ダイソーの野菜の種はどんなもの?
DAISO(ダイソー)では、さまざまな種類の野菜の種が手に入ります。しかし、安い種はどうしても安全性や発芽率が気になり、なかなか買う気になれないという方も多いでしょう。
ボタニ子
発芽率
専門店で買う種に比べると発芽率はやや劣りますが、6~7割は発芽します。種類によっては、さらに発芽率の高い種も売っています。商品の袋裏面に記載された種のまき時やまき方を守っていれば「せっかく種をまいたのに芽が出ず残念な思いをする」などということはありません。
安全性
気になる安全性も、専門店やホームセンターで売っているものと変わりがありません。ダイソーの種は外国製であるケースが多いですが、そもそも専門店などで売られている野菜種の多くも外国製です。野菜の種が外国製であるのは安く安定的に仕入れられるからです。
安い理由
ニンジンの品種、春まきの「時無し五寸」で比べても、専門店やホームセンターで購入できるものは安くても200円以上します。しかし、ダイソーで買える「時無し五寸」は2袋で100円の商品です。つまり1袋50円ということです。
ボタニ子
発芽率も安全性も高いのに、なんで安く購入できるのかな?
内容量が少ない
専門店やホームセンターで買える野菜の種に比べると、内容量が少ないため安く買えます。本格的な菜園を考えている場合は容量の多い専門店などの種を購入する方が割安です。しかし、狭いスペースで気軽に家庭菜園をしたいなど少量だけ種が欲しいときには、ダイソーの野菜種がおすすめです。
品種が選べない
例えば秋に種まきするスナップエンドウも、専門店やホームセンターに行けば「つるあり」「つるなし」をはじめ肉厚なものや甘みの強いもの、病気に強いものなどさまざまな品種が選べます。しかし2019年のダイソーのラインナップには、スナップエンドウは「つるなし」か「つるあり」かの2種類があるだけです。
ボタニ子
初めて育てる野菜は、どの品種を選べばいいか悩むから品種が絞られている方がいいかも!
ダイソーで買える育てやすい野菜の種はコレ!
ボタニ子
ここからは家庭菜園初心者でも育てやすい野菜の種と手軽なプランターでの育て方を紹介するよ!
四季どり小松菜
1年を通して収穫できる小松菜の種です。暑さにも寒さにも強く、よく育ちます。地植えでもプランターでもしっかり育ち、育ててみたいと思ったらすぐに種まきができます。鮮やかな緑が食卓に彩をもたらしてくれるでしょう。スープや煮びたし、炒め物におすすめです。
育て方
種をまくときは、1cm間隔の条まきにします。優しく土をかぶせたら、たっぷりと水をあげましょう。プランターを置く場所は日の当たる風通しのよい場所です。発芽後、混みあってきたら適宜間引きをして大きく育てていきます。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとやります。丈が20cmほどに成長したら収穫です。
ベビーリーフ
ベビーリーフは、発芽後30日ほどで収穫する若い葉物野菜の総称です。ダイソーのベビーリーフ種も何種類かの葉物野菜の種が入っています。プランターで育てるのが一般的ですが、水耕栽培でも簡単に育てられます。栄養価が高く生食に向くため、サラダやサンドウィッチにピッタリです。
育て方
室内なら、真夏や真冬でも育てられます。パラパラと種をまいて、上から薄く土をかぶせるだけです。種が流れないように優しく水やりをしたら、発芽するまで日陰で育てましょう。発芽後は日当たりのよい場所に移動させ、土の表面が乾くころに水やりをします。丈が10cmほどになったら収穫です。必要な分だけ摘み取って使いましょう。
カイワレ大根とブロッコリースプラウト
大根とブロッコリーの新芽です。どちらも育てやすく栄養価が高いため、注目されています。生食でもおいしいですが、スープに入れるのもおすすめです。
育て方
育て方は簡単で、トレーなどの器に濡らしたキッチンペーパーや脱脂綿を敷き、種まきをするだけです。発芽するまではアルミなどをかぶせて、発芽後は日当たりのよい場所に移動させましょう。水替えは1日1回を目安にしてください。
ハツカダイコン
「赤丸20日大根」と「紅白はつか大根」の2種類が買えます。どちらもサラダや漬物にして食べます。真夏と真冬以外はいつでも育てられ、生育期間が短く家庭菜園をはじめてみたい人が初めて育てる野菜として最適です。日当たりがよい室内なら冬場でも育てられます。
育て方
小さめのプランターでも育ちます。種まきは、1cm間隔で条まきします。優しく土をかぶせ、たっぷりと水をあげたらその後の水やりは土の表面が乾いてからにしてください。あっという間に大きくなるため、芽や苗が込みあってきたら早めに間引きしてあげましょう。赤い実が土から顔を2cmほど覗かせたころが収穫時期です。育ちすぎると固くなるため注意しましょう。
サンチュ
サンチュの種には、春まきと秋まきがあります。地植えでも育てられますがプランターで育てる方が手軽で簡単です。生育がよいため初心者向きです。葉が15cmほどの長さまで育ったら、外の葉から順にハサミで切って収穫しましょう。食べ方は幅広く、サラダやスープ、炒め物にしてもおいしいです。
育て方
種まきは、10~15cm間隔に点まきします。薄く土をかぶせたらたっぷりと水をやります。プランターは、風通しと日当たりのよい場所に置き、1日1回土の表面が乾いたら水やりをしましょう。混みあってきたら間引きをしてください。緩効性の肥料なら1カ月ごと、化成肥料なら2週間ごとに追肥します。葉が適度に混みあってきたら収穫です。
レタス・サラダミックス
レタスの仲間の種がミックスして入っています。生育期間が短く1年中栽培できますが、秋ごろに種をまくのが生育がよくおすすめです。地植えでもプランターでも育てられますが、プランターで育てるの方が手軽です。育ってきたら外側の葉っぱから摘み取り、サラダにして食べます。
育て方
育て方はベビーリーフと同じです。小さな容器やプランターで育ててキッチンのそばに置いておくと、使いたいときにすぐに使えて便利です。
ダイソーで買えるおすすめハーブ種
しそ
「しそ大葉」と「青しそ」「赤ちりめんしそ」の3種類が買えます。日本に自生しているハーブで、庭にパラパラと種まきしておくだけでも芽を出します。地植えでもプランターでもよく育ち、芽のころや花穂のころも薬味として食べられ、さらに実も醤油漬けなどにして楽しめます。
バジル
地植えとプランターどちらでも育てられます。トマトのコンパニオンプランツとして根元に植えるのもおすすめです。採れたてのフレッシュなバジルは爽やかな香りで、パスタやサラダなどにぴったりのハーブです。
パクチー
食卓に香りと彩りを添えてくれるハーブで、コリアンダーとも呼ばれます。プランターでの栽培が手軽でおすすめです。真夏や真冬以外はいつでも育てられ、種まきから収穫までの期間が短いため、家庭菜園初心者におすすめのハーブです。
パセリーパラマウント
いわゆるパセリのことです。とても丈夫なハーブで地植えでもプランターでもよく育ってくれます。大きく育ったら外側から必要な分だけ摘んで使いましょう。耐寒性も高く冬越しすることもあります。栄養価が高く、サラダや刻んでスープに散らすなどしておいしくいただきましょう。
そうそう。100円で気になる野菜の種が買えるのなら嬉しいんだけど、お安いぶん不安にもなるよね?