ラッパスイセンの育て方!基本的な管理方法から増やし方や飾り方まで!

ラッパスイセンの育て方!基本的な管理方法から増やし方や飾り方まで!

ラッパスイセンは大きな花が印象的な球根植物です。日本では古くから愛され、育て方が簡単なため庭や公園、学校の花壇でもおなじみの花です。初心者でも育てやすいラッパスイセンの特徴や育て方、増やし方や球根の管理方法、飾り方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ラッパスイセンとは
  2. 2.ラッパスイセンの特徴
  3. 3.ラッパスイセンの花言葉
  4. 4.ラッパスイセンの種類
  5. 5.ラッパスイセンの育て方
  6. 6.ラッパスイセンの増やし方
  7. 7.ラッパスイセンの飾り方
  8. 8.まとめ

ラッパスイセンの増やし方

Photo bystux

ラッパスイセンの群生はとても美しいものです。少ない球根を増やして、群生を作ってはいかがでしょうか。ラッパスイセンの球根の増やし方、花後の種について解説します。

増やし方①球根で増やす

ラッパスイセンは花後の葉が栄養を作り、球根に力を蓄えて分球していきます。球根での増やし方の手順を見ていきましょう。

花が枯れたら

花が枯れたら、花柄と子房(膨らんでいるところを手でちぎって取り去ります。取り去ることで、種を作るエネルギーを球根に溜められます。葉が枯れるまでは、乾燥したら水やりをします。植え付け場所や鉢の置き場は、夏に半日陰になるような木の下などを選んでおきましょう。

球根を掘り返す

葉が2/3ほど黄色〜茶色になって枯れたら、球根を掘り上げます。深植えにしてあるため、傷つけないよう大きく掘り起こしてください。掘り起こした球根は半日陰で風通しのよい場所で乾かし、土をていねいに落としておきましょう。葉は完全に枯れたら取り除きます。

子球を分ける

球根を掘り上げたら、親球と子球を分けます。まだ小さい子球は太らせる必要があるため、親球と一緒に乾燥させずに、そのまま植え付けておきます。分球をしないとそれぞれの球根が育ちません。

球根の保存

掘り上げた球根は、消毒をすると病気の予防になります。掘り上げた球根はベンレート水和剤などの薬剤にネットに入れたの球根を30分ほど浸け込み、陰干しをします。そのまま風通しがよく、日の当たらない場所に吊るしておきましょう。保存する球根の置き場所はそのまま吊るしておけば大丈夫です。消毒は秋の植え付け前でも構いません。

増やし方②種から増やす

スイセン属は花後に子房が膨らみますが、園芸種のほとんどは種を作ることはありません。しかし原種系のナルキッソス・バルボコディウム(上の画像)は種を作るため、種から増やせます。種が採れたら、そのまま用土にまきましょう。種は翌年の秋〜冬に発芽し、開花するまでに3年くらいかかります。

ラッパスイセンの飾り方

栽培したラッパスイセンは、切り花でさまざまは飾り方を楽しめます。モダンなフラワーアレンジでも和の生花でも春らしい雰囲気がつくれるでしょう。上の画像はスイセンをたくさん束ねたアレンジです。

上の画像はラッパスイセンの生花です。和風の飾り方でも、ラッパスイセンは上品にまとまります。つぼみを覆っていた茶色の薄い包をていねいに切り取り、茎を折らないように気をつけて生けましょう。

近年は球根の水耕栽培も人気で、モダンな飾り方の1つです。ガラスの器に入れて育て、根っこや球根も観賞します。しかし球根の根が生える部分のみが水に接するように育てるなど、ラッパスイセンを水耕栽培するにはやや難しさがあります。

まとめ

Photo byPommeGrenade

ラッパスイセンは古くから人に愛されてきた球根植物です。丈夫で初心者でも栽培できる美しい花は、切り花としても楽しめます。オリジナリティあふれる飾り方で、部屋に春を呼び込みましょう。種類もたくさん作られているため、お気に入りの色や形の花を選んで育ててみてください。

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ライター

green baggage

マンションのベランダでミニ盆栽を20数年育てています。日本の春夏秋冬のイメージが地球温暖化で変わってきていると実感しています。そんな状況を乗り越え一緒に年月を過ごしてきた盆栽たちは人生の伴走者と思えます!

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