桃の概要
ピンク色の花が可愛らしい桃の木は、昔から女性の象徴とされてきました。名前の由来や種類など、ご紹介していきます。
桃の原産=中国
桃の木は中国が原産で、桃の生産量は世界1位をキープしています。日本は世界20位(2017年)で、産地は山梨県や福島県が有名です。栽培されている国や地域によって、果実の食感や味は大きく変わってきます。甘みが強いものや実が柔らかいものなど、種類はさまざまです。日本で栽培されている桃は、質の高さから外国で人気を集めています。
「桃」という名前の由来
桃という名前の由来は、多くの説があります。一本の木から果実をたくさん実らせる様子を表して「百=もも」になったという説や、実が燃えるように赤くなるので「燃実=もえみ」から由来しているともいわれます。
桃の種類
桃のグループ
- 白鳳系:甘みが強い
- 白桃系:日持ちする
- 黄桃系:甘みと酸味のバランスがいい
桃にはいくつかの種類があり、特徴がありますが、おいしい桃の見分け方は統一されています。果実の割れ目が綺麗に真ん中に入っているもの・皮の色が全体的にピンク(または黄色)になっていて、まだらになっていないもの・香りが強いものを選んであげるといいでしょう。
桃の花言葉
桃の花言葉はいくつかあり、主に女性を象徴している言葉が多くでてきます。桃の花は、見た目がかわいらしいことと、すてきな花言葉をもっていることから、プレゼントや贈り物に選ばれてきました。では、いったいどんな花言葉をもっているのか、見ていきましょう。
桃の花言葉①「チャーミング」
「チャーミング」という花言葉は、桃の花の見た目から生まれました。かわいらしいピンク色や、柔らかそうな桃の花は、世界的に女性の象徴になっています。
桃の花言葉②「愛の幸福」
春の季節に開花する桃の花は、その魅力的な見た目や、見る人を幸せな気持ちにさせるという意味で、この花言葉がつけられました。
桃の花言葉③「天下無敵」
上記でご紹介しているものと比べると、強そうなイメージがある花言葉です。この花言葉がつけられたのには、桃には不老不死のちからがあるとされたことが由来していて、女性が長生きできるようにという願いが込められています。
女性のプレゼントには桃の花を
花言葉が女性を象徴していることと、季節感のある桃の花は、女性のプレゼントとして喜ばれます。桃の花は彩色のバリエーションが多く、濃いピンクから薄いピンク、綺麗な白色まであります。
実桃と花桃
桃の花には、食用の実桃と観賞用の花桃があり、実桃は淡いピンク色の小さい花を咲かせます。一方、花桃は実桃の花に比べると大きい花を咲かせ、ピンク色・赤・白などの彩色があります。花桃は、形や花のかたちに種類があるので、花を選ぶ行程でも楽しめます。
まとめ
季節を感じさせてくれる花や果実は、四季がはっきりしている日本には欠かせないものですね。桃の名前の由来や花言葉は、言い伝えがたくさんあるので、調べていくといろいろな発見があります。春がきたら、名所に足を運んでみてはいかがでしょうか。