常緑ヤマボウシ(月光)とは
常緑ヤマボウシ(月光)は鮮やかな緑色の葉と白色の花のコントラストが魅力的な植物で「ホンコンエンシス」とも呼ばれています。常緑性でいつでも美しい葉が楽しめるため、株立ちの常緑ヤマボウシは庭のシンボルツリーとしても人気の品種です。そんな常緑ヤマボウシの特徴や種類、育て方や株立ちの剪定方法などをご紹介します。
常緑ヤマボウシの基本情報
科名 | ミズキ科 |
属名 | ミズキ属 |
和名 | 常緑山法師月光 |
別名 | ホンコンエンシス |
開花時期 | 6月〜11月 |
花色 | 白色、クリーム色 |
原産地 | 中国 |
常緑ヤマボウシの特徴
常緑ヤマボウシは成長すると10m〜15mほどの大きさになるのが特徴で「常緑中低木」に分類されています。みずみずしい緑色の葉がいつでも楽しめるのが魅力で、開花時期の6月〜11月にかけて白色の小さな花を咲かせます。花びらのように見えている部分は「苞(ほう)」と呼ばれるつぼみを包んでいる葉です。通常のヤマボウシについては下の記事をご覧ください。
実は食用にできる
常緑ヤマボウシは開花時期が終わると1cm〜1.5cmほどの大きさの赤色やオレンジ色の実をつけます。実は丸みを帯びた形で表面にボツボツとした突起があるのが特徴です。中の果肉は白色やクリーム色をしており、バナナやマンゴーのような味がします。実は生色だけでなく果実酒やジャムにして食べるのもおすすめです。
紅葉するが落葉はしない
常緑ヤマボウシの葉は秋頃から徐々に赤く色付きはじめ、12月になると赤色や赤紫色に紅葉するのが特徴です。花が少なくなる季節に庭に彩りを添えてくれる植物としても親しまれています。常緑性のため紅葉しても全ての葉が落ちてしまう心配はありません。
常緑ヤマボウシの花言葉
常緑ヤマボウシ(月光)には「友情」という花言葉がついています。ヤマボウシによく似た植物に「ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)」があり、そのハナミズキの花言葉「返礼」に由来してつけられた花言葉です。爽やかな見た目と素敵な花言葉から大切な友人へのプレゼントとしても利用されています。ハナミズキについては以下の記事を参考にしてくださいね。
次のページでは、育て方をご紹介します。