ピペリカムとは?ドライフラワーや切り花などのアレンジ方法などを紹介!

ピペリカムとは?ドライフラワーや切り花などのアレンジ方法などを紹介!

ヒペリカムはピンクや赤い色の実で知られていて、さまざまなアレンジメントで使われています。黄色い花のほうが出回る機会が少ないですが、育て方を知れば自宅でも楽しめるでしょう。ヒペリカムのアレンジ方法や飾り方、ガーデニングでの育て方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヒペリカムとは?
  2. 2.ヒペリカムの特徴
  3. 3.ヒペリカムの種類
  4. 4.ヒペリカムのアレンジ方法
  5. 5.ヒペリカムの育て方
  6. 6.まとめ

ヒペリカムの種類

約300種類ものヒペリカムが国外で自生しているということです。すべての品種を紹介するのは難しいため、国内に流通しているなかで代表的な種類のアンドロサエマム、カリシナム、ヒドコート、トリカラーを紹介します。

ヒペリカム・アンドロサエマム

ヒペリカム・アンドロサエマムは南ヨーロッパ原産です。花が1.5~2cmくらいと小さめで、日本では「コボウズオトギリ」とも呼ばれています。赤・ピンク・白などの実を多くつけるため、生花店などで見かける機会が多いでしょう。

ヒペリカム・カリシナム

ヒペリカム・カリシナムは南ヨーロッパのブルガリアからトルコなどの中近東地域の原産です。キンシバイ(金糸梅)に似ているため「セイヨウキンシバイ」や「ヒメキンシバイ」とも呼ばれます。20~60cmくらいと低めの丈で、グランドカバーにも使われます。

ヒペリカム・ヒドコート

ヒペリカム・ヒドコートは、ヨーロッパで改良された園芸品種です。50~80cmくらいの高さでも、6~8cmの大輪の花を咲かせます。その大きな花から、別名「タイリンキンシバイ」とも呼ばれます。

ヒペリカム・トリカラー

トリカラーはヒペリカム・カリシナムから生み出された園芸品種です。葉の周囲に沿って白い模様が入るのが特徴です。

時間がたつと、トリカラーの葉によって縁の白いまだら模様がピンク色に変化する場合があります。ピンクと緑のコントラストが魅力です。ギフト用の花束にも使われます。

ヒペリカムのアレンジ方法

風水では金運や家庭運のアップを呼ぶ花ということで、自宅に飾るにも、ギフトにするにもよいでしょう。初夏の時期の黄色い切り花は爽やかさを感じさせ、秋の赤い実やピンクの実はかわいらしい雰囲気を漂わせます。ここでは、切り花やドライフラワー、ギフトの花束でのアレンジ方法を紹介します。
 

ドライフラワー

実をドライフラワーにすると少し暗い色味になります。赤い実を使うと若々しくはつらつとした印象ですが、シックで大人びた雰囲気に仕上げたいときには、ドライフラワーのえんじ色や紫色を帯びた色を使いましょう。

スワッグ

花を入手した場合は、ブーケの形にまとめて風通しのよい所で陰干しすると、スワッグに仕上げられます。開花後数日で散ってしまうため、スワッグにすると黄色の花を長く楽しめます。

切り花

実が持つ期間は1~2週間くらいと比較的長めです。切り花を購入したら、茎の部分に斜めにハサミを入れて水切りすると、水を吸い上げる力が強くなり持ちもよくなります。湿気が強いと実と葉が黒ずむため、風通しのよい玄関や窓辺に飾るのがおすすめです。

切り花をあわせる場合、ヒペリカムの実と同系色の赤やピンクの花と一緒に花瓶に挿すと、お互いを引き立てあいます。赤やオレンジ、ピンクなどのさまざまな実の色を取り合わせてグラデーションにしてもかわいらしいです。

花束

真っ赤なヒペリカムの実は、同系色の強い赤系統の花に負けず、存在感を発揮します。緑の葉との組み合わせのメリハリがきいて、クリスマスやバレンタインのギフトにも合うでしょう。

ピンク色やオレンジ色を帯びているヒペリカムの実の場合は、パステル系の花との柔らかい色調の組み合わせが合うでしょう。優しい色合いで、女性向けのギフトや女性客が多い店舗の開店祝いの贈り物にもふさわしいです。

クリスマスリース

年中出回っているヒペリカムですが、赤い実はクリスマスのカラーと合いリースのアレンジにぴったりです。落ち着いた大人向けのデザインに仕上げたいときは、紫の実やドライフラワーにしたもの、黒ずんでチョコレート色に変化した実を使ってもおしゃれですね。

正月飾り

お正月のお飾りに取り入れるのもよいアイデアです。おめでたい色の紅白に合わせて、わらや稲穂のベージュと、ビビッドカラーの赤い実を合わせても見栄えがします。

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ヒペリカムの育て方

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