イキシアとは
針金を思わせる細くてしなやかな茎に、色とりどりの花をつける秋植えの球根植物です。原産地である南アフリカでは原種だけでも50種類以上の品種が存在し、さらに交雑に向いている性質から園芸品種も50種類以上が開発されています。花の形が似ていることから、「槍水仙(ヤリズイセン)」という別名も持っています。
園芸分類 | 草花、秋植え球根 |
形態 | 多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
開花の時期 | 4月~5月 |
花の色 | 白、赤、ピンク、オレンジ、紫、ミックスなど |
暑さ / 寒さ | 強い / 普通 |
特徴 | 夏の時期は落葉性 |
イキシアの花言葉
イキシアの花言葉は「秘めた恋」と「団結」「誇り高い」です。清楚で控えめな花の様子が、秘密にしている恋心をイメージさせたのでしょう。「団結」という花言葉は、1本の茎にたくさんの花が咲く様子にちなんでいます。
代表的な品種
前述のとおり多くの園芸品種を持っているイキシアは、花の色や形、大きさなどのバリエーションがとても豊富です。代表的な品種を3種類ほどご紹介します。ぜひお好みの品種を見つけて、育ててみてくださいね。
イキシア・イエローエンペラー
花びらは薄い黄色をしていて、中心部分は褐色です。花色のコントラストと大輪で見応えのある花を咲かせることが魅力で、イキシアの中でも特に人気のある園芸品種です。
イキシア・ローズエンペラー
ローズエンペラーはハイブリット系の品種で、ほかのイキシアに比べると草丈がやや大きいのが特徴です。つぼみが硬いうちは淡い花色が、咲き進むにつれて濃さを増してゆく様子も見事です。
イキシア・ビリディフローラ
すっきりとしたエメラルドグリーンの花を咲かせるビリディフローラは、イキシアの中でもとりわけ個性的な花色が魅力です。丈夫な品種で、植えっぱなしでも毎年たくさんの花を見せてくれます。手のかからないところも人気の理由のひとつです。
ボタニ子
次のページでは、育て方や栽培で失敗しないコツについて紹介するよ。