ボンザマーガレットとは?
サントリーフラワーズのボンザマーガレットは、プレマムシリーズ(プレミアム“マム”シリーズ)が誇る洋菊の一種です。摘心いらずでドーム型にまとまることから、ガーデナーから人気を集めています。花付きがとてもよく、丸いボンボンのような花は見る人の目を楽しませます。開花時期は春と秋で花色が白・ピンク・赤などあり、華やかさも抜群です。
「ボンザ」はオーストラリア語で「すばらしい」という意味
「ボンザ」とは、オーストラリア語で「すばらしい」という意味です。「恋を占う」「誠実」「真実の友情」など、花のイメージにピッタリな花言葉がつけられています。
ボタニ子
マーガレットといえば「好き、嫌い、好き…」でおなじみの恋占いに使われる花だね。ストレートな花言葉!
基本情報
科名 | キク科 |
属名 | アルギランセマム属 |
種類 | 非耐寒性多年草 |
耐寒性 | ややある |
耐暑性 | やや強い |
開花時期 | 3月~6月、10月~12月 |
草丈 | 30~40cm |
ボタニ子
ボンザマーガレットは育てている環境によって花の形や色が変化することがあるけれど、気温が落ち着く頃には安定してくるよ。
ボタ爺
咲き始めから徐々に色が変わるものもあって、育てる楽しみが多い植物といわれているぞ。
種類
ゴージャスな八重咲きタイプ
八重咲きはオペラ咲きとも呼ばれ、花びらが重なって咲く種類です。ボンザマーガレット自体、花付きがよくこんもりと咲く特徴がありますが、八重咲きはさらにボリュームが増して圧巻ですよ。
マーガレットらしい一重咲きタイプ
一重咲きはリーフ咲きとも呼ばれ、花びらが重なることなく咲く種類です。マーガレットらしい花の形でナチュラルな印象を与えます。品種によって花色がグラデーションになっているものもありますよ。
パッと目を引く華やかなウルル咲きタイプ
ウルル咲きはアネモネ咲きとも呼ばれ、一重咲きの真ん中部分がこんもりと盛り上がって咲く種類です。花自体は小ぶりですが、小さなボンボンがまとまってさらに大きなボンボンになり、華やかさは抜群です。
ボンザマーガレットの育て方【日常管理】
ボンザマーガレットは花付きがよく、初心者でも育てやすい植物といわれています。多年草のため、上手に育てられれば、毎年のように見る人の目を楽しませてくれるでしょう。
栽培環境
ボンザマーガレットは日光を好む植物のため日当たりのよい場所に置きますが、長い時間の直射日光は避けましょう。夏場は特に高温多湿の環境に注意が必要です。明るい日陰で風通しのよい場所で育てるのが理想的です。日当たりが悪い場所では、花がつきにくく生育に影響します。
用土
ボンザマーガレットは高温多湿な環境が苦手なため、水はけのよい土を使用しましょう。ホームセンターの園芸コーナーで販売されている「花と野菜用の土」のような培養土が便利です。自分で配合する場合は、赤玉土6:腐葉土4くらいを目安にブレンドしましょう。
植え付け・植え替え
鉢植えの場合
ボンザマーガレットは鉢植えやプランター植えに最適な植物です。植え付けの目安は、直径約25cmの鉢に1株、プランターなら横辺が約60cmで2株です。多湿を防ぐために素焼きの鉢を使うのもよいでしょう。
庭植えの場合
花壇や庭に地植えする場合の植え付けの目安は、花壇1㎡あたり4~6株程度です。基本的には日当たりと風通しのよい場所が適していますが、雨が直接当たる場所は避けるのがベターです。また、霜が当たる地域や寒冷地での地植えは冬越しが難しいという点を覚えておきましょう。
植え替えの手順
植え替えに最適な時期は4月~5月で、一回り大きめの鉢に植え替えます。植え替えは毎年行うのが理想です。
- 枯れた葉や枝は取り除く
- 根の状態を確認し、腐っている根や細い根は清潔なハサミで切り取る
- 一回り大きい鉢に植え替える
- 水をたっぷり与えたら、根が定着するまで半日陰で管理する
水やり
鉢植え、地植えともに土の表面が乾いていたら根元にたっぷり水やりします。土が乾かないまま水を与え続けると多湿で株が傷みます。土の状態を確認してから水やりをしましょう。
肥料
ボンザマーガレットの花つきをよくするためにも、肥料は定期的に与えましょう。月に1回を目安に緩効性肥料を株元に追肥してください。それに加え、月に2回程度液肥を与えるとさらに元気に育ちます。特に新芽が出る時期には多めに与えるのがおすすめです。
ボタニ子
真夏や真冬は与えないようにね!
剪定
切り戻し剪定に適した時期は9月中です。あまり遅くなると秋の開花時期に間に合いません。伸びすぎた枝を中心に株の形を整えるように、全体の1/3程度を清潔なハサミで剪定しましょう。
花後の花がらはこまめに切り取る
咲き終わった花をそのまま放置していると、新たに花がつきにくくなります。また病気にもなりやすいため、こまめに花がら摘みをしましょう。花びらだけではなく花茎から切り取るのがポイントです。
ボタ爺
切り取った花がらは土の上に置かず捨てるんじゃぞ!
出典:写真AC