育て方のコツ
育て方のやや難しいクロトンですが、育て方のコツを知り丁寧にお手入れをすれば、葉色が悪くなったり枯れたりすることなく元気に育てることができます。特に注意したい、3つの育て方のコツについて、ご紹介します。
育て方のコツ①剪定の仕方
生長期間中の5~8月頃が、クロトンの剪定に適した時期です。細菌が入らないよう清潔なハサミを使い、形を整えるように枝や茎を剪定しましょう。また、株が古くなると下葉が落ちることがありますが、あまりに下葉が落ちるようであれば、新しい梢を出すため、思い切って剪定してください。
育て方のコツ②植え替え方法
植え付けと同じく、5~8月頃が植え替えに適した時期です。1~3年に一度、ひとまわり大きな鉢に植え替えをしてください。植え替える際は、鉢から株を引き抜き、根についた土を1/3程度軽く落として、新しい土を入れた鉢に植え替えることが必要です。植え替えてから1週間程度は明るい日陰で管理し、徐々に光に慣らしましょう。
育て方のコツ③病気・害虫の対策
クロトンは、褐斑細菌病の病気や、ハダニとカイガラムシの害虫に注意が必要です。風に当てすぎない、高温多湿に注意をする、などで予防できる病気ですが、株全体に広がると枯れることになります。害虫は葉水をすることで予防できますが、発生すると株の栄養分を吸い取るため、発生しているのを見つけたときは、すぐに駆除することが重要です。
クロトンの増やし方
クロトンの増やし方には、挿し木で増やす方法があります。挿し木での増やし方に適した時期は、成長期にあたる5~8月頃です。挿し木をしてから約2ヶ月ほどで発根します。剪定時に切り落とした枝などを利用するのがおすすめです。挿し木での増やし方の手順についてご説明します。
挿し木での増やし方の手順
挿し木をするために、まずクロトンの枝を10~15cm程度切り落とします。切り落とした枝についた葉は、切り口から枝先まで半分程度のところを目安に下葉を落としましょう。切り口を30分程度水につけたら、挿し木用の清潔な土に枝を挿します。日陰で管理しながら土が乾燥しないようこまめに水やりをし、発根したら鉢に植え付けて完成です。
クロトンの育て方まとめ
観葉植物として人気のクロトンについて、育て方や育て方のコツ、増やし方をご紹介しました。南国の雰囲気を演出してくれるカラフルな葉色は品種によって特徴が異なります。やや育て方の難しい植物ですが、手がかかるほど育てる楽しさや愛着が沸きやすくなります。ぜひお気に入りの種類を見つけて育ててみてはいかがでしょうか。
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