梅干しの7つの効能まとめ!健康へのメリットからおすすめの食べ方まで!

梅干しの7つの効能まとめ!健康へのメリットからおすすめの食べ方まで!

日本人にとってなじみ深い梅干しには、健康によいとされる成分が多く含まれています。食べすぎなければ、快適な毎日をおくるための味方になってくれるでしょう。健康づくりにぴったりの食べ方を知って、梅干しのパワーを積極的に摂取してください。

記事の目次

  1. 1.梅干しは健康づくりに役立つ?
  2. 2.健康へのメリット!梅干しの効果・効能7つ
  3. 3.梅干しの種類
  4. 4.健康的な梅干しの食べ方
  5. 5.日々の健康づくりに梅干しはぴったり

梅干しは健康づくりに役立つ?

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古来より、梅干しは日本で親しまれてきました。多くの効能から「梅は三毒を断つ」といわれてきまたほどです。三毒は「水毒(体内の水分の汚れ)」「食毒(食生活の乱れ)」「血毒(血液の汚れ)」を指します。梅干しは、それらの毒を予防できる優れた食品です。

梅干しはアルカリ性

梅干しは酸っぱいため酸性食品と思われがちですが、実はアルカリ性食品です。アルカリ性食品は、酸性化している血液を中和する効果があるとされています。酸性化している血液はドロドロで黒ずんでいますが、梅干しの強力なアルカリ性が酸性化を中和し、老廃物が少なくサラサラとした血液に変えるといわれていますよ。

酸性化した血液のままの場合は?

酸性化している血液が原因の症状として挙げられるのは、便秘、貧血、生理不順などです。血栓が原因で、心筋梗塞などの病気が引き起こされる可能性もあります。

ボタニ子

ボタニ子

酸化した血液は、肌荒れも引き起こすといわれているの!美容の大敵でもあるのね!

栄養が豊富に含まれている

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栄養食品といっても過言ではない梅干しには、リグナン、ムメフラール、クエン酸、アミノ酸など、ほかの食品には見られない成分が含まれています。大量に食べる必要もなく、手軽に豊富な栄養を摂取できます。

健康へのメリット!梅干しの効果・効能7つ

出典:著者撮影

梅干しには、健康促進に欠かせない栄養成分が多く含まれています。また女性には嬉しい美容効果も期待できます。食べすぎに気をつけて、多くのメリットを得ましょう。

効果・効能①ダイエット

脂肪燃焼「バニリン」

梅干しには「バニリン(梅バニリン)」という成分が多く含まれています。この成分は脂肪燃焼の効果があるとして科学的に解明されています。体の中にある脂肪細胞を、梅干しを食べることで刺激し燃焼させる効果があるといわれているのです。

脂肪を燃やしてスリムな体づくり

脂肪が少ないスリムな体づくりには、梅干しの摂取がおすすめです。毎日梅干しを食べている人は食べていない人に比べ、体の脂肪割合が少ないといわれています。梅干しが苦手な人は、梅酢や梅ジュースなどの食品で摂取するのもよいアイデアですね。

効果・効能②食中毒の予防

殺菌効果「クエン酸」

梅に含まれるクエン酸は、すっぱさを作る成分です。クエン酸のすっぱさには、虫歯予防や殺菌効果が期待できます。梅干しを砕いたものを湯に入れ、それでうがいするだけで歯磨きと同じような殺菌効果を得られるともいわれています。また、高い殺菌効果は食中毒の予防にも有効です。特に食中毒を起こしやすい弁当に梅干しを入れると、食材の傷みを防げます。市販の弁当でも、白米に乗ったカリカリ梅がおなじみでしょう。

効果・効能③風邪予防や症状緩和

抗ウイルス作用「梅酢ポリフェノール」

出典:著者撮影

梅酢ポリフェノールには、ウイルスの増殖・感染を抑える効果があるとされ、風邪やインフルエンザの症状をやわらげるといわれています。風邪の初期症状が現れたときなど、積極的に摂るのもよいでしょう。ただし重い風邪やインフルエンザのときは、梅干しだけに頼らずに速やかに病院での診察を受けてください。

風邪予防に梅干し

梅に含まれている梅酢ポリフェノールは、調理されてもその成分が損なわれることはありません。梅干しやカリカリ梅、梅ジュースに梅シロップなど、加工後にもウイルスの増殖・感染を抑える効果が期待できるでしょう。風邪やインフルエンザが流行る冬は特に、毎日の梅干し摂取がおすすめです。手軽に飲める梅ジュースも便利ですよ。

効果・効能④疲労回復効果

疲労回復「大量の有機酸」

クエン酸をはじめ、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸などが梅の有機酸として知られています。有機酸は、疲労回復に役立ちます。運動など体を動かすと、乳酸という成分が身体の中で生成されます。これが疲労感の原因です。疲労のもととなる乳酸の生成を抑えるのがクエン酸です。乳酸生成を抑えると、疲労が回復しやすくなります。

夏バテ予防にも

クエン酸は、特にバテやすい夏に摂取したい成分です。おやつなどの間食でも、ジュースやアメなど、手軽に摂取できるものを積極的に摂っていきましょう。食べ過ぎない程度に、クエン酸だけでなくミネラルなどのパワーもチャージしてください。

効果・効能⑤しみ・しわ予防

活性酵素の抑制「梅リグナン」

出典:著者撮影

活性酵素とは「ほかの物質を酸化させる作用が強い酵素」という意味です。体内の血液が酸化することで、肌の老化につながる可能性があります。しかし「梅リグナン」を摂取すると、酸化作用を防ぎ、老廃物を流すということが解明されました。老廃物を流せば、しみ・しわなどの肌トラブルを防ぐことが期待できます。梅リグナンだけでなく、クエン酸などの栄養もしわやたるみ予防効果があるとされています。

ボタニ子

ボタニ子

ミネラル不足も肌の不調を招きます!食べすぎないような、梅ジュースやアメなどの梅食品で補給しましょう!

バッグやポケットに、袋に入ったカリカリ梅を忍ばせておくのもいいわよ。場所を選ばず簡単にパワーチャージできます!

効果・効能➅高血圧の抑制

血液をサラサラにする「ムメフラール」

「ムメフラール」という成分は、梅干しを加熱することによって生成されます。生梅やそのままの梅干しからでは得られません。ムメフラールは血液の老廃物を流し、サラサラにするという効果があるとされます。血液がドロドロとしていると血栓ができやすくなってしまい、心筋梗塞などの病気につながるといわれています。ムメフラールを摂取することで予防効果が期待できるでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

老廃物を流してくれるムメフラールは、食べ方に工夫が必要です。焼き梅で得るのが簡単でおすすめ!

効果・効能⑦スムーズな便通

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腸内のお手伝い「ピクリン酸」

「ピクリン酸」には、腸の動きをスムーズにしてくれる効能があるとされます。快調な便通は美容にもよいため、ピクリン酸は特に女性に嬉しい栄養成分といえるでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

ほかにも、乗り物酔いや二日酔いなどにも梅干しは効くといわれています!

二日酔いで頭が痛い朝はミネラル豊富な梅干しで、食べすぎない量の梅茶漬けなどを作ってみるとよいかもしれません。

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梅干しの種類

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