花オクラの育て方と食べ方!家庭で栽培して調理するまでの方法を解説!

花オクラの育て方と食べ方!家庭で栽培して調理するまでの方法を解説!

花オクラは、オクラに似た美しい黄色い花をつける人気上昇中の野菜です。ただし、オクラとは違い、花びらが食用となります。また、花オクラは、病気や暑さにも強く育てやすい野菜です。そんな、花オクラを栽培日記形式でとして、育て方や食べ方、調理法までご紹介します。

記事の目次

  1. 1.花オクラとは
  2. 2.花オクラとオクラの違い
  3. 3.花オクラの育て方
  4. 4.実際に育ててみました!
  5. 5.花オクラの育て方1日目:種まき
  6. 6.花オクラの育て方8日目:発芽
  7. 7.花オクラの育て方29日目:植え付け
  8. 8.花オクラの育て方44日目:もみ殻をまく
  9. 9.花オクラの育て方54日目:成長の見守り
  10. 10.花オクラの育て方87日目:つぼみ発見!
  11. 11.花オクラの育て方97日目:つぼみ膨らむ①
  12. 12.花オクラの育て方100日目:つぼみ膨らむ②
  13. 13.花オクラの育て方101日目:開花・収穫
  14. 14.花オクラの育て方(注意点)
  15. 15.花オクラの食べ方をご紹介
  16. 16.花オクラの食べ方①花オクラのオリーブ塩のサラダ
  17. 17.花オクラの食べ方②花オクラともずくの和え物
  18. 18.花オクラの食べ方③花オクラと生ハムのバーガー
  19. 19.花オクラの食べ方④花オクラとオクラのお味噌汁
  20. 20.花オクラの栄養について
  21. 21.まとめ

花オクラとは

花オクラをご存知でしょうか。花オクラは、花を食べる、という変わった珍しい野菜で、原産地は中国です。咲かせる花がオクラに似た花であることから「花オクラ」と呼ばれるようになりました。花オクラの別名には、トロロアオイや、黄蜀葵(オウショッキ)といったものもあります。

花オクラの花

花オクラの花はとても綺麗で、インスタ映えすることもあり、人気上昇中です。ですが、日持ちがしないため、市場でみかけることが少なく、手に入りにくい野菜です。この記事では、そんな花のオクラの育て方や、実際に、調理したお料理を紹介いたします。

花オクラとオクラの違い

まず、食べる部位が異なります。花オクラは、花びらを食べ、オクラは実を食べます。以下で、花の大きさや実の大きさを写真で比較しています。

花の違い

左が花オクラの花、右はオクラの花です。花の大きさが、倍ぐらい違います。

実の違い

左が花オクラ、右がオクラです。大きさも違いますが、花オクラの方がふさふさしています。

花オクラの育て方

花オクラの育て方の概要と難易度

 

 種類  科目   属 名   原産国   難易度
花オクラ アオイ科 トロロアオイ属 中国 ★☆☆☆☆

一般的に花オクラは、4月から6月頃に種まきをして、8月から9月頃に収穫ができます。乾燥や高温に強く、逆に土壌が湿潤すぎると病気になりやすいので、排水性の高い土壌が適しています。とても強く、育てやすい野菜ですので、初心者にもおすすめです。また、成長すると約1~1.5メートルに育ち、花は、約20~30cmの黄色い花を次々と咲かせます。ただ、オクラと違い、「実」は固く、食するには向いていません。

花オクラの栽培時期

花オクラの栽培時期・栽培スケジュールは、次のようになります。地域によっても多少異なりますので、参考程度としてくださいね。

実際に育ててみました!

実際に栽培してみましたので、ここからは栽培日記形式でご紹介します。

家庭菜園歴:12年
花オクラ栽培経験:あり(10年目)
栽培地:兵庫県
その他:我が家の畑は、とても水はけがよく、夏場は、特に強い植物しか育ちません。暑さに負けない強い野菜を育てます。

花オクラの育て方1日目:種まき

栽培1日目(4月19日):種まき

昨年、採取した種を使用します。

花オクラの根は、強いため、結局は発芽後に1本ずつばらばらにします。ですので、土の中に種を適度に蒔けばよいでしょう。

花オクラは、発芽率もよい方です。ただ、寒さや霜には弱く、まだまだ寒い日もありますので、日当たりのよい室内に置いて見守ります。

花オクラの育て方8日目:発芽

栽培8日目(4月26日):発芽

花オクラは、オクラと違い、発芽もしやすく、どんどん発芽しています。

栽培18日目(5月6日):発芽後

どんどん発芽し、成長してきました。ゴールデンウイークもまもなく終盤となり、だいぶ暖かくなってきましたので、苗を外の空気にあて定植時の環境に慣らします。

花オクラの育て方29日目:植え付け

栽培29日目(5月17日):植え付け

しっかり成長してきましたので、お水に付けながら1本ずつ丁寧にばらばらにし、植え付けします。

花オクラは、オクラと違って丈夫です。根を触っても枯れませんので安心して、やさしく植え付けしてくださいね。

苗と苗は、約50cm間隔で植えます。成長するとお互いの苗が支え合うようになり、台風にも負けません。あまり近すぎると成長の妨げになりますので注意です。

花オクラの育て方44日目:もみ殻をまく

栽培44日目(6月1日):もみ殻撒き

大雨に降られて、やや元気がありません。根元を保護するために、もみがらをまきました。

花オクラの育て方54日目:成長の見守り

栽培54日目(6月11日):成長観察

葉っぱが増え、少し大きくなりました。

栽培71日目(6月28日):成長観察

葉っぱがもっと増え、気温が上がるとともに成長します。

栽培81日目(7月8日):成長観察

梅雨入りもし、しっかり雨をもらうと成長が早いです。このころから、草の成長も早く、草抜きもがんばります。

花オクラの育て方87日目:つぼみ発見!

栽培87日目(7月15日):蕾

つぼみができました。

花オクラの育て方97日目:つぼみ膨らむ①

栽培97日目(7月25日):蕾の成長

つぼみが、ホワッと膨らんできました。
まもなく開花です。

栽培110日目(8月7日)

残念ながら、台風の大雨のためこの花オクラは収穫ができませんでした。ただ、オクラのように実がふくらんできました。こちらは、来年用の種として育てます。

栽培121日目(8月18日):蕾が茶色に

花オクラの実が茶色くなってきました。

花オクラの育て方100日目:つぼみ膨らむ②

栽培100日目(7月29日):2つ目の蕾

2つ目の開花です。翌日には咲きそうです。

花オクラの育て方101日目:開花・収穫

栽培101日目(7月30日):開花

咲きました。花オクラの花は、収穫時間や気温、天候によって花の開き具合が変わります。こちら朝7:35撮影です。

栽培122日目(8月20日):一気咲き

台風の雨のおかげで、一気に咲きました。

収穫時期・時間

  • 花オクラは、一日花ですので、収穫のチャンスは1回です。時間や気温、天候によっても変わりますので、収穫時のタイミングが大切です。
  • 日の出とともに開花し始めるため、タイミングを見極める必要があります。開花しすぎると日持ちが悪く、すぐに茶色くなります。
  • 市場に出回ることは、ほとんどありませんが、ごくたまに見かけるときは、つぼみの状態で販売されています。

花オクラの育て方(注意点)

開花の頃の水やり

オクラは開花のころ、水が多く必要です。水分不足になると写真の右のように花びら(花)が、小さくなってしまいます。開花のころは、しっかり水やりすることがポイントです。そうすることで、次から次へと開花し、収穫が楽しめますよ。

害虫対策

カタツムリ

カタツムリが遊びにきていました。害虫ってほどでもありませんが、花びらに穴をあけてしまいました。

アリ

このようにアリがたくさん集まります。

花の付け根に多く潜んでいます。特に悪さをすることもないのですが、家の中に入れたくないですよね。ですので、なるべく外で花の付け根をハサミで落としてから家に持ち入りましょう。

続いて、花オクラの食べ方をご紹介します!

次のページ

花オクラの食べ方をご紹介

関連記事

Article Ranking