イキシアの種類
南アフリカを原産地とするイキシアは、原種だけでも50種類ほどが存在するといわれています。交雑しやすい性質から品種改良も盛んに行われていて、園芸品種も多種多様です。色や形、大きさなどで変化をつけられるところも、イキシアが愛されるゆえんかもしれませんね。以下に代表的な品種をいくつかご紹介します。
イキシアの種類①イキシア・イエローエンペラー
薄黄色の花びらと、褐色の中心部分のコントラストが印象的な品種です。数あるイキシアの園芸品種の中でも特に人気があります。大輪の花を咲かせるため、1輪でも見応えがあります。
イキシアの種類②イキシア・ローズエンペラー
ハイブリット系品種の代表です。草丈は小さいものでも30cm以上と、平均よりやや大きく育ちます。つぼみの硬い時期は淡い花色をしていますが、開花が進むにつれて濃さが増していきます。毎日の観察が楽しみになる品種です。
イキシアの種類③イキシア・ビリディフローラ
ビリディフローラの特徴は、なんといっても花の色です。さわやかなエメラルドグリーンは、ほかではなかなか見ないめずらしいものですね。植えっぱなしでも毎年元気に開花する、イキシアの原種のひとつです。
イキシアの種類④イキシア・マキュラータ
オレンジ系の花びらに、黒褐色の中心が美しいコントラストを描きます。寒さに強いことが特徴です。オレンジもしくは黄色の花色あることが多い品種です。
イキシアの種類⑤イキシア・ポリスタキア
草丈が70cmほどまで成長する、イキシアの中でも背の高い品種です。ほかに比べて葉も細いため、華奢さが際立っています。白色やピンク色の小輪の花を咲かせます。
イキシアの種類⑥イキシア・イオス
花名はギリシャ神話の暁の女神「イオス」にちなんでつけられました。アプリコットイエローのあざやかな花をつける品種で、花茎が朱色をしているのも特徴のひとつです。
まとめ
イキシアの花の様子や品種ごとの特徴、花言葉などについてご紹介しました。花の色や大きさによって印象が変わるのが、イキシアのおもしろいところですね。夜間や雨の降っているときに花を閉じる性質は控えめな印象をさらに強くさせますが、花持ちをよくするという生物学的なメリットでもあります。華奢でありながらしたたかな一面も持つイキシアが風にそよぐ様子は、心を癒してくれますね。
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