トチノキ(栃の木)とは?樹木としての特徴・利用法や育て方をご紹介!

トチノキ(栃の木)とは?樹木としての特徴・利用法や育て方をご紹介!

トチノキは北海道から九州まで、日本各地の山地帯の谷筋などに広く見られ、古くは縄文時代より食用や木材として利用されてきました。古来から人間の暮らしとともにあったトチノキについて、その特徴や利用方法、育て方などについて解説します。

記事の目次

  1. 1.トチノキってどんな樹木?
  2. 2.トチノキの特徴
  3. 3.トチノキの育て方
  4. 4.トチノキの利用法
  5. 5.まとめ

トチノキの育て方

ガーデニングの画像
Photo bywalkersalmanac

特徴的な葉や花が美しいトチノキは庭木や街路樹としても人気がある樹木です。ここではトチノキの育て方について詳しく解説していきます。

①栽培環境

日当たりがよく適度に湿った場所へ植える

日当たりの良い庭の画像
Photo by sayo-ts

トチノキは乾燥した場所が苦手なことから、適度な湿り気がある日当たりのよい場所を選んで植えましょう。植え付けの時期は休眠期である11月頃か春先の3月頃が適しています。植穴は大きめに掘り、腐葉土や堆肥をたっぷりと入れて植え付けることが大切です。成長は比較的早いので生育環境がよければどんどん大きくなります。なお、鉢植えにして盆栽のように仕立てて楽しめます。

②肥料

冬と夏に鶏糞や堆肥を与える

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肥料は年2回、冬と夏に鶏糞や堆肥などを施します。基本的にあまり肥料を要求しない樹木なので、過剰にならないように生育状況をみながら肥料を与えましょう。

③水やり

乾燥させないために水やりが大切

水やりの画像
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トチノキは乾燥に弱いことから、地面が極端に乾燥しているようなら水やりをします。木材チップやおがくず、もみ殻などの有機物で株元を厚くマルチングし、保湿するのも効果的です。

④剪定

剪定は自然樹形を活かして

剪定の画像
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トチノキは混みあってきた枝を整理する程度で、積極的に剪定を行わなくても、自然に樹形が整います。自然にできた樹形が美しいので、自然樹形を活かして育てるのがおすすめです。

⑤病害虫

病害虫の被害は少ない

消毒の画像
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トチノキは基本的にあまり目立った病害虫は見られず育てやすい樹木です。たまにクスサンなどの毛虫がつくことがありますが、手で捕殺するか、多い場合は農薬の散布で対処します。

次のページからはトチノキの利用方法について解説していきます。

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トチノキの利用法

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