シコンノボタンとは
シコンノボタン(紫紺野牡丹)はブラジルなどの中南米を原産とする常緑低木です。日本国内でも栽培されており、夏から晩秋にかけて10cm程度の鮮やかな紫色の花を咲かせます。樹高は1~3mほどで、最大5mにまで成長する大型の植物です。
基本情報
種名 | シコンノボタン |
学名 | Tibouchina urvilleana |
科名・属名 | ノボタン科・シコンノボタン属 |
英名 | Gliry bush Princess flower |
別名 | スパイダーフラワー |
原産国 | 中南米 |
開花時期 | 7~11月 |
シコンノボタンの特徴
鮮やかな見た目と、丈夫で比較的育てやすいことから、シコンノボタンは日本でもよく栽培されています。ほかの花が少なくなる秋から冬にかけても開花するため、栽培だけでなく観賞の楽しみも多い植物といえます。ここではシコンノボタンの花や葉の特徴、いくつかの品種やその見分け方などを紹介します。
花の特徴
シコンノボタンの花は鮮やかな紫色で、開花後の花の大きさは7~10cm程度です。また、一日花ですが花つきがよく、次々と花を開花させるという特徴を持ちます。品種によっては薄い紫色のものや、開花後に濃い桃色に色が変化するものもあります。特徴的な雄しべの見た目が蜘蛛の足に見えることから、スパイダーフラワーとも呼ばれています。
葉の特徴
5~11cm程度の対生の葉を持ち、全体的に密に白い毛が生えているのが特徴です。一般的に葉の表側は緑色、裏側は緑白色で、品種によっては葉の縁などに白い班が見られます。また、冬場の屋外など気温が低い場所で栽培する場合は葉が紅葉することがあり、日本国内では紅葉後の葉が落葉することが確認されています。
シコンノボタンの花言葉
シコンノボタンには「平静」「落ち着き」「自然」「ひたむきな愛情」「謙虚な輝き」などの花言葉がつけられています。リラックス効果があるとされる紫色の見た目が由来です。また「謙虚な輝き」は、英名の「Glory bush」が由来の花言葉です。
出典:写真AC