ユーチャリスとは？その特徴と育て方を紹介！球根から栽培するコツは？

ユーチャリスの増やし方は種で増やす方法と球根を分球する方法があります。分球の方が簡単にできるのでおすすめします。

最初は1個の球根ですが、植え替えの時に球根が数個に分かれてぽろっと取れることがあります。分かれていても取れない場合は、無理に分けずにそのままにしておきましょう。取れた球根は一人前に成長した球根なので、別の植木鉢に植え付けるか、同じ鉢にくっつかないよう（根っこが傷まないよう）に植え戻すかどちらかにします。何年も植え替えていなければ、知らない間に分球して株数が増えていることもあります。葉が元気にたくさん出ても花つきが悪い時は、球根が増えすぎたサインです。注意して観察しましょう。

ユーチャリスの花が終わって、花がらを摘み忘れると季節に関係なく種ができます。もちろんこの種を土に植えるとユーチャリスが芽吹き、生育します。ただ、球根ほど早く育成せず、花芽をつけるまでに5～6年かかるといわれています。球根で増やす方をおすすめします。

繰り返しお伝えしているように、ユーチャリスは花姿の美しさからブライダルに大人気です。どんなものがあるのでしょうか。

歌手の松田聖子さんが使って一躍有名になりました。花言葉も花嫁さんにぴったりですね。特徴的なお星様のような形も個性的でとても美しいです。最近では女優・北川景子さんもブーケに選び、多くの花嫁さん憧れの花となっています。ブーケを加工して押し花にしたり、プリザーブドフラワーに作り直してくれるサービスもあるようです。生花のユーチャリスを使うときには、調べてみてもいいですね。

ブーケとお揃いで髪飾りに使用する花嫁さんも多いようです。最近では成人式やパーティに出席する時につける人も多くなってきたようです。蘭ほど派手ではなく、百合ほど大きくないので合わせやすいようです。

こちらも花嫁さんに合わせて、新郎さんもつけると素敵ですね。もし、新郎新婦がつけないのであれば、参列する方がつけてもよく合います。とても気品があり、つける人を引き立てるうえに、見る人の目も引きます。

新婚カップルの新居にぴったりのリースです。清楚で美しいです。生のユーチャリスで作るのも美しいですが、シルクフラワーを使って手作りプレゼントすれば、とても喜ばれるでしょう。手作りが得意な方にはぜひおすすめです。リースの講習会で作ることもあるようなので、一度のぞいてみるのもいいですね。

花言葉のとおり気品があり、清らかなユーチャリスの特徴や育て方、増やし方について紹介してきました。日本では「アマゾンリリー」「アマゾンユリ」として認識されることが多いですが、本当は百合の一種ではなく、ヒガンバナ科というのも新しい発見でした。そして、栽培するのは洋蘭を育てた経験などがなければ管理が難しいようです。その反面、上手く行けば季節とは関係なく年に数回花が楽しめ、勝手に球根も増えていくので栽培する楽しみはかなりありますね。よく日が当たり、温度管理ができそうならば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。