手入れのいらない庭木2位常緑ヤマボウシ
続いて第2位は、常緑ヤマボウシです。ただのヤマボウシではなく、常緑ヤマボウシなのは、やはり常緑樹のほうがおすすめだからです。花も咲いて実も食べられ、丈夫で育てやすい樹木です。実を楽しみたい、という方にも人気の庭木ですね。
常緑ヤマボウシの特徴
常緑ヤマボウシは、白い花(本当は葉)が美しく、食べられる赤い実がなる植物です。もともと常緑ではない落葉樹のヤマボウシも庭木として人気でした。花も実も楽しめるので、とても魅力的ですよね。常緑ヤマボウシは普通のヤマボウシよりも花の量が多く、花の咲く時期も長く楽しめます。庭木でお花を楽しみたい方におすすめです。
常緑ヤマボウシの育て方
常緑ヤマボウシは病気や害虫に強く育てやすいです。寒さには比較的強く-8℃くらいまでは耐えられますが、それ以上寒くなるような寒冷地にはあまり向かないかもしれません。日当たりのよい場所を好み、水はけのよい所に植えるとよいでしょう。樹形は比較的整っていますので、そこまで剪定をしなくてよいのもおすすめポイントの1つです。
手入れのいらない庭木3位オリーブ
第3位はオリーブです。おしゃれなカフェなどに植えられている印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。おしゃれなお庭にしたいと思っている方におすすめの庭木です。
オリーブの特徴
オリーブはおしゃれで育てやすく、人気の常緑樹です。葉色と樹形が美しく、いわゆる銀葉と呼ばれる銀色に見える葉がおしゃれな印象です。また実も楽しめることも人気の要因の1つでしょう。実は塩漬けにしたり、オイルをとったりすることができます。ガーデニングのポイントにオリーブを1本植えると、ぐっと洋風のお庭の印象になるでしょう。
オリーブの育て方
オリーブも比較的育てるのが簡単で、手間のかからない庭木といえます。日光が好きで、日当たりのよい場所を好みます。病気や害虫にも強いほうですが、時々は確認して虫などがついていたら対処してあげましょう。実を確実につけたい場合は、二種類以上の品種を植えることがおすすめです。暖かいところが好きですが、-10℃くらいまでは耐えることができます。
手入れのいらない庭木4位金木犀(キンモクセイ)
第4位は、秋を知らせてくれる香りがおなじみの金木犀です。金木犀も比較的手間のかからない、こまめなお手入れは不要の常緑樹です。
金木犀の特徴
キンモクセイの特徴は、なんと言ってもその香りでしょう。かわいらしいオレンジの花と、道を歩いていると漂ってくるよい香りが印象的です。原産地の中国では、花をお茶にする風習もあります。また、濃い緑色のつやつやした葉も特徴の1つです。
金木犀の育て方
金木犀は日向か半日陰の水はけのよい場所で育てましょう。日陰でも育ちますが、花の数が少なくなります。風通しが悪いと病気などになりやすいため、風が通るところに植えてください。剪定もそこまで必要ありませんが、病気などを防ぐために、風通しをよくする目的で剪定してあげてもよいです。
手入れのいらない庭木5位南天
そして第5位の庭木は南天です。「難を転じる」という意味で、古くから日本の庭先に植えられている常緑低木です。のど飴の原料としても知られていますね。和風の庭に合う、赤い実のなる植物です。
南天の特徴
南天の木は常緑低木なので、あまり大きい木は植えられないという方にもおすすめです。また実がなる木を植えたいという方にも向いているでしょう。冬に赤い実をつけますので、冬のさびしい庭に色をそえてくれます。大きさは大体1~3mくらいの低木になります。
南天の育て方
南天はとても丈夫で育てやすく、古くから日本の庭で人気の庭木です。半日陰を好みますが、日陰でも育ちます。ただし日陰だと実の付きは悪くなるので、注意が必要です。寒さにも強く、庭に植えた場合は基本的に水やりは不要です。和風の庭のシンボルツリーにしてもよいでしょう。