パイナップルリリーの育て方
パイナップルリリーの種類や特徴についてご紹介しましたが、次は実際に多くの人が気になるパイナップルリリーの育て方についてご紹介していきます。パイナップルリリーは途中でもご紹介したように初心者でも育てやすい丈夫な植物でもあり、育てやすくてきれいな花を咲かせることでも人気です。これから育ててみようと考えている人は育て方を参考にしてください。
水やりの頻度
植物によっても水やりの頻度は異なりますが、パイナップルリリーの場合は土の様子を見ながら定期的にあげるのが好ましいです。水やりのサインとしては土を触って乾いている状態が水やりサインになります。できれば水やりだけでなく日光に当ててあげるとパイナップルリリーも元気に育ちます。水やりを行うと草が生えるので雑草に水分が取られないように定期的に草引きは行いましょう。
肥料の頻度
水やりと同じように悩みやすいのが肥料の頻度です。肥料は植物では栄養面の部分になります。パイナップルリリーは少しの肥料で育ってくれるので、肥料の頻度の目安としては2ヶ月に1回で大丈夫です。水やりや肥料を与えると雑草も育ちますが、雑草は定期的に引きましょう。パイナップルリリーの球根部分に肥料を撒くのではなく、球根を植えて数センチ離れた位置に肥料を撒くようにしてください。
越冬方法
パイナップルリリーは1年草ではなく、上手に育ててあげると何年も美しい花を咲かせてくれます。パイナップルリリーは乾燥には弱いのですが寒さには強く、雨に濡れないようにしてあげるだけで越冬することができます。花が枯れたタイミングが休眠期のタイミングでもあり、10月以降から少しずつ休眠期に入るので水やりの回数を減らしていきます。花が枯れたら球根を掘り起こして乾燥させましょう。
越冬のタイミングで植え替えを行うのがおすすめ
花が枯れたら球根だけになり休眠期になりますが、このときに球根を取り出して乾燥させて再び春に植えて育てます。この春に植え替えを行うのもおすすめなのですが、植え替えをしない場合は霜に当たらないように落ち葉をかけてあげます。植え替えをしない場合は雨害や霜害を避けるようにして越冬します。このときに草を引いておくようにしてください。
パイナップルリリーの増やし方
パイナップルリリーの増やし方は分球になります。パイナップルリリーは育てると親の球根から子供の球根が出てきてこの球根を分球すると増えます。パイナップルリリーはどちらかと言うと縦にも育ちますが横にも育ち、大きいサイズになります。植え替えを考えている人はこの分球したタイミングでそれぞれ花壇に地植えするのがおすすめです。
ボタニ子
増やし方として分球を行いますが、球根が傷つかないように切り分けます。植える場所は栄養を取られないよう草がない場所に球根を植えましょう。
パイナップルリリーの害虫対策
パイナップルリリーは他の植物と比較すると害虫被害は少ないです。しかし、害虫被害にあわないわけではありませんので、対策をしておくとよいでしょう。パイナップルリリーにつく害虫をご紹介します。
アブラムシの対策方法
アブラムシはパイナップルリリーに限った話だけでなく、多くの植物や野菜につきやすい困った害虫です。葉や茎をかじってしまい、植物を病気にさせてしまう害虫になります。パイナップルリリーも被害にあう可能性もあるので、アブラムシが発生しやすい4月から6月の時期に防虫ネットを被せてあげると被害にあいません。
ナメクジの対策
パイナップルリリーの害虫被害では他にもナメクジが考えられます。ナメクジは寄生虫も多く存在する虫ですが、夜行性で夜になると見つけやすいです。見つけた場合はピンセットで取り除く方法がありますが、近づけない対策としてはコーヒーの殻をパイナップルリリーの鉢や花壇の土に撒くのがおすすめです。
まとめ
パイナップルリリーの育て方や増やし方についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。パイナップルのような蕾が特徴的なパイナップルリリーですが、見た目がかわいいだけでなく育てやすい点が魅力的です。越冬方法や増やし方を把握しているとさらにたくさんのパイナップルリリーを育てることもできるのでパイナップルリリーを元気に育ててきれいな姿を堪能してください。
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出典:写真AC