リューココリーネとは?開花時期や花言葉などの特徴や育て方を紹介!

リューココリーネとは?開花時期や花言葉などの特徴や育て方を紹介!

紫色を中心とした涼しげな色と、星型の形で人気のリューココリーネ。花博をきっかけに有名になったり、お菓子の様な香りがしたりと、個性的な特徴をたくさん持っている花です。今回はそんなリューココリーネについて、開花時期や花言葉、育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.リューココリーネとは
  2. 2.リューココリーネの特徴
  3. 3.リューココリーネの種類
  4. 4.リューココリーネの育て方
  5. 5.まとめ

リューココリーネとは

リューココリーネ(リューココリネ)はユリ科の球根植物で、南米のチリが原産地です。紫色や青色、白色といった涼しげな花色が多く、星の形をしているという特徴があります。種類も豊富で、フラワーアレンジメントの花材として非常に人気の高い花です。まだ肌寒さの残る早春のころに花を咲かせ、その透明感で見る人をさわやかな気持ちにさせてくれます。

名前 リューココリーネ(リューココリネ)
別名 Glory of the sun(グローリー・オブ・ザ・サン)
園芸分類 球根
形態 多年草
原産地 チリ
開花の時期 3月~4月
花の色 白、青、紫、ミックスなど
暑さ / 寒さ 普通 / やや弱い
特徴 桜もちに似た特徴的な香り、夏期に休眠する

リューココリーネの特徴

リューココリーネの開花時期

リューココリーネは球根が7月~10月ごろに出回り、翌年の春に花を咲かせます。すらりとしなやかな茎に上品な雰囲気の花をつける姿はとても美しく、切り花としての花瓶に無造作に生けるだけでも格好がつきます。また、お菓子に似た甘い香りがするのも特徴で、ほかの花にはない魅力のひとつです。また美しい花は光に当たると透明性が増し、より一層美しくなります。

リューココリーネの香り

 リューココリーネの香りは、一般的には「桜もち」や「バニラ」に似ていると形容されることが多いです。拡散性が強いため、風に乗って遠くまで甘い香りが広がりやすいという特徴も持ちます。このあと紹介する「カラベル」や「ヴィッタータ」などの種類は特にこの香りの傾向が強く、比べて「ディーセント」はバニラよりも、ややフローラルな要素が強い香りです。

       

リューココリーネの名前の由来

名前はギリシャ語に由来しているといわれています。「leukos (レウコス:白い)」「kotyne (コリネ:こん棒)」というふたつの単語を組み合わせたものです。花の中心にある「仮雄ずい(仮性おしべ)」が特徴的であることにちなんでいます。

リューココリーネの花言葉

リューココリーネの花言葉はいくつかあって、まず「あたたかい心」「信じる心」というふたつが挙げられます。これらはやわらかな色の花と甘くいい香りがすることからつけられたものとされています。また、「貴婦人」もリューココリーネの花言葉です。こちらも同じく花姿から、優雅で品のある貴婦人を連想したものでしょう。

流通のきっかけは花博

リューココリーネは戦前にはすでに日本に入ってきていましたが、最初はあまり認知度が高くありませんでした。有名になったのは、1990年に開催された「大阪国際花と緑の博覧会(通称:花博)」がきっかけです。花持ちがよくて1ヶ月近くもきれいな花を咲かせていることに注目が集まり、一気に人気が爆発しました。

ボタニ子

ボタニ子

当時はなんとリューココリーネ1本が、2,000円前後で取引されていたそうですよ!

リューココリーネの種類

リューココリーネは原産地に存在する原種のほか、アレンジメントやブーケでの使い勝手がよいことから多数の園芸品種も開発されています。品種によって雰囲気が変わるので、見比べるのもおもしろいですね。代表的な種類について、以下でご紹介します。

①コキンベンシス

リューココリーネの中でも最も一般的なのが、このコキンベンシスという品種でしょう。花びらは中心が白く、先端にいくにつれて深い紫色になってゆきます。透き通るような美しい花色が人気です。個体によってはもっと淡い色合いのものも存在します。

②プルプレア

品種名のプルプレア(Purpurea)はラテン語で、英語ではパープル(Purple)、つまり紫色ということです。あざやかな紫色の花が特徴で、中心部は赤紫色をしています。コキンベンシスほどではありませんが、こちらも人気のある品種のひとつです。

③カラベル

こちらもプルプレア同様、華やかな花色を持っているのがカラベルです。発色のよさが特徴で、花弁もくっきりと星型に開きます。存在感のある形でたいへん人気のある品種です。

④ヴィッタータ

ほかの品種に比べてほっそりとした花弁に、ストライプの柄が個性的なヴィッタータ。仮雄ずいのイエローがアクセントになっていますね。ピンク系や紫系など、花色のバリエーションが豊富です。

⑤ディーセント

やわらかな純白の花色が素敵なディーセントは、日本での交配によって誕生した園芸品種です。寒い時期の花持ちがよいことが特色で、花嫁のブーケに使う花材としても非常に人気があります。イノセントな雰囲気が、神聖な場にもぴったりですよね。

ボタニ子

ボタニ子

リューココリーネは香りや花の形が特徴的で、人気のある花です。次ページではそんな人気のあるリューココリーネの育て方や注意点について紹介します!

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リューココリーネの育て方

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