青年の木とは?名前の由来や特徴・育て方は?葉が垂れてきたらどうする?

青年の木とは?名前の由来や特徴・育て方は?葉が垂れてきたらどうする?

「青年の木」を知っていますか?まっすぐ上に幹を伸ばすスタイリッシュな見た目が人気の観葉植物「ユッカ」の別名です。今回は青年の木がなぜそのように呼ばれるのか、その名前の由来や育て方、葉が垂れたり変色したりしたときの対処法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.青年の木とは
  2. 2.青年の木の育て方
  3. 3.育てるときの注意点
  4. 4.まとめ

青年の木とは

青年の木は、正式名称を「ユッカ・エレファンティペス」といいます。北アメリカを中心に自生する観葉植物の一種で、ゾウの足のようにがっしりとした幹が特徴的です。すらりとシャープでスタイリッシュな雰囲気を持っているため、特に男性へのプレゼントとして非常に人気のある観葉植物です。

名前 ユッカ・エレファンティペス
別名 青年の木
園芸分類 観葉植物
形態 低木
原産地 北アメリカ~中央アメリカ

「青年の木」という名前の由来

ユッカ・エレファンティペスの別名である「青年の木」ですが、なぜそのような名前で呼ばれているのでしょうか。これはユッカの、まっすぐに葉を伸ばしたり、新芽を次々と出したりととても活発に成長する様子が、育ち盛りの青年を思わせることにちなんでいます。発展や生命力の象徴であるという点も、インテリアや贈りものにぴったりですね。

青年の木の花言葉

青年の木の花言葉は「偉大」「勇壮」そして「爽快」です。まっすぐ上に向かって葉を伸ばすので、男性的な強さや雄大さをイメージした花言葉がつけられたとされています。また、青年の木は白い花をつけるため、そのスッキリとした色合いから「爽快」という花言葉もついたのでしょう。

青年の木の育て方

青年の木は非常に人気があり、お祝いとして贈られることも多い観葉植物です。個性的なルックスで、お部屋のアクセントとしても存在感抜群ですね。丈夫で育てやすいため、観葉植物ビギナーでも安心して育てられますよ。

育て方①栽培環境

鉢植え、庭植えどちらにも対応します。日光を好むので、なるべく日が当たるところを置き場所に選ぶとよいでしょう。冬場も屋外に置いておけます。室内で育てる場合には、ガラス越しに日光がよく当たる窓際を置き場所にすることがおすすめです。

育て方②水やり・肥料

自生地が乾燥地帯であることから、湿っぽい環境よりもやや乾燥気味の環境を好みます。春~秋のあいだは、土が乾いてきたら水やりをしましょう。冬場はやや乾かし気味に管理します。肥料についても春~秋の生育期に与えます。緩効性の化成肥料で、頻度は2ヶ月に1回程度がよいでしょう。

育て方③用土・植え替え

水はけのよい用土を好みます。配合する場合は、赤玉土と腐葉土、軽石を使うとよいでしょう。肥料も一緒に混ぜこんでおくとよく育ちます。成長はゆっくりめなので、植え替えは3年に1回程度で構いません。時期は4月なかば~9月なかばごろがよいでしょう。鉢土を4分の1ほど落としてから、ひと回り大きな鉢に植え替えてください。

育て方④増やし方

挿し木という方法で増やします。時期は4月なかば~9月なかばで、植え替えと同じころが適しています。挿し木上部の切り口と親株の切り口には、雑菌による感染防止のために樹木用の癒合剤(ゆごうざい)を塗るようにしてくださいね。

育て方⑤病気と害虫

病気:炭そ病

春~秋に、カビが原因の炭そ病が発生しやすいです。茎や葉に黒っぽい斑点が出るのが特徴で、斑点になった部分から枯死が始まります。傷んでしまった葉はすぐ除去しましょう。

害虫:カイガラムシ

害虫はカイガラムシに注意が必要です。枝や茎から栄養分を吸い取りますので、見つけたらすぐに駆除しましょう。剪定をしたり置き場所を変更したりして風通しのよい状態を保つことで予防できます。

ボタニ子

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次のページでは、青年の木を育てるときの注意点を紹介するよ。

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育てるときの注意点

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