スキミアの育て方!花が終わった後の管理のコツや増やし方まで解説!

スキミアの育て方!花が終わった後の管理のコツや増やし方まで解説!

スキミアは、冬の寒い時期に株いっぱいに付ける小さな蕾がかわいらしいと人気の植物で耐寒性に優れており、日陰を好んでいます。この記事ではスキミアの育て方だけでなく、花後の管理方法や挿し木で増やすことは可能か、枯れる原因は何かなどについても詳しく解説しています。

記事の目次

  1. 1.スキミアとは?
  2. 2.スキミアの魅力
  3. 3.スキミアの育て方
  4. 4.スキミアを育てるときの注意点
  5. 5.スキミアが枯れる原因
  6. 6.スキミアの花後の管理方法
  7. 7.スキミアの増やし方
  8. 8.スキミアの植え替え時期
  9. 9.まとめ

スキミアを育てるときの注意点

乾燥

出典:写真AC

土の乾きすぎは禁物

水やりは最小限で済むほど丈夫な植物ですが、過度な乾燥にはやや弱い傾向があります。土が乾きすぎてしまうと弱りやすくなり、枯れることもあるので気を配りましょう。特に夏は土の乾燥が怒りやすいので、鉢植えの場合だけでなく、庭植えの場合にも雨量が少ない時には水やりが必要になる場合もあります。

直射日光

日陰向きな植物

Photo by torne (where's my lens cap?)

スキミアは直射日光に弱く日陰向きで耐暑性もあまりなく、特に夏の間は厳しい暑さと強い日差しへの対策が必須です。鉢植えの場合は、夏の間にスキミアが弱ってしまわないように日陰へと移動させて湿気にも気を付けます。葉に異変がないかなど、毎日チェックしてあげましょう。

庭植えの場合

庭植えをしたスキミアも鉢植えと同様に夏対策が必要です。しかし庭植えの場合は植え替えが不可能なので、適した環境を慎重に選んでおきましょう。植え替え作業に弱いので、よほどのことがない限りは植え替えないであげてください。根を傷つけて枯れるリスクもあります。パークチップを敷くことで、日差し対策が可能です。

ボタニ子

ボタニ子

スキミアは地表近くにも根を張る傾向があります。

夏の暑さ対策

パークチップを薄く敷いておく

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パークチップは通常のウッドチップよりもサイズが大きく、色も土に馴染みやすいガーデニング用のウッドチップです。あまり敷きつめすぎてしまうと土の乾き具合が分かりづらくなり、水はけも悪くなってしまいます。夏の根の保護のため、薄く敷いておきましょう。

水は朝の涼しい間に

Photo byjiriposival0

どの植物に関しても言えることですが、真夏の昼間に水やりを行うと蒸れやすくなります。スキミアにとって蒸れや根腐れは禁物です。その為、朝に水やりを行いましょう。鉢植えの場合は庭植えに比べて、注意が必要なため、夏の間は乾燥に注意しながらの世話が必要です。

スキミアが枯れる原因

水の与えすぎ

出典:写真AC

庭植えした場合はほぼ放置で

スキミアは水分をあまり必要としておらず。水分過多に弱いです。夏の厳しい暑さが続く時期には水をたくさん与えたくなると思いますが、基本は雨だけで十分なので見守りましょう。鉢植えの時は、水はけをよくした状態で土が乾きすぎてしまわない程度の水やりに抑えることが大切です。

直射日光に弱い

葉の色に注意

スキミアが不調になると真っ先に葉に異変が起きます。直射日光の浴びすぎで弱ると葉が黄色く変色し始めるので、変色が起きた葉がないか注意しましょう。また、肥料や水分が多すぎる時には葉が落ちることもあります。直射日光に気を付けながら、過保護に世話しすぎないことが重要です。

ボタニ子

ボタニ子

原因を見極めて正しく対処しましょう。

スキミアの花後の管理方法

花後の花がら

出典:写真AC

自然に落ちるのを待っていい

3月頃が開花時期で、房状の小さな花を咲かせます。4月になった頃にはシーズンが終わりますが、花後の茎は自然に落ちるため、花がらを摘む必要がありません。スキミアは病気に強いので、花後も放置しながら自然に落ちるのを待っても問題がありませんが、心配な場合は花後に摘んでおくとよいでしょう。

スキミアの増やし方

挿し木・実生

Photo byvjgalaxy

挿し木が一般的

スキミアの増やし方には、挿し木と果実から種を取り出して植えるという方法の二つがあります。しかし、スキミアが花後に果実をつけるのは雌株の個体だけで、果実には猛毒が含まれていることからあまり売られていません。そのため、増やし方としては挿し木が一般的で簡単です。

挿し木での増やし方

挿し木は花後の5月~6月頃に行います。10㎝~15㎝程度の長さに枝を切った後、地面に埋まってしまう部分の葉は落としておきましょう。葉を落としたら根元を水に浸し、準備した用土に挿せば完了です。成長の遅い植物なだけあって大きくなるまで時間がかかりますが、根気強く見守りましょう。

実生での増やし方

出典:写真AC

果実から種を取り出し、種蒔きをすることで増やすことができます。庭に植えても野鳥などに食べられてしまう心配がないので、果実の採取が簡単なことがメリットです。環境さえ整っていれば、実の時期が終わった後、地面に落ちた実からそのまま発芽することも少なくなく、生命力の強さを実感します。

スキミアの植え替え時期

植え替えは鉢植えの場合のみ

出典:写真AC

根詰まりしたら植え替え

スキミアは成長速度が遅く、植え替えを必要としない植物です。根を傷つけてしまうと致命傷になることがありますが、鉢植えで根詰まりを起こしてしまった際には一回り大きな鉢への植え替えが必要になります。植えつけ時と同様に、根の扱いは慎重に行うことが重要です。

まとめ

出典:写真AC

スキミアは冬にさみしくなりがちな庭を華やかにしてくれる常緑低木です。気を付けるべきなのは直射日光と夏の暑さ対策や根の扱いのみで、日頃のお世話は最小限で済むため手間がかからないため、少しのコツだけで育てられます。初心者から中級者への一歩として、魅力の多いスキミアを選んでみてはいかがでしょうか。

haku
ライター

haku

一番好きな野菜はトマト、一番好きな花はシクラメン。わかりやすく読みやすい文章を心がけています。

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