すももの駄菓子
懐かしの駄菓子すもも漬け。小さいころよく食べたという方も多いのではないでしょうか。駄菓子屋さんが少なくなってしまった現在でも根強い人気があり、ディスカウントストアやインターネット通販などで多く取り扱われています。自分で漬けて家庭で楽しんでいる方もいます。この記事では、すもも漬けについて商品の種類や作り方、アレンジでの楽しみ方についてご紹介します。
すももとは
すももはプラムとも呼ばれるバラ科サクラ属の果実です。見た目が桃に似ていて酸味が強いことからすもも(酢桃)という名前がつきました。ただし桃はバラ科モモ属で科属が違います。果実の大きさは直径5cm前後で、日本では山梨県での生産が最も多く7~8月頃を中心に出回ります。酸味が強いので加工されることも多く、すもも漬けの他にはジャムやゼリーなどがポピュラーです。
すももの駄菓子「すもも漬け」とは
すもも漬けはすももを甘酢漬けにした駄菓子です。かつては大きなポットに入れられたすもも漬けが駄菓子屋さんの店頭にあり、店主がビニール袋に漬け汁ごとすくった実を入れて販売していたそうです。その後お馴染みの汁ごとプラスチックのカップに入ったものや、汁なしで酢漬けのすももだけが袋に入ったものが販売されるようになりました。カリカリした食感と甘酸っぱい味がなんともくせになる駄菓子です。
すもも漬けの食べ方
#すもも漬け むせながら吸ってますクーッ効くぜー pic.twitter.com/4nm6iYLkiW
— ころがし、リョーチャント。 (@ryochant) June 26, 2019
すもも漬けを食べるとき、まず最初に汁を飲み、それから実を取り出して食べるという食べ方をする人が多いようです。実際、一部の商品には汁を飲む人のためにストローが付属しているものもあります。ただし酢漬けの汁なのでかなり酸味が強いです。一気に飲むとむせてしまうことも。汁を飲む際は気を付けるようにしましょう。
駄菓子としてポピュラーなのは関東だけ?
すもも漬けについて調べてみると、『関西地方では見かけたことがない』という意見が多く見られます。実際、あるメーカーのすもも漬けの出荷先は東京・神奈川が7割、残りが埼玉や千葉に出荷されているそうです。これはすももの主な産地が甲信越地方であること、汁がたっぷり入ったポット詰めのすもも漬けが長距離の輸送に適していなかったことに起因しているようです。
すもも漬けは体に悪い?
この前大人の箱買いしてきたこの
— セパ (@nagomi_engine) January 26, 2017
すもも漬け!!!
好き嫌いある駄菓子だけど駄菓子の中で一番好きです
体に悪いとか気にしちゃだめだに#すもも漬け #駄菓子 #箱買い #大人買い pic.twitter.com/PH9AjfzB7G
すもも漬けは体に悪いというイメージを持っている人も多いようです。考えられる理由のひとつは着色料でしょう。すももの汁を飲むと舌が赤く染まってしまうことも。すもも漬けに使用されている着色料はほとんどが赤色102号で、紅ショウガなどの漬物や缶詰のサクランボ、酢だこなど多くの食品に使用されているポピュラーなものです。他に使用されている調味料や添加物もさまざまな食品に使用されている一般的なもので、特殊なものではありません。
食べすぎには注意
すもも漬けの添加物による健康被害の報告はないようですが、すもも漬けには酢が使用されています。一気にたくさんの量を食べると胸やけを起こしてしまう可能性もあります。すもも漬けに限ったことではありませんが、食べすぎには注意しましょう。
次のページではインターネット通販で買うことのできるすもも漬けや、自分ですもも漬けを作る方法についてご紹介します!
出典:写真AC