エゾエンゴサクとは?北海道に咲く花の特徴や育て方を紹介!食べられる?

エゾエンゴサクとは?北海道に咲く花の特徴や育て方を紹介!食べられる?

エゾエンゴサクは北海道の春を告げる美しい妖精?育てる方法から、食べ方、観光スポットまでを紹介!薬にもなる、可憐な花の正体は何者なのでしょうか?ここではエゾエンゴサクについて詳しく紹介します。札幌のような都会にも、実は住んでいるんです!ぜひ一度みてください!

    記事の目次

    1. 1.エゾエンゴサクとは
    2. 2.エゾエンゴサクの花言葉
    3. 3.エゾエンゴサクの育て方
    4. 4.エゾエンゴサクの食べ方
    5. 5.散策スポット
    6. 6.まとめ

    エゾエンゴサクとは

    Photo by cpy

    エゾエンゴサクの出身地は、やっぱり北海道?

    漢字で書くと「蝦夷延胡索」となり、蝦夷がつく理由はやはり北海道に群生地が多いためです。また、延胡索(エンゴサク)とは漢方薬の延胡索に似ているからその名前がつきました。花期は4月から5月で、花の長さは15から25ミリ程の可憐な花が咲きます。ですが、北海道のみに咲くわけではなく、東北地方にも群生地はあります。春に北海道の山林を散策したことのある人なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

    エゾエンゴサクの花の特徴

    どんな色の花が咲くのかな?

    紫色が多い!

    色は青や紫や赤紫といった落ち着いた、優雅で可憐な花です。希少ではありますが、白い花を咲かせるものもあるので群生地に行く機会があるなら探してみることも楽しみにつながるでしょう。北海道に来ること、また住んでいるのならぜひ山林でエゾエンゴサクを探してみてください。

    エゾエンゴサクの花言葉

    まるで小人の帽子みたいな花ですね。
    花言葉にもこの形、関係あるのかな?

    花言葉は「妖精たちの秘密の舞踏会」

    花言葉は「妖精たちの秘密の舞踏会」といいます。何とも不思議な花言葉ですが、それには理由があります。この花は春の始まりを告げる代名詞ともいえる可憐な花です。夏期には草の部分は枯れて、春にのみ花を咲かせます。北海道の群生地ではまるで、妖精たちが踊っているかのようにみえます。

    不思議の国の花言葉

    花言葉と聞くと、愛や希望といった抽象的な言葉が多いでしょう。ですが、エゾエンゴサクの花言葉は具体的でもあり、ファンタジーの世界を感じさせます。もしこの花に囲まれることがあれば、おとぎの世界に入り込んだかのような気分になるでしょう。花言葉に「妖精」というフレーズがつく位、誰しもを魅了する可憐な花です。

    エゾエンゴサクの育て方

    Photo bypixel2013

    北海道に咲く花、暑さには弱い

    春のみに咲く、はかない花です

    この可憐な花は春にのみ咲き、葉も夏には枯れてしまいます。なので春、夏に丸1年分の養分を球根に貯蓄します。それだけエゾエンゴサクの育て方にとって、春に力をつけることは重要になります。春期は日のよくあたる場所で育てます。夏になれば涼しい半日陰で栽培します。

    どんな場所に咲いているの?

    また群生地自体は湿り気のある林や森が多いです。多年草なので育て方をしっかりすれば数年育てることができるでしょう。背たけは10から20センチあり、球根で養分を得て茎を1本出します。この花は種から育てるというよりは、球根から育て始めます。水はけのよい場所を群生地としているため、育て方もこのことを十分考えて育てましょう。

    エゾエンゴサクの育て方(準備編)

    Photo byulleo

    必要なものをそろえよう!

    まず深い鉢と鉢底石を準備します。そして赤玉土、少量の鹿沼土と肥料を用意します。赤玉土とは通気性が良く、水はけの良い土のことです。鹿沼土とは濃い黄色の土で水はけも良く、硬い粒なので壊れにくいという特徴を持っています。この花の球根の育て方としては通気性と水はけの良さが鍵となり、これらの土が最適といえるでしょう。

    硬質赤玉土って?

    やや値段は高くなりますが、硬質赤玉土というものもあります。水はけと長期間の使用が可能になりますが保水性があまりないです。そのぶん土自体に水分が少ないので、凍っても影響を受けにくいというメリットがあります。

    土の配合と割合は?

    水の排気性を良くするために、鉢底石を鉢の3分の1入れます。その後に土を入れることとなります。赤玉土は土づくりの基本とはなりますが、長期間使用すると粘土状になってしまいかえって水はけが悪くなりますので、2年程で替えることをおすすめします。鹿沼土と赤玉土を配合した土を5割以上鉢に混ぜ、その他の土は山野草専用の土、いわゆる「改良用土」を用意し混合させます。これらの土はホームセンターで購入できるので探してみましょう。

    エゾエンゴサクの育て方(春編)

    春に咲き、春に散る花

    春は最も重要な季節です。芽が出て、花が咲き、葉があらわれます。だいたい3月の頭から中ごろに、雪の下で根が伸び始めます。4月の終わりには地上に葉が出ます。この花は野生では半日陰の落葉樹の下を好んで生育することが多いです。育て方としては春先から花が咲き終わるまで水を多くあたえます。次の冬を乗り越える力を、春の時点で球根につけます。花が散る前に山野草の肥料をあたえるとより大きく、強い球根になるでしょう。肥料に関してはゆっくりと植物に効き目のある、緩効性肥料が良いです。

    少しでも長く秘密の舞踏会を楽しみたい!

    暖かい場所では早い時期に咲くので、遅霜と凍結に注意します。花言葉にあるような「妖精たちの秘密の舞踏会」は、はかないものなのでしっかり見届けましょう。

    エゾエンゴサクの育て方(夏編)

    Photo byPettycon

    根を休ませましょう

    夏には休眠期に入ります。この季節には涼しい場所に保管することが望ましいです。休眠期を通していえることですが土が乾き次第、軽く湿らせます。休眠中に湿度を高くし過ぎると、球根の傷みの原因となるので注意が必要です。

    エゾエンゴサクの育て方(秋編)

    Photo by yto

    来年へ向けて!

    秋は休眠期間に入っていますが、植え替えの最適な期間といえます。球根は1センチ以上間隔を開け植えましょう。根詰まりの原因となってしまいます。毎年行うことが理想です。

    強い球根にして、春に立派な花をみたい!

    エゾエンゴサクの育て方(準備編)でかいた通り、水はけと通気性の良い土が非常に重要となってきます。春から秋にかけての管理にうまくいけば、球根も大きく育ち次の春に立派な花を咲かせることができるでしょう。

    エゾエンゴサクの育て方(冬編)

    Photo by r-lab

    エゾエンゴサクの頑張りどころ!

    冬は次の春に可憐な花が咲くことを待って楽しみに待ちましょう。雪が積もれば植物なので簡単に枯れてしまうと思いがちですが、地中では必死に球根は頑張って生きています。また鑑賞できる時をゆっくり待ちましょう。

    エゾエンゴサクの食べ方

    食べ方の代表は「おひたし」

    春の山菜として食べる!

    エゾエンゴサクは食べることができ、食べ方は花と葉の部分をおひたしにします。白和え、ごまあえ、酢の物にするという食べ方もできます。山菜としてはくせが少なく、食感はサクサクとしています。冒険をするなら、何もせずにそのまま食べるということも一つの食べ方でしょう。調理してもその色合いのかわいらしさと可憐さは残ります。天ぷらにすることもできます。食べ方は春に芽吹く山菜の多くと近いです。

    北海道では貴重な食糧だった

    アイヌ語ではエゾエンゴサクの球根の部分を「トマ」と呼んでおり、6月から7月にトマを掘り出して食べていました。食べ方としては、主に茹でる。また保存用としての食べ方もあり、まずトマに穴を開け糸を通し吊るして乾燥させます。そして食べるときには水に浸してから、あえものとして油をつけて食べていました。でんぷんを含んでいるため貴重な食糧だったのです。昔から食べ方は様々で、同じ北海道でも地域によっては食べ方は違います。

    薬にもなる

    球根は薬にもなる!

    エゾエンゴサクは毒草の仲間が多いケシ科ですが、古来から薬用として使用されてきました。エゾエンゴサクの、エンゴサクという呼び名がつくことには由来があります。主に中国では球根を蒸し、日で干し乾燥する漢方薬の植物を延胡索(エンゴサク)と呼び、生薬として利用してきました。その延胡索に似ていることからこの名前が付けられました。北海道に多く群生地を持ち「エゾ」が名前の頭に付きました。

    効能・効き目と注意点!

    効能としては胸痛、腹痛、月経痛などの痛み止めに使用されてきました。ですが、妊婦の使用は避けるようにしましょう。妊婦が球根をとることはよくないとされています。薬草としてや食用としての育て方、方法としては多様です。このように楽しみ方は多い植物です。

    散策スポット

    札幌・豊平公園

    ぜひ、カタクリも一緒にみてください

    Photo by BJTENKINZOKU

    ここにはエゾエンゴサクだけではなく春の花の1つ、「カタクリ」も群生地としています。この2つの淡いピンクと淡いブルーの組み合わせの花が一緒に咲く光景をみることは、きっと一生の宝物になるでしょう。

    どうやって行くの?アクセス方法

    アクセスには札幌地下鉄東豊線を利用します。「豊平公園駅」の1番出口を出ると、すぐに見えます。住所は、札幌市豊平区豊平5条13丁目です。開館時間は午前8時45分から午後5時15分で、休館日は月曜日(月曜が祝日の場合翌平日)および12月29日から1月3日です。多くの公園は季節をそれぞれ楽しめるように春夏秋冬季節の花を栽培しています。春にのみ咲くエゾエンゴサクの時期ではなくても1度行ってみる価値はあるでしょう。札幌の地下鉄を降りても近い場所にあるので利便性も高いことも魅力です。

    札幌から離れた散策スポット

    一面のエゾエンゴサクをみるなら

    エゾエンゴサクは北海道の春の季節では多くの場所で見ることができます。「妖精たち」がたくさん踊っているところを見るには、どうしても広大な土地が必要です。札幌でも見ることは可能ですが、一面に広がる風景を花の愛好家なら見るべきです。

    エゾエンゴサクと一緒に北海道の大自然を感じよう!

    札幌以外の場所でいえば、旭川の「男山自然公園」があります。この土地の男山酒造が管理している公園です。突哨山(とっしょうざん)の南にある高さ220メートルの丘陵地帯です。ここではエゾエンゴサクだけではなく空気が澄んで、天気が良ければ雄大な山々や多くの草木といった大自然を肌で感じることができるでしょう。

    樺戸郡 浦臼町 浦臼神社

    浦臼町は札幌市から車で約80分で行くことのできる、エゾエンゴサクの名所です。群生地に行くには道の駅つるぬまに車を停めて、国道沿いに神社があるので裏山の階段を登ります。そうすると、そこにはエゾエンゴサクの花畑が広がっているでしょう。また野鳥やリスといった動物たちとも出会えるかもしれません。

    ただ、札幌からでも時間がかかりそうなイメージがあります。

    それでも一見の価値あり!

    アクセスについては、JRを利用し札幌から行くのであれば「札幌駅」から「浦臼駅」(JR学園都市線)を約120分かければ浦臼町に行くことができます。しかしJRの本数がとても限られているので、しっかり時刻表を確認して見に行きましょう。車で行くのであれば、札幌から「国道275号」で向かいます。約80分で浦臼町に到着します。また近辺の町、滝川市から向かうのであれば浦臼駅行きの「中央バス」で40分で行くことができます。

    まとめ

    Photo by Atsushi Boulder

    エゾエンゴサクの可憐さ、どんな特徴を持って、いったいどんな所を群生地として会いに行けばよいかわかっていただけたでしょうか。エゾエンゴサクは決して険しい山々の合間にばかり咲いている花ではありません。札幌の街の郊外にも鑑賞スポットはあります。

    エゾエンゴサクで春を楽しもう!

    花言葉からもうかがえるように妖精が舞っていると思いながら鑑賞すると、春がより楽しくなります。わずかな時期にのみ咲く花なので北海道の自然の優雅さを感じることができるでしょう。また自宅で栽培し、エゾエンゴサクという妖精とほんのわずかな春をともに過ごすことも生命のはかなさを発見できる良い経験になるのではないでしょうか。北海道の春を感じたいなら、ぜひエゾエンゴサクに会いに来てください。

    nanohana_hif
    ライター

    nanohana_hif

    ライティングをメインに活動しています。 様々な分野に関心があるので、植物だけではなく 幅広く活動をおこなっていきたいです。

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