とうもろこしの収穫ガイド!収穫時期の見分け方や方法・回数を解説!

とうもろこしの収穫ガイド!収穫時期の見分け方や方法・回数を解説!

黄金にかがやくとうもろこし、甘くておいしいですね。とうもろこしは収穫するとすぐに味が落ちてしまうのをご存じですか?自分の畑で作って収穫したらすぐに食べてみたい野菜です。一番おいしい収穫時期の見分け方や方法・回数をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.とうもろこしを育てる季節
  3. 3.まずヤングコーンを収穫(摘果)しよう
  4. 4.とうもろこしの苗につく害虫の対策方法
  5. 5.とうもろこしを収穫しよう
  6. 6.まとめ

とうもろこしを収穫しよう

Photo byCapri23auto

季節が梅雨に入ると、そろそろ一番果のとうもろこしの収獲の時期ですね。この時期はとうもろこしの雌穂から目が離せません。じっくり観察してから判断しましょう。

収穫適期の目安はいつごろ?期間は?

雄穂の花が咲いてから期間にして大体2~3週間くらい(大体6~7月頃)で収穫適期の目安です。一番上の雌穂(一番果)がどんどん育ってきますが、実がしっかり太っているか、外側からちょっと見ただけではまんべんなく実が育っているか判断がつきません。いくつかしっかり見分ける方法があるので、とうもろこしがだしているサインを上手に判断しながら収穫のベストなタイミングを逃さないようにしてください。

収穫していい雌穂の見分け方

①収獲の目安はひげがこげ茶色

まず雌穂のひげの状態がどうなっているかチェックします。皮から出ているひげが大体茶色に変わっていたら(期間は最初にひげが出てから約20~25日)、束になっているひげを少しほぐして中まで色を確認してください。外側は全部茶色になっていても内側がまだ緑色ならまだ実はしっかり育っていません。ひげの中までしっかりこげ茶になっていたら収穫の「第一関門、突破」です。

②雌穂の固さ

雌穂を皮の上から触ってふわふわしていたら、まだ実が育っていないようですね。もうしばらく収穫は待ちましょう。皮の上から触った時ぎっしりと実が詰まった感じで固くなっていたら、収穫の「第二関門、突破」です。

③雌穂のふくらみ方

緑の皮の上から優しく手で触ってみて確認してみてください。先端も含めて上から下までまんべんなくふくらんでいますか?上までしっかり太っていると先端が丸くなっているのがわかります。スーパーで見かけるものには上の方が太っておらず白いものもありますが、せっかく自分で育てるならもう少し待って上まで太らせたいですね。先端が丸くなっていたら収穫の「第三関門、突破」です。

④少し皮を開いてみる

皮の中に害虫がいて実を食べたり汁を吸ったりしている場合があるので、緑色の皮の上の方を少し開いてよく確認してください。特に気になるところがなく中の実がクリーム色か黄色に変わりきれいに揃っていたら、間違いなく収穫の最適期です。さあ、収穫ですよ。

害虫にやられている雌穂の見分け方

害虫が皮の中に入り込んでいる場合は、こげ茶のひげの下にある緑のひげの部分に虫食いのあとや汚れが見えたりします。また、皮に変色や虫食いあとがあったり、ひげが途中で切れている場合もあります。こうなった場合はきれいな状態での収穫はできません。残念ですが、全部皮をむいて被害のない粒だけとって使いましょう。

粒の少ないとうもろこしの見分け方

雌穂から伸びているひげと中の粒とが1本ずつ繋がっているので、ひげの本数と粒の数は同じです。つまり、皮の外にでているひげが途中で切れておらず本数が少ないと粒も少ないのです。ご存じでしたか?

さあ収穫!朝がベストタイミング

出典:写真AC
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とうもろこしは夜中に水分を取り込んで甘みが強くなるので、収穫するなら早朝がベストなタイミング。雌穂の根本をハサミでちょきん!と切って収穫しましょう。手でもぎ取るときは茎が折れないように気をつけてください(特に雌穂が2つある場合)。夕方になるにつれて水分が抜け味もおちてしまうので要注意です。

手でもぎ取る方法

手でもぎ取る時に無理にとうもろこしを引っ張って茎を折ってしまいそうになりますが、ちょっと気をつけると手でも簡単にもぎ取ることができます。もぎ取りの仕方ですが、片手で茎をしっかり持ってもう片手で雌穂を下に向けて折り、最後はねじって茎から離します。こうすると簡単に収穫できますよ。

雌穂を2つ残した場合

2つ雌穂を残して育てていたら、あともう1つ収穫しましょう。もう1度追肥をして、しっかり実を育ててから収穫です。収穫の見分け方・仕方は一番果の時と同じです。とうもろこしのだしているサインをしっかり見極めましょう。

収穫のタイミングを逃さないように

Photo byCouleur

ここまで収穫が遅いとおいしいタイミングを逃してしまってもったいない!

収穫のタイミングがきたら、日数をあけず収穫しましょう。あまり収穫が遅いと粒の中央がへこんで水分が抜けてしまい、粒が固くなったり栄養価がおちたりします。皮が枯れ始める前に全部収穫してしまいましょう。

まとめ

収穫したらすぐに処理しよう

出典:写真AC
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とうもろこしは収穫した瞬間から収穫後1時間くらいまでが一番美味しいようですが、それ以降は味がどんどんおちていき栄養もかなり失われます。収穫後すぐに食べない場合は、すぐに加熱するとそれ以上美味しさがおちません。皮をつけたままの方が栄養や水分が逃げにくく、おすすめです。加熱したら、早めに冷蔵・冷凍をしましょう。

とうもろこし大好き!

Photo byGadini

一番おいしいタイミングで収穫できたら、まずは皮や茶色いひげを取リ除いて生のままで「がぶり」とかじってみてください。きっととっても甘いはず。その次は電子レンジで蒸して「がぶり」。芯から実を外して炒め物やサラダに使ったり、爆裂種ならカラカラに干してから芯から実を外してポップコーンにしたり。バリエーションが広がりますね。大満足な収穫でありますように。

あつこちん
ライター

あつこちん

ガーデニング・家庭菜園が好きな主婦です。自宅や友人宅の庭でマイペースで楽しんでいます。

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