寒い時期は、枯れやすくなったり土壌障害が発生したりとトラブルも増えるので、初心者が植える場合は春や秋に行うのが、ほうれん草をうまく収穫するコツです。鮮度が落ちやすいので、収穫したら早めに食べるようにしましょう。

人参は、彩りが良く、ビタミンＡが豊富です。よく目にする人参は「五寸人参」という種類の人参ですが、プランターを使用する場合は、ミニサイズの人参が栽培に適しています。ミニ人参にも種類があり、ベビーキャロットやワンディッシュといったものが有名です。見た目もかわいらしく、たくさん収穫できます。

芽を出すのが難しいので中級者向けといわれる人参ですが、逆に言えば芽を出してしまえばほぼ成功となります。連作障害がありますので、一度植えると2～3年は同じ場所に植えることはできません。水やりや間引き、追肥はこまめにやるようにしましょう。

ピーマンの特徴には何があるのでしょうか。ピーマンは1株植えるだけでたくさんのピーマンが収穫できます。3月には苗を作るための種まきをし、育った苗は5月に植え付けをします。夏の暑い時期にも強いので、秋まで長い間収穫が可能です。

ピーマンの苗には「実生」「接木」の2種類があります。「接木」は、病気に強い野生種と栽培種を掛け合わせたもので、お値段は少し高めになりますが、初心者はこの「接木」を使用するのがポイントです。育てる場所は、日当たりと風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。

玉レタスは、結球レタスとも呼ばれていて、β-カロチン、ビタミン、カルシウム、鉄、カリウム、食物繊維などがバランスよく含まれている野菜です。レタスは涼しい気候を好みます。収穫までが大体60日～70日なので夏前に収穫を終えるために、春まきは3月か、遅くとも4月までに行うようにしましょう。

レタスは肥料が足りないとうまく結球しないので、肥料は多めに与えるようにします。レタスは特に害虫被害を受けやすいので、防虫ネットを使用するようにしましょう。また、連作障害があるので、一度育てた場所では2〜3年育てることはできません。

食卓でよく目にするブロッコリーですが、普段私達が食べているのは、花の蕾（つぼみ）が集まった部分（頂花蕾）になります。ブロッコリーには、この蕾が上に一つだけできるタイプと、上にできた蕾を採った後、左右から小さな茎が生えて蕾が次々となる種類とがあります。蕾を随時収穫するタイプは、小さいブロッコリーをいつまでも取ることができて楽しいですよ。

収穫の目安は、花蕾（からい）が10～15cmぐらいの大きさになったころです。ブロッコリーは花の蕾ですので、放っておくと黄色やクリーム色の花が咲き始めます。花が咲いてしまうと、食べることはできますが味が落ちるので、できるだけ早めに食べるように心がけましょう。

葉の表面に雫のようなものがついているのが特徴のアイスプラント。この雫は塩分の結晶で、食べると軽い塩味がします。水洗いすればそのまま食べることができるうえに味もついているので、サラダに使用するのがおすすめです。プランターだと1か月半ぐらいで収穫でき、初心者でも簡単に育てることができますよ。

アイスプラントは暑さや寒さに弱いので、すぐに移動させることもできるベランダや室内での栽培が適しているといわれています。また、水やりに使用する水が塩水なので、ほかの植物に影響が出ないようにするためにもプランターがおすすめです。花が咲き始めると、収穫終了の合図になります。

3月に植えるのは春野菜だけではありません。5月ごろに植える夏野菜の準備で、種から育てる場合は、この時期に種まきをしておく必要があります。夏野菜のナスやピーマンなどは5月ごろが植え付けに適した時期なので、3月のこの時期に種まきをしておきましょう。

初心者でも育てやすい3月に植える野菜苗は何があるのかを紹介してきました。家庭菜園は家計の助けにもなりますので、ぜひ一度挑戦してみたいですよね。春野菜はプランターで育てられるものも多いので、好きな野菜があればぜひチャレンジしてみてください。