寄せ植えとは
ひとつの器に数種類の草花を組み合わせて、土で植え込んだものが寄せ植えです。プラスチック製プランターでも、植え方ひとつでグッとおしゃれな空間が作れます。花持ちのよい草花を選び、剪定や追肥などのお手入れで、数ヶ月〜半年ほど保てるのも特徴です。
寄せ植え作りの魅力
草花の種類に入れる器選び、自由な組み合わせを楽しめるところが寄せ植え作りの魅力です。季節感や自分らしさを表現できて、作るたびに達成感が感じられます。玄関に飾るだけでなくSNSにアップしたりプレゼントしたり、寄せ植えのワークショップも楽しいですね。
大切なのは雰囲気づくり
寄せ植え作りの中でもっとも大切にして欲しいポイントは、雰囲気作りです。タイプ別におすすめの器の選び方の一例を挙げておきます。
ふんわりかわいい寄せ植え | 低めのボール型やオーバル型、スタンド鉢、壁掛け |
ナチュラルなかわいい寄せ植え | バスケット、エコプランター、素焼き鉢(テラコッタ) |
シャビー・レトロかわいい寄せ植え | ブリキ、樹脂プランター、ウッドプランター |
かわいい寄せ植えの基本
基本の寄せ植えの作り方を確認しましょう。カバー材で土の表面をおおうと、仕上がりがランクアップしますよ。
【基本の寄せ植えの作り方】
- 器に鉢底ネットを敷き、鉢底石を適量入れる(壁掛け・吊り鉢は不要)
- 培養土を器の半量まで入れて、苗を仮置きする
- 高さを整えながら、草花を植え込む
- 支柱などの棒で、土をしっかりと入れ込む
- 水やりをして、カバー材で仕上げる
基本の材料
寄せ植え作りに欠かせない、基本の材料や道具を紹介します。花上がり・花持ちよくするために、特に重要なのが土選びです。
材料
- 植物 花持ちのよい苗がおすすめ
- 鉢 プラスチック、陶器、素焼き、ハンギングバスケット など
- 鉢底ネット 陶器鉢・素焼き・樹脂など、器の形状に応じて
- 鉢底石 水はけをよくして根腐れを防ぐ、どんな植物にも使える
- 培養土 10Lで300円以上のお花の培養土が最適
- カバー剤 バークチップ、マルチングストーン、ヤシの繊維など
道具
- 土入れ、スコップ
- 園芸用のハサミ
- 支柱 など、土を入れるため
- ジョウロ
- 軍手など
花苗の選び方・組み合わせ方
寄せ植えの雰囲気づくりで大切な花の選び方は、草花の持つ雰囲気をひとつにまとめることです。いろいろな種類の草花を使いたいなら色合いをまとめる、カラフルな色使いでも1種類の花だけでまとめるなどして選びます。花選びのポイントは、共通点を見つけることですね。
リーフの選び方・組み合わせ方
寄せ植えの雰囲気作りに欠かせない、リーフの選び方のひとつ目のポイントは、葉の形です。葉の形や大きさで、寄せ植えに動きや流れをつけます。ふたつ目のポイントは、色です。寄せ植えに季節感を感じさせる、アクセントになります。
寄せ植えの草花の選びのポイント
- 花苗は同じ雰囲気、同じ種類、同じ色合いなどで、まとまりよく
- 葉物は形で流れや動きを出し、色で季節感やアクセントをつける
出典:筆者撮影