はじめに
ガーデニングをしている方なら、庭木を植えたいなと思ったことがあるのではないでしょうか。でも庭木って手入れが大変そう、と悩んでいる方も多いかもしれません。今回はそんな方々のために、比較的手入れが簡単な庭木をご紹介していきます。花が楽しめるものや、実を鑑賞するもの、香りがよいものなどさまざまな庭木をご紹介します。
庭木の選び方
いざ庭木を選ぶ、といってもどうやって選んだらよいのか分からない、という方も多いかと思います。この後簡単な庭木の選び方のポイントをいくつかご紹介していきます。
シンボルツリーとは
シンボルツリーという言葉を聞いたことがありますか。最近よく耳にするようになったなと感じている方も多いかもしれません。シンボルツリーとは、その家の象徴・シンボルとなる樹木のことです。新築の際や子どもが誕生したときに記念樹として植えることもあります。この後、庭木を選ぶポイントをお伝えしていきます。
庭木を選ぶ方法
ここからは庭木を選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。ご自宅の庭に植える庭木を選ぶ際の参考にしてみてください。
①環境に合っているか
庭木には、暑さに強い樹木や日陰が苦手な樹木など、さまざまな種類があります。ご自身の庭のどこに植えるか、ご自宅のある地域など植える環境に考慮しないといけません。購入する際は、ご自宅の庭の環境に合っている樹木なのか、よく検討しましょう。
②成長後の大きさ
樹木の種類によっては、とても大きくなる庭木もあります。ご自宅で対応できる大きさなのか、購入前に考慮したほうがよいでしょう。また成長することを見越して、周囲にある程度のスペースを開けておくことも必要です。
③目的は何か
最初にご紹介したような、ご自宅のシンボルツリーとするのか、または木陰を作るためなのか。はたまた外から見えないよう目隠しのための庭木なのか、おしゃれなガーデニングを楽しむ目的なのか。ご自身の庭木を植える目的に合わせて、種類を選んでみてください。
庭木には常緑樹がおすすめ
手入れのいらない庭木として人気なのが、常緑樹です。なぜ常緑樹がおすすめかというと、一年中葉があるからです。樹木には大きく分けて落葉樹と常緑樹があります。秋に葉を落とす落葉樹も風情があって素敵ですが、「手間がかからない」というポイントで考えると常緑樹のほうがおすすめになります。この後さらに理由を説明していきますね。
①目隠しとして
冬になると幹だけになってしまう落葉樹は、目隠しとしての役割はいまいちです。一方常緑樹であれば、基本的には一年中葉をつけていますので、生け垣としての役割もはたしてくれます。また、冬に葉のない姿は少し寂しげに見えてしまうことも。そういう意味でも、常緑樹はおすすめです。
②落ち葉が少ない
常緑樹は名前の通り、一年中葉をつけているものが多く、秋の面倒な落ち葉の手入れが不要です。とはいっても全く落葉しないわけではなく、少しずつ葉っぱの入れ替えは行われていきます。落ち葉が全く出ないわけではないので、気をつけてくださいね。
手入れのいらない庭木ランキング10!
ここから、手入れのいらない庭木のランキング10を紹介していきます。手間のかからない、とはいっても庭木も生き物です。手入れが全く不要なわけではありません。ただランキングの樹木は、庭木のなかでも比較的手入れが簡単な種類ですので参考にしてみてください。先程おすすめした常緑樹や低木のもの、おしゃれな樹木などシンボルツリーにもしやすい様々な庭木をご紹介します!
手入れのいらない庭木1位シマトネリコ
手入れのいらない庭木、栄えある第1位はシマトネリコです。シマトネリコは病気に強く、害虫にも強く、ぐんぐん大きくなりますので、手入れが簡単な植物です。
シマトネリコの特徴
シマトネリコは半常緑樹です。シマトネリコは沖縄などの暖かい地方が原産地で、ツヤツヤした葉が特徴の樹木です。寒い地域では冬に葉を落としてしまうこともありますが、根がしっかりと育てば落葉することも少なくなってきます。丈夫で害虫や暑さに強く、成長も早い樹木です。花はそこまで目立ちませんが、白くてかわいらしい花を咲かせます。
シマトネリコの育て方
シマトネリコは害虫や病気に強く、丈夫でぐんぐん育ちます。日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも生育可能です。暖かい地方原産のため、寒さには比較的弱いです。根本をバークチップや腐葉土で覆ってあたたかくしてあげるとよいでしょう。あまり大きくなると困るかたは鉢植えにしてもよいです。成長が早いので、枝の切り落としの作業は必要になってきます。
出典:写真AC