リューココリーネの育て方
リューココリーネは南米が原産地です。日本とは環境がかなり異なるので、栽培にあたっては特に日当たりや水やりに注意をしてくださいね。育て方のポイントについて、順番に確認していきましょう。
①栽培環境
冬に暖かく、日照量の多い場所での栽培が適しています。夏の間は休眠し、10月ごろから葉の展開が始まります。春に花が咲くまでは凍らないように管理しましょう。
②水やり
水やりを始めるのは秋に涼しくなってからです。開花までの成長期は、土が乾いたらその都度たっぷりと与えてください。6月を過ぎたら、秋までは水やりは不要です。
③植え付け・植え替え
凍結や多湿に弱いので、庭植えよりも鉢で育てることをおすすめします。植え付けの場合の深さは、球根の上に3cm土がかぶる程度が目安です。植え替えは2年に1度くらいの頻度で行いましょう。植え付けも植え替えも、10月ごろが実施のタイミングです。
④鉢植えの用土
水はけのよい土を好みます。市販されている球根用培養土を使っても構いませんし、オリジナルで配合してもよいでしょう。配合する場合は赤玉土と鹿沼土、腐葉土を同じくらいの比率で混ぜ合わせるとよく育ちます。
⑤置き場所
日当たりのよい場所を好むので、よく日の差す軒下や、窓際などで育てましょう。基本的には外に出しておいても問題ありませんが、寒さと湿気に弱いため、冬場や雨の続く時期には屋内へ避難させておくと安心です。
⑥休眠期の管理
花が咲いたあとの5月ごろになると、葉が枯れて休眠期に入ります。雨の当たらない場所へ鉢を移動させ、そのまま秋まで休眠させましょう。葉が枯れたあとも掘り上げることはせず、鉢のままで乾燥させます。水やりは必要ありません。
⑦肥料
植え付けの際に緩効性の肥料を与えましょう。花茎が伸びる時期に入ったら、2週間に1回程度のタイミングで液体肥料を施します。月に1回の置き肥でもよいでしょう。花が終わったあとも、葉が元気であれば液肥を与えて構いません。
まとめ
リューココリーネは日当たりや水やりに多少の注意は必要ですが、上手に栽培すればとても個性的なかわいらしい花を咲かせてくれます。主役にも脇役にもなれるサイズ感と花持ちがよさから、切り花やアレンジメントにもたいへん使い勝手がよい花として重宝されています。お祝いや送別の贈りものにもおすすめです。清楚な姿と甘い香りが、受けとった人をさわやかな気分にさせてくれますよ。
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