シコンノボタンとは?その花言葉・特徴や剪定方法などの育て方を解説!

シコンノボタンとは?その花言葉・特徴や剪定方法などの育て方を解説!

シコンノボタン(紫紺野牡丹)をご存じですか。鮮やかな紫色の花を咲かせる中南米原産の樹木です。夏頃から開花し、ほかの花が少なくなる冬にも花が残るため、栽培や観賞の楽しみが多い植物です。本記事では、シコンノボタンの特徴や育て方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.シコンノボタンとは
  2. 2.シコンノボタンの特徴
  3. 3.シコンノボタンの花言葉
  4. 4.シコンノボタンの育て方
  5. 5.シコンノボタンの種類
  6. 6.まとめ

シコンノボタンの育て方

出典:flickr

比較的育てやすいシコンノボタンですが、育てる際にいくつかのポイントや注意点があります。ここではシコンノボタンのを上手に育てる方法について紹介します。

育て方①植え替え・植え付け

シコンノボタンの根は生育が早いため、詰まりを起こしやすい傾向があります。したがって、4月~6月を目安に1年に1回の頻度で、一回り大きな鉢に移し替えることをおすすめします。また、植替えの際に枝葉や根鉢を落とすと、小型の鉢でも育て続けられます。

育て方②水やり

Photo by sorarium

生育期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたら水を与えます。特に、7月~8月は水切れしやすく、毎日水を与えなければいけません。水切れが起こると生育が止まり、枯れる恐れもあるため注意が必要です。また、生育が遅くなる冬場は水やりの頻度を落とします。

育て方③置き場所

日当たりは花つきに関係する重要な要素であるため、年間を通して日当たりがよい場所に置くことをおすすめします。熱帯花木のなかでは寒さに強いほうですが、極端な低温や霜には弱いため地植えで育てる場合は注意が必要です。

育て方④肥料

Photo byJing

5月~9月頃に置肥や液体肥料を与えます。液体肥料を使用する場合は1週間に1回、置肥の場合は1カ月~2カ月に1回を目安が目安です。また、生育期には花つきをよくするため、置肥と液体肥料を併用する場合もあります。

育て方⑤剪定

剪定は4月~5月を目安に行い、花が咲き終わった後に枝を2節ほど切り戻しましょう。また、株の高さを調節するために多く剪定する場合は、生育初期の4月頃に剪定を終わらせます。剪定が遅くなると開花の時期も遅くなってしまいます。

育て方⑥病気や害虫

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シコンノボタンは病気に強い傾向があります。また、害虫も発生しにくいですが、春先にアブラムシが発生することがあります。見つけ次第、薬剤などで駆除しましょう。

シコンノボタンの種類

ノボタンの仲間であるシコンノボタンには、中南米原産の原種のほかにいくつかの改良品種が存在しています。それぞれの色や形に違いがあるため、品種ごとの特徴や見分け方を紹介します。

コート・ダジュール

一般的にシコンノボタンとして流通されていることが多い品種です。見た目はシコンノボタンと似ており、紫色で小型の花を咲かせます。葉も小型であることから、鉢植えに適した品種であるといえるでしょう。見分け方としては、原種より全体的に小さいことやコートダジュールのほうが花弁の元および雄しべが白いということが挙げられます。

リトル・エンジェル

秋から冬にかけて咲くことが多い小型の改良種です。咲き始めは薄い紫色の花を咲かせ、花弁の中心部が白いことが特徴です。また、咲き進むにつれて花の色が紫色から桃色に変化することがリトル・エンジェルの大きな特徴といえるでしょう。この特徴からほかのシコンノボタンより見分け方が簡単な品種です。

オータム・カーニバル

リトル・エンジェルの枝変わり品種であり、花の色が開花後に変化します。また、葉の縁などに白い班が入ることが特徴です。リトル・エンジェルと見た目が似ていますが、葉の模様から見分けることが可能です。

まとめ

中南米原産のシコンノボタンは鮮やかな紫色の花が目を引く常緑低木です。原種は大型の植物ですが、コートダジュールのような小型の品種や、色合いが異なる品種なども存在します。病気にも強く日本の気候でも育てやすいため、栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

TAKUMI
ライター

TAKUMI

生き物や観葉植物と暮らしています。

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